最近、「奈良」に旅していません。そろそろ禁断症状がでてくるかも(苦笑)
わたしのパワースポット巡り600ヶ所超で、最も思い出深い・・・奈良。
これまで縁の無い土地だったけど、ここで死ねたら本望だと思った・・・奈良。
わたしの人生に最も影響を与えたと言っても過言ではない心のふるさと・・・奈良。
奈良について書いた日記を、閉鎖中の旧ブログから引っ張ってきました。
パワースポット巡り(108)纏向古墳群 2013/03/02
「日本最古巡り」が終わり、新たに向かった先は「纏向古墳群」です。字面を見ると大変厳めしい感じがしますが、読んでみると、たいへんかわいいのです。「纏向」は「まきむく」と読みます。つまり、「まきちゃんが、むくれる」古墳ですよ。かわいいでしょう~(笑)
なぜ、ここに向かったのか?みなさん、つい先日、ここがニュースになっていたのを御存じでしたでしょうか?ニュースによると、纏向古墳郡を代表する「箸墓古墳(はしはかこふん)」に初めて考古学者の調査がはいったというのです。なんでも、この古墳、昔から埋送されているのが、あの「女王卑弥呼」ではないかと噂されているんだとか。でも、今まで、管理している宮内庁が立入を拒んでいて、調査ができなかったんだそうです。
この度の調査により、箸墓古墳が卑弥呼の墓だと判明すれば、九州か?近畿か?長年の邪馬台国論争に決着がつくかもしれないと期待されているそうです。これは、行ってみないてはないでしょう~。
JR奈良駅から20分ほどで巻向駅に着きました。もうすぐ、こーんな、子どものいたずら書きみたいな、かわいい古墳に会えるはず。わくわくするなあ~。
(それにしても「前方後円墳」って、学者がつけたらしい、なんて味気ない名称でしょうか。ぼくだったら「てるてる坊主型」でしょうね~)
ところが、行ってるとちょっとがっかり。あーいう風に、てるてる坊主のように見えるのは、上空から撮っているからこそであって、地上から見るとまるで巨大な青虫にしか見えないんです。ぜんぜん、かわいくないなあ~。
でも、近づいてみると、ほーんとでっかい!すごい迫力。
上に生えている木も、みーんな高い。まわりの家との対比でわかります?
ひとたび風が吹くと、木々がゴーゴーと音をたてて激しく揺れます。おっかないぐらいです。
正面には鳥居が建っておりました。まわりから、「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンとくる痛み」がきました。それも、なにか高貴でいて、威厳のあるキーンでした。よーし、決めた。パワースポット鑑定士が一まず先に、ここは「卑弥呼の墓」だと鑑定しておきましょう~。
突然、はっと息をのむような美しい鳥が飛んできて、ぼくを睨んできました。まるで、これ以上近づくなと警告しているようでした。さては、おまえは王家の墓を守る守護神だな(笑)
その他の纏向にある古墳です。どこも、近づいたり登ったりするとキーンとくるパワースポットでした。
パワースポット巡り(108)箸墓古墳(はしはかこふん)とその他の纏向古墳群
パワースポット巡り(109)「大豆越地区」 2013/03/03
纏向遺跡をまわっていたら、この「大豆越」という地区にきました。すると、
「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンとくる痛み」がきました。どうやら、この地区一帯がパワースポットのようです。ここの住民は普段の生活をしながらパワーを充電できるのだから、うらやましい限りです。
その後も、この地区をぐるぐるまわっていたら、最も強い土地を発見しました。そこには・・・ああ、やっぱり・・・。去年の12月26日の日記にも書きましたが、この辺は、強力なパワースポットに某巨大宗教団体T教が施設を建てている場合が多いのです。それは偶然ではなくて、あきらかにパワースポットのパワーをいただこうと狙い撃ちしているとしか思えないのです。やっぱり、ここもT教の教会が建っておりました。
パワースポット巡り(109)「大豆越地区」
神社を巡っていて、ふと、空を見上げたときに、衝撃を受けました。全国いろいろな土地に行きますが、ほかの土地と奈良には一つ決定的に違うものがあることに気づいたのです。それは、「空の景色」です。空の青さ、雲の白さ、形、表情があきらかに違うのです。
おそらく、これが「古代の空の姿」だと思いました。ぼくたちがふだん「東京で見る空の姿」は古代の空とはもうかなり変わってしまった感じがします。なのにまだここは、古代の姿そのままが残っているように思えました。さすが奈良です。いにしえの日本人がながめていた空と同じ空をながめながら、古代の浪漫に浸った二日間でした。
帰りの新幹線の車内で、JRがやっているFM番組を聴いていました。すると、奈良のキャンペーン・ソングとしてリリースされたという「アゲイン」という曲が流れてきました。ボロディンのダッタン人の踊りをアレンジしたもので外国人が歌っていました。これが、よく奈良の雰囲気にあうのです。二日間の思い出がぐっとこみ上げてきました。しばらくの間は、奈良から離れられないのでしょう。
《つづく》