2月になると各地で「梅まつり」が開催されます。これまで、野鳥見たさに巡っていました。そのうち、徐々に「花を見ること自体」が楽しくなり、今ではすっかりわたしの年中行事になっています。そこで、これから増ます楽しくなるように「花巡り」のカテゴリーを作ってみました。
1,2,3月と「梅まつり」巡りが続いています。
3月06日 高尾梅郷
2月26日 小田原・曽我梅林
2月21日 京王・百草園
2月19日 あきる野市・都立小峰公園
2月14日 羽根木公園・せたがや
2月05日 府中市郷土の森公園
1月31日 調布市・神代植物公園
3月6日「高尾梅郷」梅まつり巡りを読んでみてください。思っていた以上に距離が長く、時間がかかったので途中の「湯の花梅林」で切り上げたことを書いています。今日(3月9日、土曜日)はその続きを。その先にある梅林巡りのために、再び高尾山口駅に向かいました。
京王線・中河原駅から高尾山口行に乗り25分、駅に着いてから徒歩10分、出発点「高尾梅郷遊歩道」に到着しました。
高尾梅林マップで場所を確認します。「荒井梅林」→「するさし梅林」→「木下沢梅林」→「小仏梅林」の順で巡ることにします。
遊歩道を縄張りとするジョウビタキ君がいました。今季、会うのは何回目か。いつもここに居るけど、すこし先の関所梅林に、かわいいお嬢さんがいることを知っているのかな?
途中までは先週と同じ順路を歩きます。一番見事だった駒木野公園の梅、相変わらずの見事さでした。
ここからしばらく林道を歩きます。足元に「わびさび好き」にはたまらない情景が。
良い塩梅に朽ちています。
天神梅林の手前、開けた場所に出ました。下は先週のどんよりした曇り空。青空の方が断然良いでしょう。
(▼3月6日の日記より)
「荒井梅林」に向かうため、右に曲がり旧甲州街道を渡り、ゆるやかな坂道を上がっていきます。脇にJR中央本線の線路が走っていました。撮り鉄ならきっと、左端の梅と電車を上手く配置した構図を狙うのでしょう。
荒井梅林に着きました。ところが、ロープが張られていて、関係者以外立ち入り禁止の警告が。理由はわかりませんが、この書き入れ時に何しているのだか・・・。
かわいいメジロだけ撮って引き返すことにしました。
引き返す途中、「富士見台」という案内板を見つけました。富士見台というからには富士山がばっちり見えるのでしょう。せっかっく、ここまで来たので寄ってみることに。
トンネルをくぐって、えっちら、こっちら。
上がったり、下ったり。圏央道を猛スピードで走る自動車と、金網一枚隔てただけの同じ高さ、目線で歩けるのは貴重な体験かも。
ーに、しても。どこまで歩くんだろう。おやおや、ここから階段を降りてトンネルをくぐるようです。おそらくそこから山を登っていくのでしょう。とんでもなく時間がかかりそう。諦めて帰ることにしました。往復30分のロスは痛い。(所用時間とか距離とか明記しておいてほしいなあ)行政の皆さん、心の声です。
旧甲州街道に戻り真っ直ぐ歩いていきます。圏央道が梅林を縫うように走っていて、ちょくちょく視界に入ってきます。「自然風景を台無しにして無粋」とみるか「自然風景と文明との共存が見事」とみるかは人それぞれ。わたしは、やや前者寄りかな。
「高尾梅の郷まちの広場」に着きました。今日と明日はイベント開催日のようで、よさこい踊りや出店であちこち賑わっています。さすがに仮設トイレが設置されていて、ゆっくり用を足すことができました。下は先週、多くの撮影者を集めていた紅梅。今週もひっきりなしに囲まれていました。
「湯の花梅林」を通り過ぎました。先週巡ったのはここまで。さあ、未踏の領域「するはし梅林」に到着です。やや広めの会場に、白梅が見頃を迎えていました。
紅梅が一本でもあると、紅白の対比が鮮明になって、
撮影会の輪が大きくなります。
つぎの「木下沢梅林」へ。沿道に咲いている菜の花にテントウムシがいました。見るのは今年初めて。
沿道の風景がぐっと山深くなりました。
東京を歩いているとは思えない雰囲気。
高尾山の登山口もありました。今度、こっちから登ってみよう。
ギリギリ・・・絶対、ここの運転手にはなれません(汗)
ようやく「木下沢梅林」に到着しました。「こげさわ」と読むようです。
山の傾斜を利用した園内に、梅が密度の濃い配置で植えられています。羽根木公園を激しくした感じです。
こういうほうのが、だだっ広い園内にポツンポツンという感じよりも気分が高揚してくるのは、わたしだけじゃないはず。
高い所にあるので、開放感が最高です。
やっぱり、紅白が交互に咲いていると写真が映えます。
あしゅら男爵!?
園内から見える山の表情が真っ二つに割れていて、マジンガーZの「あしゅら男爵」を連想してしまいました。懐かしい(笑)
あー、疲れた・・・。ここにきて残念な問題が。野鳥を追ったり、途中回り道があったりして、梅林巡りも出発からすでに3時間超。残念なことに、ここで疲労困憊となりました。この状態で続行しても、朦朧とした思い出が残るだけ。なので、この先にある「小仏梅林」へはまた来週巡ることにします。来週になっても、梅花は残っているかと。
帰り道、遊歩道でジョウビタキ君と再会しました。枝の先に止まった瞬間を撮ったら、梅花との位置関係がまるで花札のような構図で撮れました。「傑作が撮れた!」と喜んでいたのも束の間、よく確認したら「逆光」になっていました。逆光ー、人類の科学の進歩は目覚ましいものがあるのに、いつになったら太陽の位置という単純な問題を解決できるのでしょうか?カメラ業界さんには何とかしてほしいものです。また、来週、会えるといいね!