パワースポット!
パワースポ ッター!!
パワースポッテスト!!!
より強いパワースポットを求めて全国を旅します!
パワースポットとは何か?
ウェブを見れば、それこそ風水師、占い師、スピリチュアル・カウンセラー、パワースポット・マニア・・・等、さまざまな立場の方が独自の定義をもっておられるようです。
このわたしも定義をもっていて、その定義は「与えられた限りある命を、精一杯生きていく上で、そのエネルギーを充電できる場所」というもの。具体的には、「こめかみ辺りに、キーンという痛みがくる場所」を指します。この感覚はわたし独自のものであり、ほかに聞いたことがないのですが、その能力にはかなり自信をもっているのです。
そんな(自称)第一級パワースポット鑑定士が「年間100ヵ所」を目指してパワースポット巡りをおこないます!
かねてからやりたい企画がありました。それは、「寒い季節に巡ってしまい、そのせいで十分パワーを感じるまで至らなかったパワースポットへ、暖かい季節に再訪して本来の力を感じてみる」というものです。具体的には山梨「軍刀利(ぐんだり)神社」、群馬「榛名神社」、長野「戸隠神社」になります。いずれも、雪が積もり、つららができている冬に巡ってしまい大変な思いをしました。
そこで、ゴールデンウィークの最終日、まずは近場の軍刀利神社へ足を運んでみました。
中央本線に乗り「上野原駅」に着きました。どうです?八王子駅からわずか4つ先でこの別世界ぶり。山梨県を東京の隣にある外国と呼ぶわたしのセンスも、なかなか的を得ていると思いませんか?
駅にあるトイレへ。男性トイレのマークがこの格好ですよ(笑)。「登山ありきの駅」であることがわかります。
恒例の野鳥シリーズ!
構内の電線にイソヒヨドリが止まっていました。あれ?イモたん(芋虫)みたいな生き物をくわえてます。これだけ自然環境が残っていると、やつらもいっぱいいるのでしょう。どうか、道中で会いませんように・・・ここは祈るしかありませんね。
北口に出ました。あ、あれっ?ない!?5年前には、ここに小屋が建っていて、登山者向けに案内地図を配っていました。その中に、大変親切なおじさんがいて色々と登山道を教えていただきました。常連さんらしい登山者もついていて、良い関係を築いていたのに残念です・・・。前回は、ここからバスに乗りましたが、今日は歩いていくことにします。
あれから5年も経っているので、順路をどこまで覚えているか不安になります。目印の建物をクリアしていくしかないですね。
ああ、ここもありました。どんどん行きましょう~
さあ、どんどん、どんどん~
バス停を見て、自分がどこまで来たのかを確認します。「石舟」まで40分かかりました。目的地は終着点の「井戸」の先にありますから、まだ半分も来ていないことになります。ああ、これは予想よりもツラい道程になるかも・・・。
山道に入りました。人がゴチャゴチャいる街中から離れ、人里離れた自然環境に身を置きたいと願いつつ、すれ違う人がいないと心細くなってきます。勝手なもんです。
紅葉の季節だったら、さぞかし美しかったでしょう。
集落に出ました。先日、野外に咲いている花には紫色が多いと書きました。やっぱり、ここも同じく紫色の花が多く見られます。
「ああ、やっぱり山梨(上野原市)はすばらしい自然環境だなあ」と感動しながら歩いていると、目に入ったのが「ここから先は山梨県上野原市になります」という意味の標記。「ええ?っていうことは、今までどこを歩いていたんだ!?」振り返るとー、
そこには、「神奈川県相模原市」との標記が。なんと、上野原駅から歩いてきたので、当然、山梨県上野原市を歩いていたと思ったら、相模原市という何の変哲もないフツーの市を歩いていたんですね(しつれい)。京王相模原線の橋本駅や、小田急線の相模大野駅周辺と同じ市内だとは・・・相模原市でかすぎ(苦笑)
