ちょっと空を見上げるだけで
すこし耳を傾けるだけで気づく
豊かな世界「野鳥の世界」
それに気づいて生きるのと
気づかないで生きるのとでは
まるで豊かさの違う
人生になりそうです
パワースポット巡りをしていると、よく野鳥を見かけます。最初はおまけとして撮っていましたが、思い入れが日増しに強くなっていき、ついにカテゴリーを設けることにしました。
野鳥の生態はど素人、愛機はもうすぐにでも寿命が尽き果てそうなボロボロのデジカメ・・・。そんな低装備なわたくしですが、「かわいい野鳥を見たい」の一心だけで全国を探索していきます。実際の野鳥は、われわれ人間などには、はるかに及ばない過酷な一生をおくっているのですけどね・・・。
まあ、いいじゃないですか。かわいい野鳥を探して見つけることができれば、かわいいものを見たときに溢れる「幸せ脳内物質」に満たされ、幸せな日常をおくれるのですから。
そう、「野鳥」探しは「幸せ」探しに他ならないのです。「毎日が楽しくない、幸せを感じられない」という人には、ぜひオススメします!
朝起きると、今日も青天の野鳥探し日和(9日、土曜日)。そそくさと着替えて家を飛び出しました。今日の目的地は「大塚東公園」です。「七生丘陵散策路 東回り」「浅川」につぐ第3の「聖地」になります・・・おっとと、まだまだ聖地認定は早いか。もっともっと野鳥を見せてくれないと。昨季は空振りだったので。準聖地認定とか聖地候補第1位とかにとどめておきますか。さて、今季はどうかな?
まずは、いつものように府中四谷橋を渡っていきます。「こっちの世界(人間界)とあっちの世界(野鳥界)を結ぶ一本の橋」のようで、歩いていくと「こっち側からあっち側に渡っていく」まるでジブリ作品の中にいる感覚になります。
あっちの世界にたどり着きました。「一ノ宮交差点」です。今日は向かって左、車が並んでいる大通・野猿街道を進んでいきます。右に見えるゆるやかな坂になっている小道は聖地・七生丘陵散策路東回りに通じる小道です。
宝蔵橋を渡ります。流れるのは大栗川。あとで散策するので、ここではチラ見程度で。
鮮やかな紅葉。それでも、ちょっと遅かったかな。
野性のタヌキと会ったドラッグストアの裏地。今日はいないか、ま、そうそう居るもんじゃないですからね。
(▼22年4月17日の日記より)
ここで一息つきましょう。中和田公園にあるトイレです。家を出てちょうど用を足したくなるころにある便利なやつです。
一息ついたあと、中和田橋で大栗川を望みます。昨季はこの眼下でカワセミを見ました。今季はどうか?
うーん、居ないみたいだなあ。程久保川に続いて金星なるか?と期待していたのですが。
野猿街道に戻りました。並行して右側に広がる雑木林。「七生丘陵散策路 西回り」です。こういう位置関係を歩いています。
横倉橋を過ぎると、サギが集まっていました。エサとなる小魚がいるのでしょう。突然、キキッ!キキッ!と金属音が響きました。反対側の歩道を高齢者が古い自転車で走っています。あのブレーキ音かな、と思いました。でも、聞こえてくる出所が違うようです。出所っぽい対面の茂みを見やると・・・んん!?あ、宝石カワセミだ!昨季見たカワセミと同じやつなのか確証はありません。でも、ほぼ同じ場所にいるので、同じやつだとみていいかなと。おれのこと覚えてる~、元気にしてたあ~
あっち見て、こっち見て、ドボン!を繰り返しています。大きいサギに対抗して懸命の飛び込みを連発。
でも、キャッチとはならずしょんぼり気味に。そういう表情がこれまたかわいい❤
それでもあきらめずドボン!っと。ここで気づくことがありました。カワセミの特徴である裏側(背中)の青い金属色は自然界でも目立ちます。でも、表側(お腹)はオレンジ色というか茶系なので案外、枯草にまぎれて発見しづらいのです。保護色として、わざわざこの色を選択したのかもしれません。生物の不思議ですね。
カワセミが見れて今日はもういいかと緩んだ気持ちを引き締め、野猿街道から多摩モノレール通りへ。途中、パワースポット・大塚神明社のイチョウの前を通りました。青と黄だけで構成される絵葉書のような一枚が撮れました。ここを通ると公園まであと少しです。
さあ、着きました。聖地になりたいんだろ?聖地認定してほしいんだろ?だったら野鳥をたくさん見せてくれよ~、さあこい~
うーん、いないなあ。いませんね。顔をチラッと見せてくれたシジュウカラ。そんな恥ずかしがらず、もっと近くにくればいいのに。
♪トントントンっと木を叩く音が聞こえたので、コゲラがいると思ったらメジロでした。この時期、このような行動をよく見ます。にしても、ここ2年ぐらい見る機会が減ったような気がします。ちょっと心配ですね。
歩道橋を渡って鹿島緑地へ。
メジロをよく見かけたこの辺り。居ない。
シジュウカラをよく見かけたこの辺り。やっぱり居ないなあ。
最後の砦、遊歩道の最終点、この辺りは野鳥王国になっていたはず。・・・しかし、とても残念なものを見てしまいました。団地の拡張工事で軒並み伐採されて雑木林がスカスカになっています。これじゃあ野鳥たちは寄りつかないでしょう・・・
奥もかなり伐採されてスカスカになっていました。工事はまだまだ続いていきそうです。失われていく野鳥たちの棲家・・・。団地の敷地だけに、わたしがどうこう言える立場ではありませんが、扱いがちょっと寂しいですなあ・・・
最後に残念なものを見ましたが、大塚東公園だけはなんとか残ってほしいものです。ここの魅力を発信し続けることによって、微力ながらその抑止力になれれば嬉しいです。