お米と水が神様からの恵みならば、それらから造られるお酒も、とうぜん神様からの恵みの賜物になるわけです。本来、人は、食べ物も飲み物も、生活用品も、家も、町も、エネルギーなんかも、すべて神様からの恵みだけでよかったはず。その恵みの中で、やっていればよかったのです。自然に帰れ!神道の心に帰れ!・・・なーんて大きな話しをするつもりはなく、ただたをだ、「お酒を飲んで楽しい暮らしをしましょう」ってことを言いたいわけです。
「年間100銘柄を目指して」と副題に書いていますが、本当はそんなことどうでもよくて、何か飲む理由を考えてみただけ・・・。さあ、肩肘はらずに、飲みましょう~!
富山駅で買った、もう一本のお酒を開けてみました。貴醸酒とおなじ若鶴酒造が造った「苗加屋(のうかや)琳青」です。
苗加屋は以前にも飲んだことがあります。2018年に119銘柄を飲んだなかで一番美味しいと思ったお酒でした。ただ、そのときのは赤いラベルの「琳赤」というやつでした。青いラベルのこちらはどうでしょうか?
ゴクゴク・・・あー、こっちも美味い!
甘味、濃度、舌触り、すべてが高い水準にある、野球選手に例えれば、本塁打王になったけど大振りなんで三振も多いとか、首位打者になったけど非力なんで本塁打が少ないとか、打力はあるけど足が遅く守備も下手なんで指名打者、とかいうタイプではなく、本塁打も打てて打率も残せて盗塁もできる完璧な「三拍子揃った選手」みたいな味がします。
試合に勝っても、雄叫びをあげて喜びの感情を爆発させたり、感極まって大泣きしたりしない「大人っぽい」「幼い子どもっぽさのない」選手みたいなのが富山のお酒の特徴で、こちらにも色濃くでていました。お酒の味は県民性を反映していることが多いので、富山県民はこういう人たちなのかもしれません。
「長野のお酒」「山梨のお酒」と共に「県単位」で追いかけたいお酒になりました。
肴に注目!
豊橋・山安の「金山寺」を。刻んだニンジン、ゴボウ、ナスがゴロゴロっと入っていて、味噌の成分が少な目。これまで食べてきた松本、東金、掛川の金山寺とはまるで違う形です。味はいっしょですけど。
この違いは豊橋という産地によるものなのか?製造会社の違いによるものなのか?なめ味噌族にとっては捨てておくことのできない問題にあたりました。今後、調査していきたいと思います。
<若鶴酒造、二つ目なんで横にぺたんこ、ニャン!
【過去の日記より】
119銘柄 2018/12/29
日本酒に、底なし!
今年掲げた年間の「トリプル・スリー」「パワースポット巡り100箇所」「アマチュア野球観戦100試合」「日本酒の銘柄100種類」ですが、その結果を総括してみると、パワースポットは目標大幅達成、野球観戦は大幅に未達(反省!)、そして到底無理だと考えていた日本酒がスマホの写真枚数を数えたところ119種、ーよって目標達成でした。
119種みんな美味くて、「美味くない日本酒ってあるんですか?」って言いたいぐらいで、なかでもとび抜けてると思ったのが「苗加屋」と「梵」でした。富山、福井といずれも北陸のお酒なのが気になるところです。