ちょっと空を見上げるだけで
すこし耳を傾けるだけで気づく
豊かな世界「野鳥の世界」
それに気づいて生きるのと
気づかないで生きるのとでは
まるで豊かさの違う
人生になりそうです
パワースポット巡りをしていると、よく野鳥を見かけます。最初はおまけとして撮っていましたが、思い入れが日増しに強くなっていき、ついにカテゴリーを設けることにしました。
野鳥の生態はど素人、愛機はもうすぐにでも寿命が尽き果てそうなボロボロのデジカメ・・・。そんな低装備なわたくしですが、「かわいい野鳥を見たい」の一心だけで全国を探索していきます。実際の野鳥は、われわれ人間などには、はるかに及ばない過酷な一生をおくっているのですけどね・・・。
まあ、いいじゃないですか。かわいい野鳥を探して見つけることができれば、かわいいものを見たときに溢れる「幸せ脳内物質」に満たされ、幸せな日常をおくれるのですから。
そう、「野鳥」探しは「幸せ」探しに他ならないのです。「毎日が楽しくない、幸せを感じられない」という人には、ぜひオススメします!
3月になり暖かくなりました。待ち望んでいた春がやってきます。そうなってくると心配になるのが、あいつらの出現。春になるということは、わたしの天敵、ケムたん(ケムシ)イモたん(イモムシ)が蠢く季節になるということ・・・。
野鳥探しに残された時間はあとわずか。焦りながら、この土日(4日・5日)を利用し「梅まつり」巡りしてきました。
3月4日(土) 京王百草園
「京王百草園」で開催されている「梅まつり」に向かいました。路線最弱と言っていいほどの小さな駅に(しつれい)、期間中は特急が臨時停車する、京王グループが総力を上げて盛り上げるお祭りです。梅の甘い香りに誘われて、野鳥たちが飛び交っていることでしょう。楽しみです。
園内はこんな感じ。かなり狭めのようです。そこに、ぎっしり梅が植えられています。
しかしー、
残念なことに野鳥たちの姿がまったく見られません。
メジロ、ジョウビタキ、シジュウカラ・・・そうそう君たちに会いたかったんだよお。普段と違い、観梅客がいっぱい来てて、びっくりして逃げちゃったのかなあ???
なになに、案内板を読むとー「花が少なくお客様が大勢おいでにならない季節は、静けさを好む鳥たちに出会える機会が増えます」か。おおー、やっぱりそうだったのか。じゃあ、梅まつりが終わって静かな時期に再訪することにしましょう。
野鳥をあきらめ、梅花に焦点をあてて撮影していきます。
でもー、
実際の目に映る華やかさが、デジカメで撮った画像には表れない・・・
茅葺き屋根や日本庭園の池があるので、組み合わせて撮影すれば、なんとか印象的な画像になるかなと。
花より団子~♪
えーい、もういいや!やっぱり「花より団子」でしょう!というわけで名物のアツアツの団子をほおばって帰ることにしました。
ああー、楽しかった。「美味しものが食べられれば、すべての不満を忘れることができる」のですから(苦笑)人間ってほんとに便利な生き物だ。
百草園は「七生丘陵」のど真ん中にあります。初級者でも野鳥を簡単に撮影できるため、わたしが「聖地」と呼んでいる特別な土地です。せっかくなので、丘陵を散策しながら帰ることにしました。
おや、駐車場なんかに植えてある普通の梅に、メジロやシジュウカラが集まってきてワイワイやっているぞ。絶好の撮影機会だ。
ところがー、なぜか今日はヒヨドリが多くて、せっかく梅にかわいい系の野鳥(メジロ、シジュウカラ)がきているのに、かわいくない系(ヒヨドリ)の野鳥が飛んできて追っ払うという、最悪の展開に・・・
ヒヨドリ<ピッピッ!(見た目でかわいいとか、かわいくないとか、差別じゃないですか!)
さらに、前回、ジョウビタキがいた場所に行ってみるとー、
天気が良いためか、住民たちが家外に出てきて井戸端会議をしています。なので、ジョウビタキも人目を避けるため、草陰に隠れてしまい撮影できない・・・
ホー・・・
ホー・・・ホケ??
ホー・・・ホケ??・・・キョ???
丘陵にウグイスの鳴き声が響いていました。今季の初聴きです。ただ、鳴き始めのせいか、「あれ、こんな鳴き声でよかったんだっけ?」と自信なさげな鳴き方をしていました。かわいいなあ(笑)
結局、肝心なかわいい野鳥の姿は撮れず。まあ、しょうがない。こんな日もありますよ~。
帰り際、バズーカ砲のようなカメラを手にしたベテランカメラマンさんが、連れている若者に「梅の花は撮影難しいんだよ。全体を撮ろうとすると、花が小さいので枝がはっきりしてしまい汚く写るんだ」「撮影するときは、花一輪一輪をアップして写すんだよ」と教えていました。
ほほー、なるほど、確かにそうだ。梅まつり巡りで撮影していて、腑に落ちない点がまさにそこでした。さっき百草園で華やかさに欠ける画像しか撮れなかったのも、そのせいかもしれません。良いヒントを教えていただきました。
3月5日(日) 府中市郷土の森公園
翌日は地元・郷土の森公園に再訪しました。前回巡った2月に比べ、見ごろを迎えた梅が多く、観梅客でにぎわっています。この公園は品種がわかるよう名札が下がっているので、個性や品種間の違いに着目する楽しみがあります。
目につく品種を挙げていくとー、
薄い色の枝垂れた梅は、
「藤牡丹枝垂」。
燃えるような赤は、
「紅千鳥」
こっちは、
こっちも「紅千鳥」
明るく燃えるような梅花はぜんぶ「紅千鳥」のようです。
はやくも、ベテランカメラマンさんの助言を試す機会が訪れました。こういう撮り方かな、カシャー、
ああ、ほんとだ。こうして撮ると、ちゃんと梅花の華やかさが伝わってくる〜
残念な種類もー、
2月は見ごろだった「佐橋紅」、旬が終わったようで、しょんぼりしていました。桜と同じで旬は短いようです。ま、花全般に言えることですけど。
こんな花もー、
「マンサク」。前を通るみんなが「まんさく」「まんさく」と口にしていきます。あんまりみんなが口にするので、人気のある花なのかと思いました。でもー、もしかするとただ「まんさく」という名前が面白いので口にしていただけなのかも(笑)
では野鳥ちゃん探しをー、
♪チッチッチ
なかなか茂みに隠れて姿を見せてくれないアオジ。姿を見せてくれても、保護色というか草むらと同化してしまい、くっきりした画像が撮れません。エナガに続いてアオジの完璧な撮影もライフワークになる予感が。
♪ツツピー、ツツピー
突然、シジュウカラの群れがやってきて、周囲がやかましくなりました。もちろん、こういうやかましさは大歓迎です。
最近はシジュウカラが、こっちに興味をもって、手の届くところまで降りてくるように感じます。もうすぐ、手に乗ってくる日が近いかも・・・なーんてことになれば、幸せこの上ないんですけどね。
最近、光の反射率を抑えた「世界一黒い塗料」を世界中のメーカーが競って開発しているのだとか。ニュースで見ました。
その決定版がここにいました。あまりにも黒くて、黒い穴にしか見えない・・・日本のカラス!ギネスはきみだ(笑)
梅まつり巡りもそろそろ終盤に入ります。野鳥探し(幸せ探し)も。悔いのないよう、最後まで楽しみたいと思います。