朝(14日・土曜日)、ちょっと早めに目を覚ますと、空には青空がのぞき、暑くもなく寒くもない気温で最高の秋日和。こういう日は高尾山に登りたくなります。前回登ったのが5月でした(6月6日の日記より)。さすがに7,8月は暑すぎ避けていたので、そろそろ登りたくなりウズウズしていたところでした。この機会を逃さないよう、パッパッと着替えをすまし、京王線に飛び乗りました。
京王線・高尾山口駅で降りると、駅前は登山客でごった返していました。みんな考えることは同じようです。
山道口に着きました。びっくりしたことに、この辺りですでに「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンとくる痛み」が充満していました。こんな現象はあんまり無いことです。なにか、わたしを強い意志でもって呼び込もうしている、そんな不思議な力を感じました。もしかすると、これまで会ったことのないパワースポットとご対面があるかもしれません。
期待をして、第1号路を登っていきます。
第一関門であり、最もキツい最難関門でもある曲がり角にきました。ここはパワースポットになっているので、しばらく留まりパワーを充電します。上空には、パワースポットに集まってきたのか、野鳥たちが群れになって大騒ぎしていました。鳴き声から判断すると、シジュウカラ、ヒヨドリ、コゲラ、ヤマガラがいるようです。葉っぱに遮られて姿まで見られず。もう少し時間がかかるようです。
金比羅台に寄ってみました。左端に見えるのが西武ライオンズの本拠地ベルーナ・ドームだとか。来季はもうちょっとがんばってください。雲がかかっていて、同じ関東有数の霊山・筑波山の姿は見られませんでした。
何かの獣のフンが。熊じゃないよねー!?
男坂と女坂の分かれ目にきました。いつもは、ゆるやかな女坂を選んでいますが、今日は勇気をもって男坂を選びました。男坂と女坂・・・危うい坂名ですね。いずれ、一部の勢力からクレームがついて「トランスジェンダー坂」「ジェンダーフリー坂」になるかもね(汗)
団子屋で腹ごしらえしようとしたのに、三福だんごも、天狗焼きも、黒ごまだんごも大行列でした。並ぶのは嫌なので素通りが続き、ようやく最後、十穀力だんごでありつくことができました。ここは、あんまり人気が無いようでいつも空いていて助かります・・・おっとシツレイ(汗)
薬王院の参拝を終え、奥の院へ向かう石段にきたとき、左右からかなり強力な痛みを感じました。これまで何度も通ってきましたが、ここで感じるのは初めて。どこからくるものなのか?キョロキョロっと。
まず感じたのは、左側にあったこちらでした。「高澤重太郎翁殊勲記念碑」です。高澤氏がどのような人物で、高尾山とどのように関わったのか、碑文からはわかりませんでした。もちろん功績のあった方なのでしょう。かなり強いです。
つぎに、その対面、石段を前にして右奥の茂みです。こちらも石碑がのぞいています。近くに寄ってみましょう。
うわー、こちらも強い。高尾山全体でも屈指の痛みを感じさせる石碑です。うっすらですが「石段手摺 鉄柵 建工記念碑」と読めます。確かに、奥の院に向かう石段には鉄製の手摺が建っています。急段なので手摺につかまらないとおぼつかない人も多いと思われます。石碑に建設作業員たちの魂が留まり、今なお参拝者たちの安全を見守っておられるのかも、そんな強い氣を感じる石碑です。
山道入口で感じた、あの呼び込まれるような氣はこちら二対の石碑だったに違いありません。良い縁ができました。これからは、ここを通るたびに手を合わせようと思います。
恒例の山道脇で見かけたお花たちー、
最も咲いていたのは、この白い花でした。
あじさいのようですが、季節が違うような。誰なんでしょう?
恒例の野鳥たちー、
♪ヴェー、ヴェー
かろうじて、葉っぱのすき間からとらえたヤマガラ。もう少し撮り慣れてきてから真剣勝負しようぜ。
さあ、山頂に着きました。
山頂を埋め尽くす人、人、人、人・・・
その顔にあふれる笑顔、笑顔、笑顔・・・
そこは、笑顔の人しかいない世界・・・
老若男女、国籍を問わず、みんな笑顔でいる様子を見ていると、こここそ、人類が目指す理想の楽園なのではないか?と思えてなりません。これが、他では見ることができない高尾山の魅力なのです。これを見るために、高尾山は何度も登ってしまうのですよ。
富士山の山頂が薄っすらと見えました。人間が畏敬の念をもって仰ぎ見る富士山、そんな人間たちをはるか遠いところから暖かい目で見守る富士山。良い関係です。
やっぱり来て良かった。いい休日がすごせましたー