2月になると各地で「梅まつり」が開催されます。これまで、野鳥見たさに巡っていました。そのうち、「梅の花を見ること自体」が楽しくなり、徐々に「ほかの花を見ること」も楽しくなり、今ではすっかり「花巡り」がわたしの年中行事になっています。2月は梅、3-4月は桜、5月はつつじ、6月はあじさい、8月はひまわり・・・というように。そこで、これから増ます楽しくなるように「花巡り」のカテゴリーを作ってみました。
あじさいとほぼ同じ時期に咲く「花菖蒲」を鑑賞に「神代水生植物公園」へ向かいました。確か見頃は、あじさいに比べて早く終わるはず。ちょっと遅きに失した感がありますが、どうでしょうか?
京王線・布田駅で降りました。そこから20分ちょいかけて徒歩で向かいます。「神代植物公園」のちょっと手前にあり、分園という位置づけになります。本園のほうは500円かかるのに、こちらは無料。セコい話しですが気楽に入れるのが嬉しいです。
京都っぽい風情の町が「小京都」を名乗るように、尾瀬っぽい環境なので「小尾瀬」と名乗っても良さそう。深大寺や周辺の湧水が流れ込み湿地帯を形成しています。
こちらのメインどころであり、今日のわたしの目的地でもある「花菖蒲田ゾーン」に来ました。さあ、お目当ての花菖蒲はどこだ、どうなってる!?
・・・ああ
やっぱり遅かったか。ポツンポツンとしか咲いていません。
こっちは!?
・・・んー。元気なのはこの花ぐらい。
じゃあ、こっちは!?
残念です。まあ、仕方がない。あじさいばかりに気をとられていました。来年はどちらも同時並行に楽しみたいと思います。
その他の花たちー
その代わりに咲き誇っている白い花がありました。「ハンゲショウ」だそうです。
花のつき方が変わっているなあ、ーってよく見たら、白い花だと思っていた部分、じつは白い葉っぱでした。一番上の葉っぱだけ白くて、先っぽだけ緑色が残っているという不思議な形態しています。いろんな植物がいるもんです。
「あじさい」は?花菖蒲同様、こっちもけっこうくたびれていて、終了間際の感がありました。その中でも、ピンとしているものを選んでパシャリ。お疲れさまでした。また来年楽しませてもらうよ。
「キツネボタン」。キツネは毒性のある植物に名付けられる名前で、ボタンは牡丹に似ているからだとか。てっきり、「狐が服を着ている(としたら)そのボタンは、こんな形だろう」と昔の人が考えて付けた名前だと。微笑ましいというか、かわいい由来の花だと勘違いしていました。
「ガマの穂」。こいつを見ると「因幡の白兎」を思い出すのはわたしだけではないはず。
その他の生き物たちー
シオカラトンボをよく見ます。赤トンボ、麦わらトンボは見られません。縄張りがあるのでしょうか。とくに大きな一匹が、前を飛んで来てはとまり、飛んで来てはとまりを繰り返していました。まるで、わたしを先導してくれているようでした。ありがとう。
ノコギリクワガタの死骸を発見。緑が多いもののクワガタが棲んでいるイメージはなかったので、これにはびっくり。
クヌギの大木に森林のチンピラの姿を発見。とくに大きかったのがこいつ。悪そうな目つきをしています。身体が小さい同類を蹴散らして樹皮をガチガチしていました。からまれないように、そおっと、そおっと退散。
ひえーっ、地面に真っ黒いケムたん(毛虫)が落ちてる!このオゾマシイ姿を見るだけで気を失いそうになるのです。大嫌いで絶対に見たくないのに、なぜかこやつがいる場合に限り視力が9.0級になり目撃してしまうのです。もう、そういう季節になりましたか。おかげで、わたしの行動範囲がぐっと狭くなります。残念。
トカゲがチョロチョロ。まるで、きな粉をまぶしたような肌質をしています。府中市郷土の森公園で見かけるツヤがあるやつとは種類が違うのか、それとも同種なんだけど木橋に合わせて保護色になっているのか、どうなのでしょう?
ホー、ホケキョ♪ 盛んに鳴いているホトトギスがいました。残念ながら姿は見られず。
あじさいが終わりました。これで花巡りの前半戦が終了です。つぎはヒマワリかな。真夏の太陽にすっくとたたずむヒマワリ巡りが楽しみです。