♪ この美しい日本列島に
クワガタ民族と大和民族の美しい共同体を作りたい
さあ、手をとりあって
夢の社会を作ろうよ
おお、われらが国虫会
栄光の国虫会
大日本国虫会 ♪
2013年9月、駅前大型スーパーで売れ残っていた可哀想なクワガタを引き取ってやりました。はじめは、可哀想で引き取っただけでしたが、その魅力にとりつかれていくようになりました。そのうち、日本に「国虫」が決まっていないことに気づき、この魅力あるクワガタを国虫にしようという高い志をもつようになりました。そして、ついに、その志を遂げるべく「国虫会」を結成しました。総裁をはじめ要職にはわたしが就き、必ずやフリーメーソンを超える秘密結社に発展させるつもりです。どうか、ご期待のほどよろしくお願い申し上げます。
国虫会 総裁(兼)会長(兼)理事長(兼)幹事長(兼)広報部長(兼)飼育部長 こうやまあきら
国虫会の「古事記累代」についておさらいしました。では、つぎに、もう一方の看板累代「北九州ヒラタ一家」について語らなければなりますまい。その気性の荒っぽさから、任侠団体風の累代名にした暴れん坊たちです。ヤ×ザではありませんよ、強きをくじき弱きを助ける、あくまで任侠道を追求する団体です。そのへんは誤解ないようお願いします。当代の三代目です。
後継者作り 2017/06/19
昨年、二代目を襲名した北九州ヒラタ一家の総長ですが、はやいもので次の継承者を産んでもらわないといけない時期にきました。そこで、こんなにベッピンさんな姐さんを用意しました。女子力高そうでしょうー。
<わしの赤ちゃんを産んでくれ、っちゃ
<あら、よくってよ。おほほほー
どうやら相性いいみたいですねー。これで、三代目の顔を見れる日も近いかな。
三代目候補たちが産まれました! 2017/08/29
産めよ、増えよ、地に満ちよ!
地に満ちて、
地を従わせよ!!(聖書)
(ここで、「ワルキューレの騎行」が大音量で流れる)
二代目北九州ヒラタ一家の姐さんが、つぎつぎと赤ちゃんを産みはじめました。来年、この中から三代目が選ばれるのです。それまで、栄養たっぷりの菌糸を食べて、大きく育ってください。
さあ、長くて遠い継承者レースがはじまりました。楽しみだなあー。
サナギへの準備 2018/03/24
ガサゴソ、ガサゴソ・・・
暖かい日が続き、春の訪れを感じた北九州産ヒラタクワガタの幼虫ちゃんたちが身支度をはじめたようです。ビン底で体のまわりに穴を堀り、その壁をフンで塗り固めはじめました。こうして特別にあつらえた寝室で(専門用語で蛹室といいます)、近いうちにサナギへと生まれ変わるのです。親や先輩に作り方を教わることもなく、時期がくると自分たちで勝手に作りはじめるのが不思議でなりません。みんな天性の大工のようです。そして、これから夏に羽化してくるまでが、最も気を使わなければならない繊細な時期になります。少しの衝撃でも、ショックで死んでしまうことがありますので。
この幼虫の中から、デカくて強いやつ一頭だけが国虫会直参団体「北九州ヒラタ一家」の三代目を継承することになるのです。どの幼虫になるのでしょうか、今から楽しみです。
サナギマン 2018/03/28
サナギマンになったっちゃ!
北九州ヒラタ一家の幼虫ちゃんたちが、続々とサナギマンになってます。やがて、1カ月もすれば、みんなイナズマンに(成虫に)なるでしょう。その時が、今から楽しみだっちゃ!
羽化ラッシュ 2018/05/21
北九州産ヒラタクワガタのサナギたちが、この暑さに反応して、つぎつぎに羽化しております。みんな、別々にビンの中に入れられているのに、まるで申し合わせたように同時にぬぎぬぎをはじめるから不思議なものです。もしかすると、ビン越しに会話でもしているのかもしれません。(なーんてことはないか)
今は早めに羽化する体の小さなメスの段階ですが、もう少しすると大きなオスがはじまります。これで総本部も、どんどん騒がしくなりますねー。
メス<ぬぎぬぎ、ぬぎぬぎ・・・きゃー、なにお尻撮ってんのよー、セクハラっちゃ!
