天才詩人こうやまあきらのブログ!

パワースポット巡り100ヶ所、野球観戦100試合、日本酒100銘柄の年間トリプル100を目指して

家康による「東照宮を巡る聖なる三本のライン」の旅①  【旧ブログより】

 

 「天才詩人こうやまあきらのブログ」も開始してからもうすぐ10年。これだけ月日が経つと、昔書いた人がもう亡くなられていたり、二度と会うこともない疎遠な関係になった人もいたり、あまり知られたくない恥ずかしい出来事なんかがいっぱい書かれていたりします。

 ーそこで、

 読んでいただきたい日記だけを、新しいブログ「天才詩人こうやまあきらのブログ!」へと移行させることにしました。

 ただ日記数が膨大なので(2500本以上!)、暇をみつけては少しずつの移行となりますので、よろしくお願いします。

 

 

今日はせっかくの休日だというのに、あいにくの大雨。こんな天気ではとても外に出る気になりません。そこで、旧ブログから、過去の「パワースポット巡り」を貼りつけて、旅の思い出に浸ることにしました。

 

 

パワースポット巡り(176)久能山東照宮  2014/2/22

いつもの飲み屋で飲んでいると、常連仲間のO島君が話しかけてきました。「こうやまさん、パワースポットがわかるんだって?」
O島君は、昔、静岡にドライブした帰りにどこかの神社に寄った話をはじめました。境内で参拝を終えると、ふと、奥のほうへ続く細い道があることに気づいたのだそうです。どこに続くのだろうと思って階段を上がっていくと、何かの塔のような場所に行き着いたそうです。そこの雰囲気がすごくて、パワースポットとか霊感とかまったくわからない自分でも、はっきりと「そこだけ違う雰囲気」や「そこに長くいちゃいけない恐怖」を感じたのだとか。そこでぜひ、「あそこがパワースポットかどうか鑑定してほしい」と言うのです。「ほほう、この第一級パワースポット鑑定士の資格をもつぼくに(自称)鑑定依頼ですか。ほんとは高くつくけど、そこは常連仲間。特別にビール一杯で鑑定してあげましょう」と話をつけました。
しかし問題なのは、O島君がすでにベロベロに酔っていて、どこの神社なのか手がかりになるようなことをまったく思い出せないことでした。しょうがないので、二人で静岡県内にある神社の画像をスマホで片っ端から調べていきました。すると、「あったー」とO島君が大きな声をあげました。「どれどれ?」とのぞくと、そこにでていたのは「久能山東照宮」という神社でした。聞いたことのない神社ですが、東照宮というからには徳川家康に関係があるのでしょう。O君の感覚を期待して、今度の休日に行ってみることにしました。

 

さて、こうして迎えた休日、朝早く新幹線に乗り込み、まずは静岡駅へ。そこからバスを乗り継いで終点で降りました。どうやら、まわりはイチゴ畑のようです。甘い香りがプ〜ンと漂う中、入口の鳥居に着きました。そこから上を見てみてビックリ、けっこう高い!けっこうな高さまで登っていかなければならないようです。

 

しかし、けっこうな数の石段を登っているにもかかわらず、ほとんど疲れは感じませんでした。というのも、歩きながら見える駿河湾の風景が、ほら、こんなにすばらしいから。心が洗われます。


 

しばらく景色を楽しみながら、ついに境内に到着しました。まずは拝殿で御挨拶、ぱんぱん!っと。

 

そしてお目当ての奥へ続く細い道を探しました。むむ、ここかな?すると、ここから雰囲気がガラっと変わりました。急に「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンと痛み」がきます。

 

行き着いた先に塔のようなものが建っていました。O島君が言ってたのは、これでしょう。そこからもの凄いパワーが噴出しています。まるで、小さな火山(あの塔)が噴火して、火山灰(キーンとくるパワー)が飛び散っているかのようでした。さらに、おそるおそる近づいて耳を傾けてみると、・・・す、すごい!キリキリキリ!と尋常でないパワーが耳を突き刺してきます。
あの塔の正体はいったい何かと思って聞いてみたら、なんと「徳川家康のお墓」なんだそうです。てっきり日光東照宮にあるかと思っていたら、ここだったようです。それにしても、死してなお、これだけの強いパワーを発揮しているとは・・・。「自我の強さ」とか、「欲望の強さ」とか、「子孫を護ろうという思い」とか、「天下太平を願う気持ち」とか、もろもろの「心の強さ」が束になって、このパワーになっているのでしょう。これが「天下人」の強さなんでしょう。逆に言えば、これだの強さがなければ「天下人」にはなれないのでしょう。「詩人界の天下人」を狙う身として、「ぼくにもこれだけの心の強さがあるのだろうか?」と、思わず自問自答してしまいました。
心を強くして、「ぼくも負けずに、詩人界の天下人を狙ってガンバっていきますので、叱咤激励をよろしくお願いいたします」とお願いしてから、ぱんぱん!っとやらしていただきました。

 

 

また、裏には家康の愛馬のお墓がありました。ここからも強く噴出しています。あの世でも、家康を乗せて駆けめぐっているのでしょう。ここにも、ぱんぱん!っと。

 

 O島君、ここは、君が感じた通り「超一級のパワースポット」でしたよ〜!

