お米と水が神様からの恵みならば、それらから造られるお酒も、とうぜん神様からの恵みの賜物になるわけです。本来、人は、食べ物も飲み物も、生活用品も、家も、町も、エネルギーなんかも、すべて神様からの恵みだけでよかったはず。その恵みの中で、やっていればよかったのです。自然に帰れ!神道の心に帰れ!・・・なーんて大きな話しをするつもりはなく、ただたをだ、「お酒を飲んで楽しい暮らしをしましょう」ってことを言いたいわけです。
「年間100銘柄を目指して」と副題に書いていますが、本当はそんなことどうでもよくて、何か飲む理由を考えてみただけ・・・。さあ、肩肘はらずに、飲みましょう~!
富山駅のお土産屋で、面白そうなお酒を発見しました。若鶴酒造「貴醸酒」です。ラベルを読むと「仕込水の代わりに、日本酒を原料にして仕込んだ」「一般的な日本酒に比べ甘味がある」とか。
面白がって買ってみたものの、構成する「米・米麹・水」の三要素が、「米・米麹・日本酒」になるわけですから、素人考えでは、どっぷりアルコールに浸かった超極濃厚酒になって、とても手に負える感じがしない・・・。
大丈夫かなあ。恐る恐る一口飲んでみると・・・んん!?げほ!げほ!これ、本当に日本酒なの?と言いたくなるような、喉がむせるほど甘ったるくて、日本酒というよりも洋酒の一種といった味がしました。ただ、味の濃度はありますが、度数は平均的なので悪酔いはしなさそうです。
日本酒の味はこういうものだ、という先入観を捨てて、甘くてクセの強い西洋の果実酒だと思って飲めばけっこういけるかも、です。
肴と豆鉢と箸置きに注目!
同じく、富山駅のお土産屋で千里山荘「クリームチーズ塩麹漬」を購入しました。
店員さんに「これ、お酒に合いますか?」と訊いたら「もちろんです!」と力強く返答されました。でも、そのとき店員さんが頭の中で想像したお酒は、ワインのような気がします(苦笑)
一抹の不安を感じながらも、一緒に食べてみました。けっこう、合います。本来は洋の食べ物(クリームチーズ)なのに和の味がする(塩麹漬)性質と、本来は和の味がする飲み物(日本酒)なのに洋の味がする(洋酒)性質とが絶妙に合うようです。
豆鉢と箸置きはシイタケを。シイタケ嫌いには目をつむって食べたくなるコンビでしょう。
でも、全国制覇までまだまだ遠いニャン・・・