世界の富裕層はイベントを求めて一年を同じスケジュールで旅するといいます。1月はスイスのサンモリッツにスキーへ、5月はモナコにF1観戦へ、7月は夏の日差しを求めて地中海のイビサ島へ、8月はオーストリアのザルツブルク音楽祭、11月にはフランス・パリの凱旋門賞へ、というように。これを｢ハイライフカレンダー｣というのだそうです。
これと同じように、わが国のアマチュア野球界にもハイライフカレンダーがあるのをご存じでしょうか？4月、9月は神宮球場に東京六大学野球観戦へ、7月は東京ドームに都市対抗野球観戦へ、8月は甲子園に高校野球観戦へ、11月は京セラドーム大阪に社会人野球日本選手権へ、最後、神宮球場にもどって明治神宮野球大会を観戦しに旅することをいいます。
日本人にとってみれば、こちらのほうがよっぽど贅沢な旅ではないでしょうか？少なくとも、ぼくにはそう思えて仕方ありません。
さあ、最高の贅沢を求めて、｢アマチュア野球界のハイライフカレンダー｣に沿って出発です！
ここは夢中で白球を追い続けた野球少年たちの終着駅
嗚呼、哀愁の都市対抗野球・・・
さあ、ついに今年最後の旅がはじまりました。東京ドームで開催される「都市対抗野球大会」です。例年だと、７月開催の「真夏の饗宴」なのですが、昨年に続いてオリンピック開催につき１１月～１２月という隅っこに追いやられて（？）の開催となりました。どうも、このへんの季節感の違いに慣れないのですが、これが最後の旅。存分に楽しみたいと思います。
儀式１
都市対抗野球を観初めの頃から、水道橋駅近く白山通りにある「富士そば」で腹ごしらえしてからドーム入りしています。もう儀式のようなものです。今日は豪華な「天玉うどん」にしました。よし、気合が入ったぞ！
儀式２
ドームシティ内にあるパワースポット「福禄寿」様に旅の成功を祈って手をあわせます。「今年も無事、最後の旅まできました。締めくくりに相応しく楽しい旅になりますように・・・」。これで、成功間違いなしでしょう。
思い出の狭山
開幕試合に、昨年の覇者「Ｈｏｎｄａ狭山」が出場します。狭山といえば、８月にパワースポット巡りをしました。入間野神社、野々宮神社、堀兼神社、廣瀬神社・・・どちらも宝物のような旅になりました。海外に出ないでも、京都や北海道へ遠出をしなくても、「東京に隣接する近場でも、一生の思い出に残る旅はできる」ことを証明してくれた土地です。連覇目指してがんばってほしいですね。（熱戦の末に負けてしまいました。残念）。なお、５檜村、７佐藤、Ｄ藤野、３山本瑛は神宮球場の旅で（東京六大学野球で）観てきた選手たちです。彼らの活躍にも期待しましょう。
人文字？
昨年はコロナ対策により、応援団による歌や音楽の応援は禁止されていました。しかし、今年は緩和されたようで応援がおこなわれるようです。こちらは対戦するＪＲ東日本東北の応援側。人文字も復活か！？と思われたのですが、よく見ると、被せた布類でした。さすがにこれやったら密になりますからね。
東京ドーム内グルメ・・・
例年だと、入場料を払えば一日３試合をぶっ続けに観戦することができました。しかし、今年はコロナ対策により１試合ごとの入替制に。１０時に始まって１３時頃に終わる試合だと、有名な「東京ドーム内グルメ」を楽しむ時間なんてありません。せいぜい、「東京ドームモナカアイス」をつまむぐらいでした。
おいおい・・・
アルコール類の販売が禁止されているのに、この広告はきつい・・・（苦笑）
【２７】ＪＲ東日本東北５－３Ｈｏｎｄａ狭山
♪旅は続くよどこまでも～、ぽっぽー
