パワースポット!
パワースポ ッター!!
パワースポッテスト!!!
より強いパワースポットを求めて全国を旅します!
パワースポットとは何か?
ウェブを見れば、それこそ風水師、占い師、スピリチュアル・カウンセラー、パワースポット・マニア・・・等、さまざまな立場の方が独自の定義をもっておられるようです。
このわたしも定義をもっていて、その定義は「与えられた限りある命を、精一杯生きていく上で、そのエネルギーを充電できる場所」というもの。具体的には、「こめかみ辺りに、キーンという痛みがくる場所」を指します。この感覚はわたし独自のものであり、ほかに聞いたことがないのですが、その能力にはかなり自信をもっているのです。
そんな(自称)第一級パワースポット鑑定士が「年間100ヵ所」を目指してパワースポット巡りをおこないます。
先日、所用があって埼玉県・草加駅に寄りました。草加といえば、関東の人間にとっては「草加せんべい」の町。「せんべい以外に何のイメージも無い」町でしょう(しつれい!)。しかし、駅周辺で感じたパワースポット痛(こめかみ辺りにキーンとくる痛み)や、全域案内図に記載されている観光事業を読むと、それだけではないパワースポットや観光地として魅力があるようです。じっくり時間をかけて巡ってみる価値がありそう・・・。そこで、今日(2日)の休日を利用して、あらためて草加に行ってみました。
府中本町駅からJR武蔵野線に乗り50分ほどかかって南越谷駅へ。そこから、徒歩30秒で向かい合う東京スカイツリーライン・新越谷駅に乗り換えます。パワースポット巡りでこの路線に乗るのはほんと久しぶり。「栗橋駅」で巡って以来でしょうか。
急行で一つ目の「草加駅」で降りました。まずは、東口にある案内図で昔と今のお勉強をします。
「今様・草加宿」
・・・なになに。「草加は日光街道第二の宿場として、往時から大勢の人々が行きかう、にぎわいに満ちた街でした」・・・「草加宿と日光街道の名所であった草加松原から綾瀬川公園までを一つの都市軸として捉え、市のシンボルとして再生していく『今様・草加宿』事業が進められている」・・・「歴史や文化、景観資源を活かし、にぎわいのあったかつての『草加宿』のようなまちづくりを行いたい」なるほど。「平成16年6月には、内閣府の地域再生計画の認定を受け、ハードとソフトの両面からまちづくりを推進しています」ほー。
国指定名勝「おくのほそ道の風景地 草加松原」
・・・なになに。「この指定名勝は、松尾芭蕉が弟子・河合曽良と『おくのほそ道』の旅で記した一群の名所、由来、来歴の地から成る一体の風致景観であり」おー。「この草加も後世の人々の風景観に影響を与えるものとして・・・指定されました」おおー。「草加松原」は、634本の松が植えられた綾瀬川沿いに延びる全長1.5kmの石畳の遊歩道として整備されている」へー、そうなんだ。これは、行かないとねー。
案内図とにらめっこして順路の決定です。歴史散策路(旧日光街道)を歩き、草加宿本陣跡を通って、札場河岸公園で一休みして、草加松原を歩けるところまで歩くことにします。・・・と、その前に。反対側の西口すぐのところに「草加神社」が鎮座しているようなので、そこへごあいさつを。社名といい、場所といい、おそらく草加駅周辺の守護神様だと思われます。長年の経験から、パワースポット巡りをやるときは、このあいさつが肝心なのですよ。
西口に一歩出ると、そこはもう「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンとくる痛み」でいっぱいでした。草加神社から放たれているとしたら、かなりのパワースポットになります。はたしてどうか?
