お米と水が神様からの恵みならば、それらから造られるお酒も、とうぜん神様からの恵みの賜物になるわけです。本来、人は、食べ物も飲み物も、生活用品も、家も、町も、エネルギーなんかも、すべて神様からの恵みだけでよかったはず。その恵みの中で、やっていればよかったのです。自然に帰れ!神道の心に帰れ!・・・なーんて大きな話しをするつもりはなく、ただただ、「お酒を飲んで楽しい暮らしをしましょう」ってことを言いたいわけです。
「年間100銘柄を目指して」と副題に書いていますが、本当はそんなことどうでもよくて、何か飲む理由を考えてみただけ・・・。さあ、肩肘はらずに、飲みましょう~!
感染者が激減し、コロナも終息しつつあります(まだまだ予断は許されませんけど)。終息するのは良いのですが、そうなると、気になるのが「コロナ禍限定」のお酒たち。一転して、販売継続が危ぶまれます。店頭から消えてしまう前に、急いで飲まなければ・・・。
というわけで、今日選んでみたのが、こちら。「顔を上げ 少しずつ前へ」です。なんという物語性のある名前。口に含んだときは、スッキリというかアッサリした印象でした。しかし、ゴックンした直後、喉が熱さでカアーッとなったのです。その不意打ちに、思わず上を向いて、アーッ・・・とその余韻に浸っていました。
そこで、いま銘柄通り、「顔を上げている」ことに気づきました。もし、飲み手の行動を計算して、この味に仕立てたのなら、すごい技術ではないですか。そうなると、つぎは「少しずつ前へ」進むだけ。作り手の意向をくみ、少しずつでも良いので前へ進もうと思います。
肴と豆鉢と箸置きに注目!
秋の味覚といえば「きのこ」。「しいたけの豆鉢」に「なめこの佃煮」を盛り、「しいたけの箸置き」と、きのこづくしで。