もうちょい 2018/05/27
国虫会の直参団体「北九州ヒラタ一家」、その三代目を継ぐオスがぬぎぬぎしはじめました。さすが、日本一の武闘派の土地から来たクワガタ、その最中も、さかんに周りを威嚇していて、写真を撮ろうと覗いたぼくも、睨みつけられてビクッとしたほどでした。
まだ全体が見えないので、はっきりしたことはわからないのですが、ざっと見えた感じからすると、初代、二代目よりかなり大きいようです。成功する組織には、三代目が大きく発展させるケースが多いので、この三代目にも期待が大ですね。
<ぬぎぬぎ、ぬぎぬぎ・・・ちょっとだけよ〜、ちゃ(加藤茶のモノマネで)
あともう一息 2018/05/29
北九州ヒラタ一家三代目を覗いてみると、あおむけになって体の裏側を乾かしていました。この写真ではわかりずらいかもしれませんが、ぬぎぬぎしたての頃の白っぽい体から、(まだやや赤みがありますが)クワガタらしい黒色に乾きつつあるようです。あともう一息ですね。
「三代目」決定! 2018/08/25
記録的な猛暑だった今年。保冷剤で冷やしたり、クーラーを使ったりしてなんとかやり繰りしてきましたが、それでも防ぎきれなくて、クワガタたちもゲンナリしていました。クワガタというと、夏の暑さにはさぞかし強いのだろうと考えがちですが、実際はそうでもないのです。彼らが住む山奥は、夜になると意外と涼しくなるので。
北九州ヒラタ一家三代目候補のオスたちも、せっかく体が固まって蛹室から出てきたのに、あまりにも暑くてグッタリしています。(見ていて、かわいそうなほどです)
そんな中、一匹だけやたらと元気のいいやつがいました。他の兄弟たちよりも一回り体が小さいのですが、飼育ケース内をずっと走り回っています。エサやりのときも、デカい兄弟たちはグッタリして、ぼくの存在にまるで無反応なのに対し、背伸びをして小さいツノをふりかざして威嚇してきたり。闘争心も人一倍あるようです。
その姿を見てピンとくるものがありました。本来なら、一家の跡を継ぐのは体のデカいやつにするものですが、三代目はこいつに任せてみようと思いました。やっぱり元気であることが一番だと思うのです。このイキのよさで、組織をしっかりまとめてもらいましょう。
というわけで、継承の盃事を。親の二代目から直接かわせればいいのですが、残念ながらすでに亡くなっていますので、ここは一匹で。ブリーダーファーム社の「すこやかゼリー」を用意しました。
<盃を飲みほされますと、代は当代であります。
<おう。まかせろっ、ちゃ(おいしいおいしい、ちゃ)
じゃじゃじゃーん♪(ここで北島三郎調の演歌が流れる。任侠映画でよく見るやつです)
今日ここに、国虫会北九州ヒラタ一家「三代目」が誕生しました。四代目、五代目〜と何代続いていけるのでしょうか?永遠に続いていってほしいものです。
総裁選と執事のお仕事 2018/10/14
先日、自民党内での「総裁選」が話題になりましたが、政権与党に勝るとも劣らない政治力と影響力を持つ秘密結社「大日本国虫会」でも「総裁選」が行われました。結果、無投票で再選することが決定、同時に「会長」「理事長」「幹事長」から「広報部長」「仕入部長」「飼育部長」まで要職すべてを引き継ぐことも決定しました。
・・・なーんていう肩書を見ると、とんでもない独裁者に思われてしまいますが、しょせん事務方の人間など、本会員(クワガタ様)から見たヒエラルヒーでは下の下なのです。メシを運んでくれたり、飼育ケース内を掃除してくれたりする、いわゆる「執事」でしかないのが現実なんですよ。
最近、気温もぐっと下がり、クワガタにとっては適正温度になりました。過ごしやすくなったためか、食欲が旺盛になり、メシの量がはんぱないほどになっています。とくに、北九州ヒラタ一家三代目などは、さほど体はデカく無いのですが、食べっぷりがものすごくて、すぐにケース内は食べ終わったゼリーの殻だらけに・・・。おかげで、執事の仕事が増えて増えて仕方ないんですよねえ。
総本部も冬支度へ 2018/11/25
最近、朝晩がめっきり寒くなりました。まあ、もうすぐ12月なのですから、それも仕方ないでしょう。
国虫会総本部も、最近ではすっかり冬支度がはじまっております。国産オオクワガタたちが、クヌギの止まり木の下に隠れてじっとするようになりました。これからはじまる長い長い越冬態勢の準備をしているようです(クワガタの冬越しは、クマのように仮死状態になる『冬眠』ではなく、じっと動かなくなって体力を温存してやり過ごす『越冬』といいます)。
オシホホミミも、ほら、この通り。
ところが、北九州ヒラタ一家の面々は、まだまだ動き回っているし食欲も旺盛のようです。夏の暑い時期にはぐったりしていて、オオクワガタのほうが元気よかったのに。冬の寒さにはヒラタのほうが強いようです。自然界ではそうやってうまく時期をずらして共存しているのかもしれません。
その後の物語は、7月からはじめたこちらの新ブログに書いています。どうだったでしょうか?ざっと一家の歴史を振り返ってみたのですが、その魅力が伝わったでしょうか。四代目、五代目~と続いていく一家の成長をあたたかく見守ってやってください。
《おわり》