天才詩人こうやまあきらのブログ!

パワースポット巡り100ヶ所、野球観戦100試合、日本酒100銘柄の年間トリプル100を目指して

今年最後の旅地へ 【21】

 

世界の富裕層はイベントを求めて一年を同じスケジュールで旅するといいます。1月はスイスのサンモリッツにスキーへ、5月はモナコにF1観戦へ、7月は夏の日差しを求めて地中海のイビサ島へ、8月はオーストリアザルツブルク音楽祭、11月にはフランス・パリの凱旋門賞へ、というように。これを「ハイライフカレンダー」というのだそうです。
これと同じように、わが国のアマチュア野球界にもハイライフカレンダーがあるのをご存じでしょうか?4月、9月は神宮球場東京六大学野球観戦へ、7月は東京ドームに都市対抗野球観戦へ、8月は甲子園に高校野球観戦へ、11月は京セラドーム大阪に社会人野球日本選手権へ、最後、神宮球場にもどって明治神宮野球大会を観戦しに旅することをいいます。
日本人にとってみれば、こちらのほうがよっぽど贅沢な旅ではないでしょうか?少なくとも、ぼくにはそう思えて仕方ありません。
さあ、最高の贅沢を求めて、「アマチュア野球界のハイライフカレンダー」に沿って出発です!

 

 

真夏に、それも暑い日中にやることが多い学生野球を、季節外れの11月に、それも夜にガタガタ震えながら観戦するのがこの大会なのです。

真っ暗な場内に、ナイター照明のもとで躍動する学生ユニフォーム姿の選手たち。スポーツの域を超えた信仰の世界をかもしだす、それが明治神宮野球大会なのです。

 

令和5年の明治神宮野球大会・大学の部、準決勝第2試合を観戦に、明治神宮球場に足を運びました。大会は明日の決勝まで続きますが、わたしの旅(観戦)は、この試合で今年最後となります。「今年最後の観戦」ゆえ、飲食するものすべてに今年最後の~がつきます。

 

今年最後の酒類。選んだのは「長岡の和梨サワー」。その美味しさは「村上宗隆の熊本デコポンサワー」と双璧、どっちにするか、けっこう迷いました。

 

今年最後の食事。選んだのは「ホームランカレー」です。球場内にカレーが何種類かあるなかで、もっとも具材がシンプルなカレー本来の味が楽しめるやつです(シンプルが理由で、一番安いからじゃありませんよ)。

 

お気楽グルメ旅行だと勘違いされるので、ちゃんと野球の話もー、準決勝第2試合は慶應義塾大学日本体育大学の対戦でした。どうしても、この旅地を本拠地にしている慶応を応戦したくなります。まったく点をとれる気配のなかった日体大の先発投手から、目の覚めるような逆転3ランを打ったのが廣瀬二塁手でした。下の写真を撮った1分後の出来事でした。続く打席でもダメ押しになるソロを打ちました。ほんと頼りになる選手です。でも、よく考えたら、廣瀬は福岡ソフトバンクホークスにドラフト3位指名された選手。西武ライオンズ・ファンには、ちょっと頭が痛くなる選手になりそうです。

 

かたや、まったく点をとれる気配のなかった日体大の先発がこちら、寺西成騎投手です。小柄なのに力強い球を投げるなあと見ていたら、186㎝もあるのだとか。けっこう高いところに座っていたのでそんなふうに見えていました。まだ3年生、来年どんな投手になっているのか楽しみです。

 


今年最後の情景。試合が終わり最後に見た場面です。毎年のことですが、選手たちが去ったグラウンド、観客がまばらになったスタンドを眺めていると、感無量な気分になります。神宮球場には、明治天皇を祭った球場という格別な世界観が感じられます。甲子園も東京ドームもすばらしい舞台ですが、やっぱり1年を締めくくる最後の舞台はここが相応しいと感じます。

【21】慶応義塾大5-1日本体育大学

 

年間100試合観戦を謳いながら、終わってみればわずか21試合に留まる大惨敗・・・。この屈辱を胸に留めて、来年こそ100達成を誓いたいと思います。がんばるぞー!

 

※翌日の決勝では、慶應が青山学院を破って見事日本一になったようです。やった〜