ちょっと空を見上げるだけで
すこし耳を傾けるだけで気づく
豊かな世界「野鳥の世界」
それに気づいて生きるのと
気づかないで生きるのとでは
まるで豊かさの違う
人生になりそうです
パワースポット巡りをしていると、よく野鳥を見かけます。最初はおまけとして撮っていましたが、思い入れが日増しに強くなっていき、ついにカテゴリーを設けることにしました。
野鳥の生態はど素人、愛機はもうすぐにでも寿命が尽き果てそうなボロボロのデジカメ・・・。そんな低装備なわたくしですが、「かわいい野鳥を見たい」の一心だけで全国を探索していきます。実際の野鳥は、われわれ人間などには、はるかに及ばない過酷な一生をおくっているのですけどね・・・。
まあ、いいじゃないですか。かわいい野鳥を探して見つけることができれば、かわいいものを見たときに溢れる「幸せ脳内物質」に満たされ、幸せな日常をおくれるのですから。
そう、「野鳥」探しは「幸せ」探しに他ならないのです。「毎日が楽しくない、幸せを感じられない」という人には、ぜひオススメします!
「浅川」を、大和田橋から上流に向かって散策することにしました。今日は朝まで大雨でした。こういう天候の下で野鳥たちはどうしているのでしょう?出会うことはできるのでしょうか?
京王線・京王八王子駅から約20分、大和田橋に着きました。雨具を持参して、空の機嫌を見ながら歩いていきます。
うーん、野鳥の鳴き声、姿、まったく見られない。今日のような天候では、みんなお休みしているのかなあ・・・。
鳩の大群が!・・・こいつらを撮影してもしょうがないしなあ(しつれい)。
いつもは、どこにでもいるシジュウカラでさえ姿なし。出発してから、すでに1時間は経っています。まだ野鳥らしい鳥は撮れていません。
そんなボウズの危機を救ってくれたのがモズ。けっこう近くまで寄ってきて、撮影させてくれました。ありがとー。
雲が散っていき、山並みがはっきり見えてきました。これから、お日様がのぞくかも。そうなると状況が変わってきますね。
水鳥はいっぱいいるんですよ。石の上で、孤高のポーズをとっているカワウ。
<ふん!
その横に、突如、カモが集まってきてギャースカ、ギャースカ♪
とても、迷惑そうな表情のカワウ(笑)
<(・・・うるせーなー)
すでに1時間半が経過。ということは、当然、帰りもそれと同じだけの時間がかかるわけで、今日のところはここで引き返すことにしました。「浅川橋」「中野橋」を渡って対岸へ。対岸を歩いて「大和田橋」まで戻ります。
「清流を取りもどそう」ー中野橋に掲げられていた看板です。その通り!同感です。
結局、お日様は現れず。どんよりした曇り空が続きます。
もうすぐ「浅川大橋」のところまで来ました。大和田橋までは、小宮公園の帰りに探索した道になります。詳しくは2月9日の日記「『都立小宮公園』~『浅川』散策 野鳥探しとパワースポット巡り(887)」を読んでください。
ミノムシ。野鳥たちに見つからないで頑張ってます。
この河原に多く見られるカワラヒワの群れがいました。カワラヒワはあまり人を恐れていないようで、長い時間撮影させてくれるのですが、どうしてもピンボケのようになるのです。
ほら、うすぼんやり撮れているでしょう。はっきりしない淡い黒と茶色が、デジカメの調節を狂わすのかもしれません。
失意のまま、浅川大橋をくぐると、川面にしだれかかっている枝に、野鳥のような黒い塊がとまっているのを目にしました。ほとんど、反射的に撮影してみたところ・・・おおっ!これってもしかして・・・これってもしかすると・・・カワセミじゃない!?
これって、大逆転じゃないですか!?今までの苦労は、この瞬間の爆発のために用意された脚本なのではないか?そんな気にさせる瞬間でした。
惜しむらくは露出の調整。±0から±1/2ぐらいに明るくしておけば、もっと鮮明に撮れていたかもしれません。ま、いっか~
今日も最後にきてすばらしい出会いがあったので、充実した一日となりました。下は大和田橋付近で撮れた野鳥です。やっぱり、浅川は期待を裏切りません。浅川橋から向こうへもまた散策したいと思います。