2月になると各地で「梅まつり」が開催されます。これまで、野鳥見たさに巡っていました。そのうち、「梅の花を見ること自体」が楽しくなり、徐々に「ほかの花を見ること」も楽しくなり、今ではすっかり「花巡り」がわたしの年中行事になっています。2月は梅、3-4月は桜、5月はツツジ、6月はアジサイ、8月はヒマワリ・・・というように。そこで、これから増ます楽しくなるように「花巡り」のカテゴリーを作ってみました。
2月に入り、各地で「梅まつり」が始まりました。これから、梅→桜→つつじ→あじさい→ひまわり→バラと花まつりが続いていきます。何だかんだ言って、しょっぱなの梅が一番好きだったりします。今年も定番の府中市郷土の森公園、羽根木公園、小田原曽我梅林、高尾山梅郷、青梅梅の公園はもちろんのこと、ちょっと離れた初めての梅林にも足を伸ばそうと計画しています。まずは、祝日(11日)を利用して、調布市の「神代植物公園」で先陣を切る事にしました。例年、梅まつりが始まったばかりの2月上旬はまだ見頃を迎えていないことが多いのですが、果たして今日はどうでしょうか?
京王線・布田駅を降りてから歩くこと20分、深大寺に到着しました。参拝と名物・深大寺そばを求めて参道は混みあっていました。そこをかき分け植物公園の方へ。こちらも、けっこうな人出で賑わっています。一直線に「うめ園」へ向かうと、こんな感じでした。・・・やっぱり、例年通りほとんど咲いていない。

ま、仕方ないか。

そんな中でも、早咲きしている何本かを撮影してみました。「八重野梅」「冬至」、白花です。デジカメでパシャっと。

スマホでもパシャと。これから咲こうとする蕾が「ぷくっと丸くかわいい感じ」に撮れました。ただ、スマホでの撮影は空の青色が現実よりもはるかに美しく写されるので、少し危険を感じてしまいます。

キッチンカー、休憩所が在る並びに、撮影者の人だかりが出来ていました。ほぼ満開状態の八重野梅でした。

梅花の撮影を初めて3年目。そろそろ上達したいところですが、相変わらず苦戦を強いられています。花の一つひとつが小さいので、どうしても迫力に欠けてしまうのです。こんなんで、どうでしょうか???

キッチンカーでは団子が売られていました。撮影は後回しにして「みたらし」を食べることにしました。これが本当の「花より団子」ってやつです。ふっふっふ、団子はいつも「高尾山」で食べているので、わたしの舌は尋常じゃないほど肥えているのですよ。そんなわたしの口を満足させることが出来ますかな・・・パクっと・・・おおっ、美味い!ほどよい甘さ、食べ応えのある弾力、腹持ちするボリューム、どの点も満点!!高尾山の団子を超えているかもしれない。改めてキッチンカーを見ると、なんとそこには「高尾山銘菓 三福団子」の文字が。中腹のケーブルカー駅付近の団子屋じゃないですか。正直わからなかった。わたしの舌も大したことないかも・・・

白花が圧倒的に優勢のなか、わずかながら咲いている赤花もありました「森の関」です。「連久」「紅千鳥」「緋の関」と魅力ある品種がまだ見られないので、また日を改めたいと思います。

開花を待っている梅以外の花たちもー、
期待を込めて、ぐるっと一回りしてみました。まずは、3月下旬に向けてスタンバイしている桜から。こちらは、1988年に小金井公園で発見されたため「小金井薄紅桜」と名づけられた新品種だそうです。

知りませんでした。その年の1年間、けっこう近くに住んでいました。ご近所でそんな御目出度い出来事があったとは。俄然、親近感が湧いてきました。花期は4月上旬のようなので楽しみです。

桜のつぎに咲き誇る「つつじ」たち。両側が真っ赤に染まる日が楽しみ。

何と言っても、こちらの売りは5月からの「春のバラフェスタ」でしょう。濃赤の「クイーン・オブ・神代」にお目にかかれるのが待ち遠しくて仕方ありません。今はこんな感じです。ここから、3か月で盛り返すのですから、生命の神秘と言わざるを得ませんね。

本来いつもは主役の野鳥たちも、今日はお花が主役なので脇役に回ってもらいました。この公園は「シジュウカラ、メジロまみれ」と表現したくなるほど、2種類がたくさん飛び交っています。しかし、そんな中で、今日目立っていたのはこの2羽でした。人通に近い木の枝で堂々としていました。こっちはモズのメスでしょうか。もし、そうだとしたら、人間ならば身長190センチ、体重90キロあるレスラーのような女性です。

同じ木の枝で、温かい目で見つめるオス。仲が良さそうです。夫婦なのか?あるいは親子なのか?

近くに寄って、撮影を試みてみました。まったく動じません。度胸満点のモズ子ちゃんでした。

土日(15,16日)になれば、梅花前線の状況は変わっているかもしれません。さて、どこに向かいますか