5分ほどで到着しました。きますねー。七五三で来た子供たちと、手前の児童公園で遊んでいる子供たちの歓声で、境内はとても明るく楽しそうな雰囲気に満ちています。良い雰囲気です。「今日の草加パワースポット巡りが成功しますように、よろしくお願いします」と頭を下げてから、ぱんぱん!としました。
パワースポット(864)「草加神社」
さあ、東口に戻って、歴史散策路を歩いていきます。ここは旧日光街道だったとか。てくてくー。
「草加宿 大川本陣跡」
パワースポット痛みがぶわっときました。やっぱりきたか。「池鯉鮒本陣跡」がそうでした。愛知県知立市にある東海道39番目の宿場です。近くの「知立神社」が「全国でも最強級のパワースポット」でしたので、あそこも相当に強くきました。今後は本陣跡がパワースポットの鍵になるかもしれません。
「草加宿 清水本陣跡」
少し歩いた先に、もう一か所ありました。こちらもきてます。奥はマンションなので、住人たちは暮らしながらパワーを充電できるというわけですな。うらやましい。
「おせん茶屋公園」
さらに、そのちょっと歩いた先に、「超強力パワースポット」がありました。
とくに木造の「おせん茶屋」からきています。
「おせん」」とは草加せんべいの伝説上の創始者だそうです。その女性にちなんで、昭和62年に完成された茶屋だとか。この場所の変遷は草加町役場、警察派出所、児童公園だといいます。どれもパワースポットの発信源となる根拠は薄いものばかりです。だとしたら、「この超強力なパワーは、子孫たちのまちづくり事業に感銘して支援してやろうと、おせんさんの魂がここにやってきてパワーを振りまいている」としか考えられないでしょう。おせんさんが実在の人物かどうかわかりません、でもそう考えるほうが辻褄があうってもんですよ。少なくとも、わたしはそう信じています。
ここに来られただけでも、今日、草加に来たかいがありました。「おせんさん、これからもまちづくり事業への支援よろしくお願いします」と手を合わせました。
その先には、ちょっとした賑わいがありました。「草加宿 今様本陣」というお店が開店したようです。演奏会があったり、関係者たちで玄関口がごった返していて、店内を伺うことはできませんでした。残念。でも、開店の日に立ち会えたのは誇らしいことですよね。
「札場河岸公園」
大通り、橋を渡って公園へ。少し休憩をすることにしました。ここもきてますね。
とくに売店のこっち側から強くきているようです。
園内に、松尾芭蕉像が建っていました。ここから、奥の細道へ長旅が始まったのですね。俳句も詩歌という分野に入るので、詩人にとって同じ分野の大先輩にあたる方。「わたしも旅を続けながら(パワースポット巡りの旅ですけど)、作品を書いていきます。暖かい目で、ときには厳しい目で見守りください」と手を合わせました。
ここから、国指定名勝「おくのほそ道風景地 草加松原」を歩いていきます。不思議なことに、ずうっと美しい蝶がわたしを先導するかのように舞っていました。もしかすると、芭蕉大先輩の魂がこの姿になって、わたしを案内してくれているのかも。だとしたら、ありがたいことです。
突如、目を見張るような巨大な橋がドーンと。「矢立橋」だそうです。
ああ、良い眺めー。傾斜がキツくて腰にきますが、高いところから見渡す風景は気持ち良いものがあります。
途中、ぶわっと痛みがくる箇所がありました。綾瀬川の向こう岸には「綾瀬川公園」が広がっています。もしかすると、そっちからくるものなのかも。次の機会に、公園も巡ってみましょう。
ずううっと松並木が続いていきます。隣の駅「獨協大学前」まで来たので、今日のところはここまでにしておきました。ぜひ、次回は完全踏破を目指してがんばります。
パワースポット(865)「今様・草加宿・おくのほそ道風景地」
この順路外にもパワースポットがありましたので紹介します。「明治天皇草加行在所」です。明治天皇の立ち寄った先は、どこもパワースポットになっているのですが、ご多分に漏れず、こちらもそうでした。強い信念と存在感があった方なのがうかがい知れます。
パワースポット(866)「明治天皇行在所」
いたる所にある「草加せんべい」のモニュメント
草加といえば、やっぱり草加せんべい。旧日光街道には老舗の店構えをしたせんべい屋が何軒もありました。やっぱり、コンビニ、スーパーで売られている普通のせんべいとは違うのかな?ソフトサラダとハッピーターンしか、せんべい類は食べてこなかったわたしに味の格の違いがわかりますやら(苦笑)
また、こんなものも。駅近くの公園でカブトのメスの死骸が。まだ死んで間もない感じがします。ざっと見渡したところ、雑木林のような住処になる土地は無いようですが、どこかに自然が残っているのでしょう。ちょっとびっくり。
草加、期待していた以上にすばらしい町でした。