「天才詩人こうやまあきらのブログ」も開始してからもうすぐ10年。これだけ月日が経つと、昔書いた人がもう亡くなられていたり、二度と会うこともない疎遠な関係になった人もいたり、あまり知られたくない恥ずかしい出来事なんかがいっぱい書かれていたりします。
ーそこで、
読んでいただきたい日記だけを、新しいブログ「天才詩人こうやまあきらのブログ!」へと移行させることにしました。
ただ日記数が膨大なので(2500本以上!)、暇をみつけては少しずつの移行となりますので、よろしくお願いします。
ここ最近、年末に、「その年で一番印象に残っているパワースポットや土地」を再び旅することにしています。そうすることで、よりいっそう、その土地の印象が深まり思い出深くなるからです。平成26年(2014)の年末は、関が原と猿投山を目的に巡ってきました。その日記を二日に分けてアップします。
パワースポット巡り(221)猿投神社 2014/12/30
とおい昔、惨殺しちゃった兄貴の墓参りに行ってきました!
とおい、とおい昔、はるか前世の昔。ぼくがヤマトタケルだったころ、「大碓命」という双子の兄貴がいました。いい兄貴でしたが、ちょとした聞き違いから、こともあろうか手足をもいで馬小屋に投げ込んでしまいました。
つい先日に聞いたのですが、その兄貴のお墓が、愛知県豊田市の猿投山(さなげやま)にあるのだとか・・・。「今こそ兄貴にあやまりたい!」という一心で、関ヶ原巡りの翌日は猿投山に向かいました。
(猿投っていう地名、「ボールの代わりに猿を投げてドッチボールしている」のを連想させて、なんか、おっかないです)
まず山へ登る前に、ふもとにある「猿投神社」へお参りです。ここに兄貴が祭られていますので、まずは挨拶しておきましょう。なんでも、兄貴が左利きなんで「左利きの神様」になっているんだとか。さすが八百万の神様の国、利き腕の神様までいらっしゃるとは。
檸檬カラーの鳥居が出迎えてくれました。こういう色は珍しいかも。
まっすぐ伸びる参道で、「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンと響く痛み」がきます。
拝殿の前まで来ると、「ご神気」という言葉がぴったりくるような厳かで張りつめたキーンが漂っていました。「兄貴、これから、あやまりに行きます」と頭をさげて、ぱん!ぱん!っと。
さあ、背後にそびえる猿投山に向かい、山中にある「大碓命の墓」を目指します。
最初は勇ましく登っていったものの、これがけっこう急斜面で大苦戦。それというのも、ほら、本来は登りやすいように作られているはずの木の階段が、「まるでジャイアント馬場の歩幅を基準に作った」かのように設定されているから。もう、一個一個飛び越える感じ・・・。
すると横から、こんなかわいい子が声援を送ってくれました。
さらには、こんな危険な登り坂も!木が倒れて崖にすべり落ちています。もう汗だくになりながら、ひー、ひー、言いながら歩いていました。
すると、びっくりすることがありました。後ろから、キャンキャン!と吠えて追いかけてくるモノがいたのです。それは、ちっちゃな「チワワ」でした。ちょん、ちょん、ちょんと跳んできて、追い越しざま、ぼくに向かってキャン、キャン!と吠えていきました。そのすぐ後ろから、飼い主一家の登ってくる姿が見えました。どうやら、この山道は「東海自然歩道」の一部と重なり、家族連れのハイキングコースにもなっているようです。
それにしても、チワワに抜かれるのは、もの凄い屈辱を感じます(苦笑)
1時間半かかって汗だくになりながら、「東の宮」に到着しました。う〜ん、奥の院らしくなかなかのキーンが漂っております。
・・・はて?ところで、お目当ての「大碓命の墓」はどこ?そうしたら、どうも、ぼくの勘違いのようでして、お墓は「東の宮」ではなくて「西の宮」の近くにあるようです。なので、また来た道をもどって、「西の宮」と書かれたルートへ。
こっちのルートもまた険しい坂道になっていました。しかし、行けども行けども、それらしき場所に行けないのです。おかしいなあ〜。ないくんか、ぜんぜん違う道をぐるぐる回っている感じが・・・。
しばらく探し回ってみたものの、結局わからず。帰りの新幹線の時間も迫ってきているので、ここで断念することにしました。あ〜、残念〜。
けっきょく、兄貴の墓には行けずじまい。これはおそらく、兄貴がまだ怒っていて、「会いたくない!」と門前払いされたということでしょう。もうしばらく時間を置いて、怒りがおさる頃に来ようと思います。
「兄貴、また来るよ〜」
「天才詩人こうやまあきらの個展」やっています!
【期間】12月14日(土)〜12月29日(日)
【場所】神田神保町きっさこ
「都営新宿線神保町駅」A4出口から白山通りを水道橋駅方面へ。途中、マツ モトキヨシの角を左へ曲がり、さらに一つ目の角を左に曲がった裏通り