パワースポット!
パワースポ ッター!!
パワースポッテスト!!!
より強いパワースポットを求めて全国を旅します!
パワースポットとは何か?
ウェブを見れば、それこそ風水師、占い師、スピリチュアル・カウンセラー、パワースポット・マニア・・・等、さまざまな立場の方が独自の定義をもっておられるようです。
このわたしも定義をもっていて、その定義は「与えられた限りある命を、精一杯生きていく上で、そのエネルギーを充電できる場所」というもの。具体的には、「こめかみ辺りに、キーンという痛みがくる場所」を指します。この感覚はわたし独自のものであり、ほかに聞いたことがないのですが、その能力にはかなり自信をもっているのです。
そんな(自称)第一級パワースポット鑑定士が「年間100ヵ所」を目指してパワースポット巡りをおこないます。
先週、草加を巡っていたく感動してしまいました。考えてみると、長年、東京の西に住んできたわたしにとって、真上に位置するとはいえ、反対側の埼玉の東はほとんど足を踏み入れたことがありません。草加市、越谷市、吉川市、八潮市、三郷市、春日部市辺りです。もしかすると、わたしの知らない魅力的なパワースポットがあるのかも・・・
そこで、今週も(10日)その周辺を巡ろうと考えて「越谷」に目的を絞りました。というのも、前から巡ってみたい神社があったからです。もう20年以上前になりますが、まだパワースポットに興味が無かった頃(というか、そういう言葉さえ知らなかった頃)、「霊験あらたかな神社」だからと、叔母から「久伊豆(ひさいず)神社」の厄除けの札をもらいました。当時はあまり興味が無かったので、今にしてみれば、そうとう粗末に扱っていました。ただ、「この神社の霊力は、他の神社とは比べ物にならない」ような話しを覚えています。そんな叔母も数年前に亡くなりました。供養らしいことを何一つしていなかったので、せめてお札のお礼を込めて巡ってみたいと思ったのです。
さあ、京王線・中河原駅→JR南武線・分倍河原駅→JR武蔵野線・府中本町駅→東京スカイツリーライン・新越谷駅と乗り継いで越谷駅へ向かいます。
約1時間で到着しました。越谷駅です。まずは東口の周辺案内図で場所を確認します。えーと・・・久伊豆神社は?・・・あれ、ないぞ・・・???
・・・あった!地図の一番したに小さい文字でかろうじてありました(笑)けっこう遠いのかも。そこで順路を決定。市役所前中央通りから新平和橋を渡り、途中にある「新明神社」「香取神社」でご挨拶をした後、久伊豆神社へ向かうことにしました。さあ、出発だ~。
中央通りを真っすぐ歩いて新平和橋に来ました。橋から見渡す「東京葛西用水路」と「元荒川」です。
残念なのが今日の天気、小雨がぱらつく生憎のどんよりした曇り空に、景観の美しさが今一つ伝わってきません。青空だったら、さぞかし映えた眺めなんでしょう。
橋を渡って、最初の目的地に着きました。新明神社です。駐車場の一角に鎮座している小さな神社ですが、「こめかみ辺りにキーンとくるパワースポット特有の痛み」がきています。まずはご挨拶を。「今日のパワースポット巡りが成功しますように」ぱんぱん!っと。
パワースポット(867)「新明神社」
その真向いに鎮座する「香取神社」へ。予想以上に広い境内に「東越谷総鎮守」という高い格式がわかります。
鳥居をくぐり、こちらの摂社の前を通るところで、急激に痛みがきました。「おう、まずはおれたちに挨拶していけや」と言われているのでしょうか。ぱんぱん!っと。
コンクリート打ちっぱなし!グレーの珍しい色をした拝殿だな、と近づいてみたらコンクリート製でした。モダン建築な拝殿に、ぱんぱん!
この辺りでとくに強くきます。
・・・ふむふむ。区画整理で今はこの場所にありますが、そもそもは元荒川の東側にあり、「東の香取神社、西の久伊豆神社」だったそうです。セーヌ川をはさんで「左岸のエルメス、右岸のアルニス」という言い方があります。それに倣って言えば「元荒川のアルニス」かな(笑)
パワースポット(868)「香取神社」
元荒川沿いをしばらく歩いて到着しました。久伊豆神社です。駅から30分程かかりました。過去、とんでもなく歩かされた神社があったので、これぐらいならそうたいした距離ではないですね。すっかり忘れていたのが、今は七五三の時期だということ。境内に向かう家族連れで車がひっきりなしに走っていて、ひやひやしました。
長い長い参道を歩いていきます。やんわりときています。
参道が長いと、期待が高まっていく効果があります。左側には「越谷アリタキ植物園」という植物園が広がっていました。アリタキという不思議な園名は、土地を寄贈された植物学者の故「有瀧」龍雄氏にちなんだとのこと。次の機会に寄ってみましょう。
境内に近づく第二鳥居をくぐると、急激に強さが増しました。わくわく~。
左手にけっこう強くくる神社がありました。「埼玉稲荷神社」です。まるで、境内に入る資格があるかどうか見張っている門番のようです。ドキドキしながら「はじめて参りました。どうぞよろしくお願いいたします」ぱんぱん!っとご挨拶を。まあ、許していただけたということで~。
境内には「ピリピリした緊張感あふれる痛み」が充満していました。その痛みは性質上「パワー」と書くよりも「ご神氣」と表現したほうがしっくりきます。迫力のある「拝殿」。七五三の参拝者が多くて写真を撮るのが一苦労でした。ちょうど、家族連れが入れ替わる隙をついて撮りました。それだけ、周辺住民の信仰があついということでしょう。
拝殿奥の右側から、どうも気になるご神氣が漂っていました。近寄ると、ものすごい痛みが。「旧官幣大社南洋神社鎮座地跡地遥拝殿」とのこと。
・・・なんでも、かつて日本統治下にあったパラオに南洋群島総鎮守として南洋神社が建てられて、終戦で廃社になってしまったと。そこで、故国から遠く離れた南洋で戦没された英霊への感謝と慰霊のために建てられたそうです。なぜ、こんなに強いご神氣を放たれているのかわかりました。拝殿の奥なので、参拝者が少ないのが残念です。こちらにもぜひ寄ってほしいですね。確かに、叔母の言われたように、「霊験あらたかな」神社だと感じました。ほとんどお守り類を購入することはないのですが、厄除け用に買ってしまったほどです。また、機会があったら再訪してみたい神社でした。
パワースポット(869)「久伊豆神社」
参拝直後、雨雲が急にどこかに行って、すっかり青空になりました。おかげで、帰り道の新平和橋から見渡す元荒川が、青空の映えた美しい景観になっていました。心が洗われますな。これも久伊豆神社を参拝した、霊験あらたかな現れでしょうか。ありがたいですねー。
横を流れる葛西用水路の河原には、美しい蝶たちが舞っていました。その中でも、とくに優雅に舞っていた一羽のアゲハ蝶が、急に目の前に来て、まるで「ねえねえ、わたしを撮ってよ」と言わんばかりに羽を休め始めました。自己承認欲求の強いやつだなあ、と半ば呆れぎみに(でも、本当は嬉しいんだけど)カシャッ。
・・・ほう。この東京葛西用水路、案内路を巡ってみるのも楽しいかもしれません。景観と歴史文化を学べて楽しそうですよ。