さてさて、本日、引継ぎ式が行われました。令和二年の一年間、「日本酒」のカテゴリーで、ぐい呑み担当をずうっと頑張ってきた「荘山 青志野」から、令和三年の新担当への引継ぎです。
新担当は左側にある米色のぐい呑みになります。京都の松田昴という陶芸家の作品だそうです。どの角度から見ても、独特な渦巻くような意匠で、「ゴテゴテしていてアクが強いのに、下品にならずに、かわいく収まっている」というぼく好み。これがもう少しいくと、下品になってしまうのですが、その寸前でとどまっているから、かわいいのいです。その塩梅がセンスってやつなんでしょう。使い込んでいくうち、経年変化によって「さび」てくれば、ぼくが提唱する「かわいいさび」を体現してくれる大名物になるに違いありません。それだけの逸材ですよ。
このぐい呑みで令和三年も楽しく美味しくお酒を飲んでいきたいと思います。
<きゅん
<きゅんきゅん
<ぷりぷり
あ、でも引退式じゃないですから。
気の向くままに、ひょっこり青志野が登場するときがあるかもしれません。