ちょっと空を見上げるだけで
すこし耳を傾けるだけで気づく
豊かな世界「野鳥の世界」
それに気づいて生きるのと
気づかないで生きるのとでは
まるで豊かさの違う
人生になりそうです
パワースポット巡りをしていると、よく野鳥を見かけます。最初はおまけとして撮っていましたが、思い入れが日増しに強くなっていき、ついにカテゴリーを設けることにしました。
野鳥の生態はど素人、愛機はもうすぐにでも寿命が尽き果てそうなボロボロのデジカメ・・・。そんな低装備なわたくしですが、「かわいい野鳥を見たい」の一心だけで全国を探索していきます。実際の野鳥は、われわれ人間などには、はるかに及ばない過酷な一生をおくっているのですけどね・・・。
まあ、いいじゃないですか。かわいい野鳥を探して見つけることができれば、かわいいものを見たときに溢れる「幸せ脳内物質」に満たされ、幸せな日常をおくれるのですから。
そう、「野鳥」探しは「幸せ」探しに他ならないのです。「毎日が楽しくない、幸せを感じられない」という人には、ぜひオススメします!
1月20日(土曜日)
今日は所用があって新宿へ。せっかくここまで来たのだから、野鳥の宝庫「新宿御苑」を散策しないてはないでしょう。ただ、天気予報によれば土日は雨で、今日は午後から降ってくるのだとか。これえまでは極力、雨の日は野鳥探しを避けてきました。「どうせ雨宿りして隠れているんだろう」と考えていたので。でも、実際のところはどうなのでしょう?今後のことも考えて調べてみる価値があるかも。・・・というわけで「雨の日でも野鳥たちは見られるのか?」調査を兼ねて足を運んでみました。
さあ、「新宿門」から苑内へ。ところが、予想以上に早く雨が降ってきました。途端に気温も下がってきて、指がかじかむほどになりました。調査には持ってこいの天候です。「玉藻池」の前を通ります。
池の水をがぶ飲みしているカラス。そんな水飲んだらお腹こわすぞ。
<グビグビ
<プハァー、うんめー
おおーい、風邪ひくぞ。見ているだけで、こっちも寒さが増してきた。
一番奥に当たるこの通りにきました。この辺りこそ、過去の経験では野鳥と出会える重要スポット。
早速、メジたんが木の甘い樹液をナメナメしています。
よっぽどお腹が空いているのか、けっこう近くに寄っても気にせずナメまくっていました。
シジュウカラがチョンチョンっと。大空を舞う誇り高い生き物が、なりふり構わず地表に下野し拾い食い。
自然界では、それだけ食料事情が厳しいのでしょう。
この時期、よく藪の中からアオジの鳴き声が聞こえてきます。でも、基本潜んでいるので、「姿を現した一瞬を狙って撮らなきゃいけない難種」の一つ。
さらに追い打ちをかけるように、寒さが一段と増してきて、シャッターを押す指もままならないほどに。そのせいでピンボケ(言い訳です)。
シロハラが枯葉をガサガサ。いつも茂みに潜み落葉を掘り返しています。「森底を漁るシロハラ」という生態が「海底を漁るシャコ」を連想させます。底の闇に潜むイメージがあって、両者とも苦手。しつれい。
ああー、ほんと寒い!これ以上、探索を続けるのは厳しいと判断し、引き上げることにしました。しかし、雨でもけっこう野鳥たちが見られて、希望が持てる調査となりました。通りを隔てて向こう側に総武線「千駄ヶ谷駅」が見えました。神宮球場の最寄り駅です。4月から東京六大学野球が始まります。その期間はよろしく。
1月21日(日曜日)
今日は近場の「府中市郷土の森公園」へ。昨日の新宿御苑に続いて「雨の日の野鳥調査」をしに向かいます。徒歩で行けるのがここの良いところ。途中、遊歩道で地表をあさっているツグミを発見しました。よっぽどお腹が空いているのか、かなり至近距離に近づいても逃げるそぶりを見せません。幸先の良いスタートがきれました。
さあ、到着しました。9月3日の日記を読んでください。ケムたん(毛虫)王国になっていて、這う這うの体で退散したことを書いています。あれからもう、4か月以上経ちました。早いものです。昨日に比べて気温は低くないものの、雨脚はかなり強くて傘をさしながらの探索になりました。さっそく、博物館まえの広場で何かを突っついてる野鳥を発見。シャッターを押した瞬間、ピューっと。残念。おそらくカワラヒワだったかと。
こんな日なので、園内にはほとんど人がいません。さあ、野鳥たちはどうなのか?雨にも負けず飛び回っているのか?いたら独り占めできるぞ。
さっそく。「萩のトンネル」あたりはアオジの群れでいっぱいでした。チッチッチ♪(鬼さんこちら、手の鳴るほうへ♪)という鳴き声を頼りに探さないと、肉眼だけでは絶対に無理な隠れ方をしています。なんとか強引にカシャ。
すごい!こんなの初めて見た!一本の木にシジュウカラがそれこそ何十羽もとまっていました。で、絶えず群れで地面に降りたり、木に戻ったりを繰り返しています。ああ、もったいない。もっと良い場面が撮れたのに、雨が強すぎて上手くデジカメを操作できなかった(言い訳です)。
ヒヨドリ好きな野鳥好きって、あまりいないのでは?なぜでしょうか?理由は「『かわいい』と感じるには、体が大きすぎるから」ではないでしょうか。「『かわいい』には適正サイズがある」のです。もし、メジロやシジュウカラと同じ手のひらに乗るサイズだったとしたら・・・このつぶらな瞳、さぞかし、かわいかったでしょう❤
毎年、見かけるジョウビタキくん。全然動じないというか、逃げようとしないので連写。カシャ、カシャと。
あまりにも堂々とした態度。もしかすると、ここの主かも。
雨がかなり強くなってきました。今日はここまでにしておきます。帰り支度をしていると、雨が止み青空が顔をのぞかせました。こういう心ないことされると、「いまさら遅せえーよおー」と悪態の一つでもつきたくなります。
最後、出口付近でシジュウカラがお見送りしてくれました。♪ツツピー、ツツピー(お足の悪い中、ご来園まことにありがとうございました)とでも言っているのかな?
今日も雨でしたが、予想以上に野鳥たちと会うことができました。結論!「雨の日でも野鳥はいるし、野鳥探し(幸せ探し)はできる」という結果になりました。これで、休日の天気予報を見て雨だと予定を変更したり、ガッカリしなくてもよさそうです。よかった、よかった~