川沿いのせいか、ツバメが飛び交っていて、ちょっとした「ツバメ王国」の様相を呈していました。すると、「キマダラルリツバメは天然記念物に指定されています 神奈川県教育委員会」との案内板が立っていました。「おおっ、君たちは天然記念物なのか!あんまり他のツバメと変わらないようだけど」と貴重種のツバメを撮りました。これは自慢になるかも、と。ところが、スマホでキマダラルリツバメの画像を検索してみると、なんとチョウのようです。ええーい!まぎらわしい名前つけんな(苦笑)
でも、ウェブで見たチョウ。先ほど山道で、茶色と青のきれいなチョウが飛んでいて、あわてて撮ってみたものの失敗したチョウそっくり。もしかするとキマダラルリツバメだったかもしれません。
さあ、バスの終着点「井戸」に着きました。すると、前回と同じように急激に「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンとくる痛み」がきました。これより聖域に入ります。
周囲は「山梨らしい山」に囲まれています。
こういう「低い山がごちゃごちゃっと密集している」のが特徴なのです。まさに「山密」ってやつです(笑)
着きました。5年ぶりの軍刀利神社です。鳥居をくぐると、純に清んだキーンが漂っています。
(2017年1月15日はこうでした)
前回は冬眠の時期でした。今回はもう目覚めて動き回っている時期でしょう。なんか、ドキドキしてくるな。
(2017年1月15日はこうでした)
そうそう、前回ここを訪れた理由は、「買ったばかりの愛靴『ノコギリ丸』に、御神氣という最高の栄養クリームを塗りこむ」ためでした。あれから5年が経ち、成長した姿をお見せするのも再訪の理由の一つなのです。全国のパワースポットを何か所も巡り、数多の険しい自然環境をくぐりぬけ、今ではあちこち傷だらけ。これも経験の証、歴戦の勇士となっての凱旋です。
(2017年1月15日はこうでした)
前回はツララがついている危険な状態だった手水舎です。今回はこの通り。見比べてください。季節が変わればこうも違うという象徴的な画像になりました。
(2017年1月15日はこうでした)
不安定な足場に気を付けて登っていきます。
(2017年1月15日はこうでした)
祭られているのは前世のわたしヤマトタケル(妄想)、前回は2000年ぶりの対面でしたけど、今回は5年ぶりの対面となります。
<ひさしぶり、元気にしてた~?
(2017年1月15日はこうでした)
奥の院へ。
緑の生い茂りぶりが半端ないです。夏に来たら、セミがうるさくて仕方ないのでは。ケムたん(毛虫)イモたん(芋虫)に会いませんように・・・
奥の院に着きました。さらに奥地に引っ込んだせいか、より清んだキーンが充満しています。
(2017年1月15日はこうでした)
周囲に巨石がゴロゴロ。この一帯が「巨石から発せられる型のパワースポット」であることに確信を持ちました。純に清んだキーンはここから発せられているのでしょう。神社が建てられる以前から、巨石のパワーを信じる人たちの信仰の対象になっていたと思われます。
(2017年1月15日はこうでした)
前回1月に来たときは、残雪と氷漬けで周辺は「死んでいる世界」でした。よって「息する者は自分だけ」という状態での登拝でした。5月になった今回は、生い茂る葉と覆う苔とで「緑の世界」になっていました。なので「山に棲む生きとし生ける者すべての息づかいを感じながら」登拝することができました。
環境の違いによって、発せられるパワーの質もかなり違うと感じました。凍てつく荒涼とした痛みがやわらいで、純に清んだキーンが充満していました。どちらが良いかと訊かれれば、今の季節のほうが「見て良し、感じて良し」のわたし好みだと言えるでしょう。
ー何はともあれ、「二つの相反する世界を経験することができる」という点で、今回の企画は大成功だと思います。「榛名神社」「戸隠神社」も楽しみになりました。