2月になると各地で「梅まつり」が開催されます。これまで、野鳥見たさに巡っていました。そのうち、徐々に「花を見ること自体」が楽しくなり、今ではすっかりわたしの年中行事になっています。そこで、これから増ます楽しくなるように「花巡り」のカテゴリーを作ってみました。
今日(2月12日、月曜日)は昨年に続き、東京都世田谷区・羽根木公園でやっている「せたがや梅まつり」へ。「羽根木公園 梅まつり」ではなく「せたがや」を名乗っているところに区の矜持がみられます。京王線・中河原駅から各駅、特急と乗り継ぎ明大前駅で降りました。ここから、歩いて南下していき公園に向かいます。
羽根木公園に到着しました。青天の三連休最終日だけあってか、園内は昨年の何倍もの観梅客がいて、名所によっては通路に渋滞ができるほどごった返しています。まあ、祭りはこうでなくては。多少騒々しいぐらいが良いんですよ。
園内は小高い丘になっています。わたしはこの町で生まれ育ったのですが、子どものころはみんな「根津山」と呼んでいました。標高44m程度ですけど(笑)
「府中市郷土の森公園」「神代植物公園」ではあまり見られない、あるいは、まったく見られない品種を中心に撮影していきます。
「玉垣しだれ」
まだポツン、ポツンな「長谷川絞り」
「大湊」
「養老」
あの梅干しで有名なやつ?「南高」
可憐な、という言葉がぴったりな「古金欄」
「茶青梅」
やっぱりどこもこの品種が最大勢力のようです「白加賀」
これは華やかですねー、「道知辺」
淡紅色が好きなのですよ「蓮久」
そして、一番迫力があり目を引いたのが、こちら
花びらがぎっしり
なんという品種か?・・・「不明」(笑)すごいやつだ、ノーブランドでブランド品種をなぎ倒していきやがる。あ、もしかして「不明」という名のブランドかも。残念なのが、やや人通りが少ない裏手の通路に咲いているところ。もっと梅林の真ん中に咲いていれば集客すること間違いなしでしょうよ。
2月も3週目に入り、だいぶ咲いてきました。これから、各所で見頃になるでしょう。梅まつり巡りのトリは、今年も「小田原・曽我梅林めぐり」と考えています。それまで、近隣を全力疾走で駆け巡りたいと思います。
さて、一段落ついたところで、次に「野鳥探し(幸せ探し)」を。甘い梅花の香りに誘われて、たくさんの野鳥たちが姿を現しました。今季よく見かける「カワラヒワ」。草蔭でヒョイヒョイ地面から実をついばんでいました。
ここにも、たくさんいました「ツグミ」。
これだけひしめき合っていると、縄張りが狭くなってしまうのでは?余計なお世話かな。
視線を上げれば、あんなに美しい世界(花)が見れるのに、ひたすら土煙を見つめているかわいそうな一生。・・・余計なお世話かな。
かわいいと愛でるのは体が大きすぎるし、せっかくメジロが来たのに追い払うし、どこにでも見られるのでまったく希少性がないし、ギャースカ鳴き声がうるさいし、で野鳥好きからカラスやムクドリのように扱われるヒヨドリ。でも、最近になってそのかわいらしさがわかるようになりました。
つぶらな瞳がけっこうかわいいかも❤ です。
これ、これ!この場面こそ梅まつり最大の見せ場。梅花をついばむメジたん。
見ているだけで幸せな気分になります。
ついばみながら、短い時間でだいぶ花を散らしました。よく、木の根元に花びらが散らばっている場面を見ます。その犯人は、けっこうな割合でメジロかもしれません。
一ヵ所、通路がすごい渋滞になっていました。自分が先頭になって納得。「富士山」のてっぺんが顔を出していたのです。みなさん、なんとか梅花と一緒に画面に収めたくて苦心していました。わたしも挑戦してみましたが、けっこう難しい。後ろに並んでいる人に迷惑かけれないんで、このへんでカシャっと。
さあ、来週はどこを巡ろうかなあ~