♪ この美しい日本列島に
クワガタ民族と大和民族の美しい共同体を作りたい
さあ、手をとりあって
夢の社会を作ろうよ
おお、われらが国虫会
栄光の国虫会
大日本国虫会 ♪
2013年9月、駅前大型スーパーで売れ残っていた可哀想なクワガタを引き取ってやりました。はじめは、可哀想で引き取っただけでしたが、その魅力にとりつかれていくようになりました。そのうち、日本に「国虫」が決まっていないことに気づき、この魅力あるクワガタを国虫にしようという高い志をもつようになりました。そして、ついに、その志を遂げるべく「国虫会」を結成しました。総裁をはじめ要職にはわたしが就き、必ずやフリーメーソンを超える秘密結社に発展させるつもりです。どうか、ご期待のほどよろしくお願い申し上げます。
国虫会 総裁(兼)会長(兼)理事長(兼)幹事長(兼)広報部長(兼)飼育部長 こうやまあきら
国虫会の「古事記累代」についておさらいしました。では、つぎに、もう一方の看板累代「北九州ヒラタ一家」について語らなければなりますまい。その気性の荒っぽさから、任侠団体風の累代名にした暴れん坊たちです。ヤ×ザではありませんよ、強きをくじき弱きを助ける、あくまで任侠道を追求する団体です。そのへんは誤解ないようお願いします。
「北九州ヒラタ一家」誕生 2015/09/05
パン!パン!パン!と乾いた音がたびたび鳴り響く北九州市。いま日本で一番危険なこの町から、ヒラタクワガタのオスとメスがやってきました。
2匹を並べてデジカメを構えてみたら、ほら。う〜〜〜、と唸って今にも飛びかかってきそうな雰囲気に。おっかねー。「気性の荒いヒラタクワガタの有名産地が、ことごとく人の気性が荒くて有名な土地と被る」というシンクロも面白いですね。もちろん、2匹の累代名は「北九州ヒラタ一家」(笑)。どうです?任侠団体風の累代名が似合うでしょう。その元気で、国虫会を盛り上げてください。でも、ほかのクワガタと抗争しちゃダメですよ。
なんと、いきなり、交尾をはじめました。まだ出会って3分ぐらいなのに、もう。唖然・・・。
・・・ははは。それでは一家の継承をよろしく頼みます。
落ちないクワガタ 2015/09/28
午後、先島諸島に台風21号が上陸しました。聞くところによると、風速がなんと80メートルを超えたんだとか。まれにみる大型台風だったようです。
先島諸島といえば、先島ヒラタクワガタの産地。かわいそうに、みんな木の裏側につかまって、ぷるぷるしながら、必死に暴風雨に耐えていたのでしょう。
あ、いいこと考えついた!がんばったクワガタたちを、「落ちないクワガタ」として売り出してみたらいかがでしょうか?受験シーズンになったら、きっと話題になりますよ〜。
へんたい 2016/03/02
子供向けの昆虫図鑑に、「クワガタムシはかんぜんへんたいのいきものです。へんたいといっても、へんなことをするひと、といういみではありません」と真面目な顔をして書かれていました。「へんたい」、ってねえ・・・ぷぷぷっ。
今日は、北九州ヒラタ一家の幼虫ちゃんたちのお引っ越しをしました。一ヶ月遅く生まれてきたからか、かなり小さめでした。ちょうど育ち盛りの時期に冬がきてしまい、たくさん食べられなかったからだと思われます。これから暖かくなるにつれて、どんどん大きくなっていくことでしょう。
それにしても、この幼虫の体が、やがて角の生えた鎧のような体に変わるんですから。「へんたい」には「生命の神秘」を感じてしまいます。
子供たちの現況報告 2016/07/13
国虫会飼育部より現況報告です。昨年10月に産まれた「北九州ヒラタ一家」の二代目たち。その中から先陣をきって、この子が無事に脱皮、成虫になったようです。ボトルがプラスチック製なので、中身がよく見えませんが、おそらくメスだと思われます。まだまだ蛹になっていない幼虫もいますので、今後も期待できますね。
飼育部長 こうやまあきら
もうすぐ二代目が誕生します 2016/08/04
幼虫が入っていたビンの一つを、その後どうなったのか気になり、掘ってみました。そうしたら、ほらこの通り。オスが見事に羽化していました。完全に体が固まるまで、ビン底に作った穴の中で過ごすのでしょう。二代目誕生まで、もうすぐですね〜。
ぼく<もー、いーかい?
二代目跡目継承式 2016/11/19
先日、「北九州ヒラタ一家」の姐さんが息をひきとりました。寿命まで生きぬいた大往生でした。
そして、さらに、最近になって、おやっさんのほうも足がガタガタになってきました。すでに右前足の先(専門用語でフセツ)がとれているようです。クワガタの寿命は足からくるので、こうなると余命いくばくもないといったところでしょうか・・・。
残念ながら、残された時間はあとわずかのようです。そこで今のうちに、息子に跡目を譲る盃事を執り行うことにしました。
ぼく(初代に向かって)
<親分、その盃を(ゼリーを)、跡を継がれる方に、お気持ち残され三口半でお飲みくだされ
初代おやじ<じゅるじゅるじゅる(んー、おいちいー、おいちいー、ちゃ)
ぼく(息子に向かって)
<この盃を(ゼリーを)飲み干されますと同時に、二代目総長とあいなります。そのご覚悟ができましたならば、三口半にて飲み干し懐深くお納めくだされ
息子<ちゅぱちゅぱちゅぱ(うめ~、やっぱゼリーはバナナ味にかぎるっちゃ)
ぼく<席が替われば当代になります!
(じゃんじゃんじゃんじゃーーーん!!と、ここでサブちゃん調の演歌が流れる)
こうして、二代目が誕生しました。ちょっと心配な部分もありますが、これから新しい時代がはじまるのでしょう。これによって、わが国虫会もますます発展していくことでしょう。
《三代目へつづく》