最近、また富士山噴火の話題があちこちで聞かれるようになりました。最後の噴火から300年経っているので、いつ噴火してもおかしくない状態とのことです。ただ、そこで語られている被害に気になる点があります。そこで語られている被害が、経済的な視点ばかりなことです。わたしが恐れている被害は、あの円錐形の美しい姿が崩れてしまうことー、なのです。地震、津波、台風といった自然災害や、何なら戦争なんかよりも、その方がずっと怖ろしいものだと考えています。そのような被害ならば、やがては人間の力で復興できるでしょう。けれど、崩れてガタガタになった冨士山の形を元に戻すのは、人間の力では絶対に無理なことでしょう。わたしにとって、富士山の雄姿は永遠に続くわが国の象徴、心の象徴なのです。永遠の象徴が失われてしまったら、わが国はどうなってしまうのだろう?想像するに怖ろしくて仕方ありません。そのときが来ないことを祈るばかりです。