 


帰りはロープウェイに乗って5分ほどの場所にある日本平(にほんだいら)に行ってみました。着いたロープウェイの駅にこのような大きな看板が。「東照宮を巡る聖なる三本のライン」!?
読んでみると、家康が遺言で三本のラインを結んだことが書かれていました。一本目を「御前崎久能山東照宮→富士山→世良田東照宮日光東照宮」に、二本目を「久能山東照宮鳳来寺山東照宮岡崎城→京都」に、そして最後三本目を「江戸→日光東照宮北極星」に。その三本を結んで、結界のようにして江戸を護ろうとしたのだそうです。北極星まで持ち出すとは、ずいぶんスケールの大きな話しですね。
こういう都市伝説めいた話しは、学校教育というアカデミックな場では、バカにして、絶対に教えないものです。中学校の日本史の先生による「家康の聖なる三本のライン」なんていう授業がおこなわれたり、大学入試で「徳川家康は遺言で、江戸幕府安泰のために[]を結んだ」「答え:聖なる三本のライン」なんていう穴うめ問題が出題されることは絶対にないでしょう。
・・・でもねえ、歴史とは人間が築いてきたもの。案外、こういった都市伝説めいたことで日本の歴史が築かれてきたのかも知れません。こっちの方が、歴史の本流なのかも知れません。

 

 

よし、「家康の聖なる三本のラインを巡る旅」をやってみよう~!

  

 

パワースポット巡り(300)日光東照宮  2016/04/23

2014年2月22日、パワースポット巡りで足を運んだ「久能山東照宮」で、このような案内板を見かけました。「東照宮を巡る聖なる三本のライン」にまつわる伝承です。なんでも、家康は、関東の平安を護るために、「北極星←→日光東照宮←→江戸城」「御前崎←→久能山東照宮→富士山←→世良田東照宮←→日光東照宮」、「久能山東照宮←→鳳来山東照宮←→岡崎城←→京都」と、東照宮を中心にした三本のラインで結界を張らせたのだそうです。アカデミック的には荒唐無稽な話しでしょうが、スピリチュアル好きなぼくには心高鳴るものがありました。「そのおかげで、江戸幕府が260年も続き、江戸から東京へと時代が変わった今でも、日本の首都として繁栄しているのだ」という主張も、わかるような気がしたのです。ぜひとも「パワースポット巡りの企画」として、ここにでてくる東照宮を、順に巡ってようと思いたちました。しかし、日光とかになると、そう簡単に行ける場所でもなくて、なかなかその機会がありませんでした・・・。
それからしばらくたった先日、両親とくう君一家から旅行に行こうと誘われました。なんと、その行先は「日光東照宮」だと言うではありませんか。むむむ、こいつは願ったりの展開。こういう機会はめったにあるもんじゃないですよ。しかも、「パワースポット巡り」も300回になり、記念すべき300回目は、100回目の「大山阿夫利神社」、200回目の「石清水八幡宮」と同じクラスの大御所に行きたいと考えていました。「日光東照宮」なら遜色ないでしょう。そこで、いよいよ、二年越しの願いである「家康の聖なる三本のライン巡り」をはじめることにしました。

 

新宿駅で、両親とくう君一家と待ち合わせ、特急に乗りこんでから約2時間。東武日光駅へ着きました。そこからバスに乗って、バス停「神橋」で降りると、かなり強力なパワーが放たれていました。「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンと痛み」がきます。まだ入口は先だというのにです。これは、期待に胸が高なりますね〜。

 

入口まできました。おおーっ、いいパワーがきます。

 

一歩境内に入ると、そこは極彩色の彫り物に囲まれた独特な世界・・・。「うわあ、ゴテゴテと悪趣味だなあ」(心の声です)


 

有名な「見ざる言わざる聞かざる」がありました。
「これは、サラリーマンの処世術を説いているのでしょう」(心の声です)

 

さあ、そして、これが有名な「陽明門」です!・・・あれれ、なんと修理中!残念~!
この真上に(宇宙の最高神と信仰されていた)北極星があって、そこから宇宙パワーを受けとっている(という設定)なんだとか。じゃあ、代わりにぼくが受け取っておきますわ。ビリビリビリ!パワー満タン〜!(心の声です)

 

有名な「眠り猫」。
「うわっ〜、ちっちゃ〜い」(心の声です)

 

どうやら、基本的な配置は、先の久能山東照宮と同じようです。この戸をくぐって狭くなった道を行くと・・・

 

ああー、ありました!家康様の魂とご対面です。
うわー、やっぱりここもすごい!強烈なキーンがきて、頭がジンジン痛くなります。久能山との違いは、久能山のほうが善も悪も渾然となった「強欲なパワー」であるのに対し、こちらは強欲さが抜けて「すっきりと澄んだパワー」になっていることでしょうか。しばらくたって、家康様も丸くなったみたいですね〜。

 

 

 

《つづく》