同人誌「多摩郷愁社」を立ち上げました。社名の由来は、「詩とは笑いと郷愁である」という、ぼくの揺るぎない信念からつけました。同じ志を持つ詩人さんがいるとは思えないので、「ひとり同人誌」の形式で活動することにします。これから発表する作品は、すべて「多摩郷愁社」名義になります。どうぞ、期待してやってください。
主宰 こうやまあきら
【作品】
なにもの
部屋の片すみに
いつの間にかいる
綿ぼこりよ
どこからくるの?
そこで何しているの?
ずうっと在宅勤務していると、部屋の片すみに落ちているゴミや汚れに目がいきます。気になって何度も100円ショップに足を運び、清掃用具や整理ボックスを買うはめになっています。みんなもそうなようで、平日の昼間なのに同じぐらいの年齢の男性を店内でよく見かけます。
この作品は、かれこれ10年近く前に書いたものです。掃除していて、ふと、思い出してしまいました。けっこう女性受けした、ぼくもお気に入りの小品です。