2月になると各地で「梅まつり」が開催されます。これまで、野鳥見たさに巡っていました。そのうち、「梅の花を見ること自体」が楽しくなり、徐々に「ほかの花を見ること」も楽しくなり、今ではすっかり「花巡り」がわたしの年中行事になっています。2月は梅、3-4月は桜、5月はつつじ、6月はあじさい、8月はひまわり・・・というように。そこで、これから増ます楽しくなるように「花巡り」のカテゴリーを作ってみました。
6月も20日を過ぎ、あじさい祭りも終盤に入ります。今日は(6月23日、日曜日)、府中市郷土の森公園を再訪してきました。
6月4日の日記を読んでみてください。まだ「あじさいまつり」開幕日だったので、満開の花が咲き乱れている情景を撮影できませんでした。あれから2週間が経ちました。もう期待できるでしょう。胸を高鳴らせて、いざ!園内へー、
どーん!
どーん!
どーん!
どーん!
どーん!
どどーん!
どどーん!
まるで満開の打ち上げ花火のように大玉が咲き乱れていました。狙い通りの最高の見頃を迎えています。やっぱこうでなくちゃね。
さらにー、他では見られない、こちらならではの魅力がありました。移築された郷土の古民家を背景に趣深い撮影ができることです。
「旧河内家住宅」を背景にパシャ、
「旧田中家住宅」を背景にパシャ、
「旧三岡家長屋門」を背景にパシャ、
「水車小屋」を背景にパシャっと。
どうでしょうか?高幡不動の仏像背景に負けず劣らずの趣きがあるでしょう。
撮影しながら歩いていたわたしに見知らぬご婦人が近づいてきました。あれ、どうしたのかな?と戸惑っているわたしに「あの左に曲がった階段辺りに珍しいピンク色した花が咲いてますよ」と声をかけてきました。どれどれ?と探してみました。おそらくこれかなと。
確かに、あまり見たことの無いようなピンク色をしています。気づきませんでした。「良いこと教えていただきました。ありがとうございます」パシャっと。
こんなものもー、「けやき並木」では鉢植えされたあじさいが展示されていました。やっぱり、あじさいは和名が良く似合います。
「青玉」
「赤玉」
「キラキラ星」
「踊り子甘茶」
「巡恋花」
色々な品種があって、まるでバラのようでした。
ーその他の風景ー
恒例の花に群がる昆虫たち。みんな花や葉の蔭に隠れておとなしく雨宿りしていました。
トンボ
シジミチョウ
蔵王には雪が着氷した「スノーモンスター」という名物があります。枝垂れ梅が、まるで葉っぱでできた「グリーンモンスター」のようになっていました。ギャオーん!と叫んで襲ってきそう。
イスの仕舞い方が個性的でなんか笑えます。
わたしの思い出や記憶の中にあるあじさいの情景には「しとしと雨」と「デンデン虫」がつきものでした。今年はこれまですべて青天でしたが、今日は朝からしとしと雨。雨に濡れた花を見ていると、やっぱり、こっちのほうが情緒深くてあじさいらしい気がします。
しとしと雨に濡れたあじさいは見られました。つぎにデンデン虫がついてる情景を探してみました。あちこち目を凝らして探しましたが、見つかりません。思い返してみると、今日に限った話ではなく、ここしばらく見ていない気がします。近年数を大幅に減らしているように思えます。諦めて出口に向かっていました。すると、出口付近の植込みにノロノロ這っている奴がいました。こんなところに居ないで、あじさいの葉っぱにくっついて欲しいなあ、と思いました。