ちょっと空を見上げるだけで
すこし耳を傾けるだけで気づく
豊かな世界「野鳥の世界」
それに気づいて生きるのと
気づかないで生きるのとでは
まるで豊かさの違う
人生になりそうです
パワースポット巡りをしていると、よく野鳥を見かけます。最初はおまけとして撮っていましたが、思い入れが日増しに強くなっていき、ついにカテゴリーを設けることにしました。
野鳥の生態はど素人、愛機はもうすぐにでも寿命が尽き果てそうなボロボロのデジカメ・・・。そんな低装備なわたくしですが、「かわいい野鳥を見たい」の一心だけで全国を探索していきます。実際の野鳥は、われわれ人間などには、はるかに及ばない過酷な一生をおくっているのですけどね・・・。
まあ、いいじゃないですか。かわいい野鳥を探して見つけることができれば、かわいいものを見たときに溢れる「幸せ脳内物質」に満たされ、幸せな日常をおくれるのですから。
そう、「野鳥」探しは「幸せ」探しに他ならないのです。「毎日が楽しくない、幸せを感じられない」という人には、ぜひオススメします!
朝(29日、日曜日)起きて窓の外を見ると、風は冷たいようですが見事な青空が。こんな日は野鳥探しをやるに限ります。そこで、今季まだ巡っていない「大塚東公園」に徒歩で向かうことにしました。
まずは自宅を出て府中四谷橋を渡ります。
右手には「七生丘陵東コース」、
先に「平山城址公園」が見えます。
でも今日は大塚東公園なので真っすぐ進み、野猿街道を歩いていきます。正面に建っている帝京大学が目印です。
街道を歩いていると、わたしの少し前をハクセキレイがチョコマカ、チョコマカ。まるで先導してくれているかのようです。ありがとう。
街道の右側少し入ったところに、こんな場所を見つけました。「和田緑地」だそうです。野鳥ちゃんたちはいるかな?寄り道してみます。
土地はそんな広くないけど、コナラが立ち並ぶ、典型的な多摩の美しい自然環境のようです。
こんな悲しい貼り紙も。「ナラ枯れ」・・・キクイムシという昆虫が媒介する病原菌が原因と聞きます。人災ではなく、昆虫が相手だと対応は難しいでしょう。和田緑地の会という団体があるんですね。頭が下がります。
この緑地は完全なヒヨドリの天下になっていました。こうなると、かわいい系の野鳥たちは来られないかなと。残念です。まあ、ヒヨドリに罪はないんですけどね。
街道に戻ります。家を出て30分以上経ち、用を足したくなりました。ちょうど、そんなときお誂え向きのトイレがあるのです。街道を左に曲がり中和田橋公園へ。以前、同じ経路を歩いていたときに見つけました。
用を足した後、街道へは戻らずその前を流れる大栗川沿いを歩いてみることにしました。中和田橋を渡り、ふと川面に目をやるとー、
ん?・・・枯れた色合いになった冬の河川敷に、オーパーツのように違和感ありありの金属色した存在が・・・
ええーっ!?あれは、まさかの・・・
宝石カワセミ!!
こっちに気づくと一目散に飛んでいき、あっという間にどこか彼方へ。ほんの短い時間でしたが、アポなしでこんな大物に会えたことに大興奮です。そこから100メートルほど歩いたでしょうか。ふと視線を落とすと、その先にー、
ああーっ!
すごーい!さっきのカワセミがここにいた!メジロもジョウビタキもシジュウカラもエナガも出会ったとき高揚しますが、カワセミと出会ったときの高揚感には特別なものがあります。老若男女問わず美しいと感じる色彩美の極致にいる野鳥だと思います。なんか、今日はもうこれでいいような気分になりました。
大栗川の反対側に視線をやると、シジュウカラが樹木の枝をさかんに突っついていました。しばらく撮影を試みましたが、結局、顔を向けてくれず。残念。
アンテナの上で、スぺスぺ鳴いているやつはー、逆光でこちらも残念。
大塚宮田公園です。ヒヨドリなんかの鳴き声が聞こえてくるものの、野鳥の姿は見えず。
野猿街道に戻ろうかと宮田橋を渡ると、ススキの先にまたまた青く光る物体を目撃。三度のカワセミか!と興奮して撮影するとー、青い空き缶でした・・・バカヤロウ!もっと自然を大切にしなさい(苦笑)
野猿街道に戻って食事をとり、しばらく休憩を。一段落し、元気が回復したので再出発します。ふと、信号待ちしていて斜め後ろに目をやると、そこには鳴き声ひとつあげず、じっと遠くを見つめるモズの姿が。
どこを見ているんだろう。獲物がいるのかな?
モズ<どこを見ているのかって?希望の明日を見ているのさっ
堰場東交差点を左に曲がり、ゆるやかな坂を上がっていきます。途中、パワースポット「大塚神明社のイチョウ」の前を通りました。さすがの「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンとくる痛み」を放っております。ここまで来れば、大塚東公園までもうすぐだ。
さあ着きました。でも、残念なことに鳴き声がほとんど聞こえません。
橋を渡り鹿島緑地の方へ。こっちはどうだ?
なかなかいませんねえ~、ひょっこり顔を出したシジュウカラをパシャ。今日はこれまで顔を写せなかったので、してやったり。
眼下に2本の白い柱が見えました。あれが、先ほど渡ってきた府中四谷橋です。けっこう歩いてきたと思っていたのに、こうして見るとけっこう近くに見えるんですね。
突き当りまで来ました。雑木林から、ものすごい数の野鳥の鳴き声が聞こえてきます。しかし姿は見られず。今日はここまでにしておきましょう。
帰りはさすがに疲れたので多摩モノレールに乗って。高幡不動駅経由で帰ることにしました。カワセミに出会えただけで満足いっぱいの1日になりました。良かった、良かった~