「日本酒」日記で登場している「シイタケ」の豆皿。これは京都の帰りに、伊勢丹京都店にある雑貨屋で購入したものです。秋味シリーズとして「クリ」豆皿と並んで売られていました。どっちにしようか迷いましたが、茎の部分が白いしっぽのように見えてかわいかったシイタケを選んで購入しました。
ところが最近、どうもこのシイタケが夜な夜な泣いているようなのです(そう感じとれるのです)。
シイタケ<シイシイ・・・(さびしいよー、クリくんにあいたいよー・・・)
なんだかとても気になってきて、悪いことしちゃったかな、と反省したものの京都までそう気軽に買いにいくことはできないし。ダメもとでネットを使って調べていたところ・・・ついに、あの雑貨屋が東京駅の大丸に出店していることをつきとめました。やったー。
東京駅なら簡単に行けます。後は、あのクリが店頭にあるかどうか。ドキドキしながらお店に行くと・・・おおっ!ありました。並んで置かれているではありませんか。早速購入して家に帰りました。そしてー、
さあ、二人のご対面といきましょう。
クリ<クリクリ!(シイタケくん、ひさしぶりー)
シイタケ<シイシイ!(ずうっと、いっしょだよ!)
クリ<クリクリ!(しっしょにがんばろーね!)
肴用の看板豆皿として末永く使っていこうと思います。使い続けて100年後には、持ち前の「かわいさ」に「さび」が加わって、深い趣を持つ「かわいいさび」を具現化する存在になるでしょう。さらに400年経てば、秀吉だの信長だの、時の権力者が所有していた茶器と同じように、「かの天才詩人が所有していた大名物」として国立博物館に収められるでしょう(たぶん)。それだけの逸品ですよ。
当然、ぼくにその晴れ姿を見ることはできません。ぼくの代わりに、ブログを読んだ後世の心ある人が目にしてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。