天才詩人こうやまあきらのブログ!

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山梨甲府の領主「岡島百貨店」「山交百貨店」

 

地方へ出張したり、旅行したりするとき、よく地方百貨店を見にいきます。

県庁所在地の一等地に、ドーンと構える本店を見上げると、まるでお城の天守閣を観光しているような気分になるからです。つい、一地方を領国として支配する「戦国大名」へ、イメージを重ねてしまうのです。

また、その多くが一時の隆盛が終わり、斜陽産業として風前の灯と化しています。そこに、「滅びの美学」を見出だしてしまったりもするのです。時代の移り変わりにより、やがて消えてなくなっていく運命に、たまらなく心ひかれてしまうのです(すんません、まだそう決まったわけじゃないけど)。

一時期、買い物をして紙袋を集めようとしたことがありました。でも、できませんでした。だって、買いたいものが全然無いから・・・あ、だから斜陽産業なんですね(しつれい!)。

・・・ まあ、そんなこんなで、できるだけ寄った際は写真に撮っています。ただ残念なことに、店内の情景を撮るのは、さすがに憚れます。なので外観だけでもお楽しみいただければと思います。

 

 

JR中央本線南口を出たところ左手すぐの場所に鎮座する「山交百貨店」。店名から推測すると、山梨交通とかいう運輸系の会社が経営しているのでしょうか。

すると、いきなり、玄関口に「9月30日をもって閉店します」との立て看板が・・・。

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店内はすでに退店してしまったテナントさんが半数近くあって、さびしいものがありました。スターバックスの輝きだけが異彩を放っていました。でも、閉店する前の貴重な雰囲気を味わえたのですから、幸運だったのかもしれません。創業は昭和29年だとか。長い間、おつかれさまでした。

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駅から10分ほど南下していき、市役所付近まできたところ、一番の商店街の真ん中にありました。甲府のもう一方の雄、天保14年創業「岡島百貨店」です。こちらは、まだ元気そう。店内の照明は明るめだし、割と若い女性店員さんがいたりして、斜陽百貨店とは一線を画す感じがしました。

さすが、武田氏のお膝元・甲府の百貨店。まるで信玄を彷彿とさせる存在感がありますな(ムリヤリすぎるかなー)

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 【過去の日記から】

仙台「藤崎百貨店」  2019/07/10

仙台の「藤崎百貨店」。こちらは今だ強固な支配体制を築いており(お客さんがいっぱいいるという意味)、さしずめ「伊達政宗」といったイメージでしょうか。店内は清潔に保たれており、店員さんの年齢も比較的若くて、明るい雰囲気があり気持ちがいいお店でした。

 

「おかげさまで創業200周年」の旗が。

 さすがの歴史を誇ります。

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歴史の重みを感じさせるプレート。

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