今日(25日・日曜日)は、小平あじさい公園に足を運びました。「あじさい公園」を名乗っているからには、あじさいに自信があるのでしょう。
事前情報によれば最寄り駅は西武新宿線・小平駅だそうです。京王線→南武線→武蔵野線と乗り継ぎ、まずは新小平駅で降りました。わたしの予測では、この駅から少し歩けば小平駅に着くはず。駅を出た所にある観光案内図を確認したら、あらら、けっこう離れているようです。今日は30度の真夏のような天気。大量の汗をかきながら移動することを覚悟しました。

汗をかきかき青梅街道を歩いていきます。20分以上経ちました。暑さと疲れでフー、フー言っていると、横を青いバスが通っていきました。ふと、そっちを見ると「東京経済大学」と書かれていました。おおー、わたしの懐かしい母校じゃないですか。「がんばれー、がんばれー」と、声援を送られているように感じました。よし、がんばるぞ!やっぱり母校って良いですね。

もうすぐ小平駅です。電線にオナガがとまっていました。オナガを見ていると残念に思う点があります。それは、「かわいいものには適正サイズがあり、オナガは明らかにその適正サイズを超えている」点です。もしシジュウカラやメジロぐらいのサイズだったら本当にかわいい野鳥だと思うのです。「気持ち悪い感じがしてならない」のです。

こっちは枝をくわえていました。巣作りしているのかな。

また、こんなものも。日本一巨大な赤いポストだそうです。郵便物を入れるのが大変そう。

小平駅に着きました。駅前の案内図で、あじさい公園を探します。10分もかからず行けそうです。

緑道を歩いていきます。乳母車を押している若夫婦、杖をついた高齢者、自転車に乗った友達グループ、ベンチに座って新聞を読んでいるおっちゃん・・・多様な地元民とすれ違います。属性は様々ですが、共通しているのは笑顔。街道は気持ちが良い雰囲気でいっぱいでした。これが小平の土地柄なのでしょうか。

さあ、着きました。小平あじさい公園です。

これまで巡ってきた公園に比べ、大変こじんまりしています。

そこが逆に、余計な空間が無くギュッと引き締まった印象になっています。

わりと丈が高いので、あじさいの海をかき分けながら進んでいく感じに。
一番印象に残ったのはこの花でした。全体的に、落ち着いた紫系、青系の花が目立っています。

公園の花巡りで、もう一つのお楽しみといえば、花やその周辺の自然に集まる生き物たちとの出会いになります。
池の周りを囲んで、カメラ、スマホを構えている人だかりを発見しました。これまでの経験だと、あそこにいるのはカワセミか?オオタカか?いずれにせよ、大物がいることに間違いないでしょう。わたしもデジカメを構えて心躍らせ近づいてみると・・・

・・・カモ!がっくり(爆笑)。まあ、場所によっては、たとえカモでもそこにいることが珍しい場合は、みんなの注目を浴びることぐらいありますから。子供が「ねえ、こっちむいてよ〜、ふつうのカモ〜」って声かけていました。正直な子だ。

池の周りを飛び交う無数のトンボたちー、
あの舳先をめぐって争いがおこっています。一番良い席を場所取りで争う・・・人間社会と同じですな。

池の水を飲んでいる森林のチンピラ(スズメバチ)ー、
そんな水飲んでお腹こわさないの?

池の中で泳いでる小魚たちー、
メダカ?

宴に盛り上がるカナブン、ハナムグリたちー、
おお、樹液にたくさんのカナブン、ハナムグリが群がっていました。一部では小競り合いが始まっています。この場面を見るだけで、男の子心が高揚しワクワクしてきます。夜になればクワガタ、カブトも姿を現すかもしれません。

茂みでギャーギャーさわいでるオナガー、
ここにも。小平はオナガ王国?

放流されたホタルたちー、
夜にホタルが飛ぶようです。夏の風物詩でホタルにかなうものは無いんじゃないかと、「ホタルが飛ぶ公園」こそ、夏の観光地として最上級のアピールボイントなのではないでしょうか。環境を整備し、放流し、成長を見守ってきた関係者には頭が下がります。

今日も楽しい一日となりました。気づけば、来週の土日はもう7月。あじさいまつり、あじさい観賞できる日も残りわずかとなりました。