天才詩人こうやまあきらのブログ!

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本物の現代アートがここに!

 

仕事帰り、現代アートの展示で有名な金沢21世紀美術館の前を通りました。平日なのに受付には多くの人が並んでいて、西洋人観光客も目立ちます。

 

ほほう~、言語芸術の現代詩において天才と呼ばれる(自称)わたしに、視覚芸術である現代アートやらが何を見せてくれるのかな~。(上から目線で)鑑賞してあげましょっ~

 

1200円払い、鞄をロッカーに入れて、いざっ。

 

みんながのぞき込んでスマホを向けていたのがこちら。雑誌とかで見たことあるやつです。誰もいなくて、これじゃあ普通のプールを写しただけに見えるなあ、と困っていたところ、まるでモデルさんのような女性二人がどやどやっと入ってきて、絵画のような画像が撮れました。

 

各個室に作品が展示されていて、順番に巡って鑑賞する形式のようです。一回りしてみての感想は・・・うーん、ちょっとねえ。もともと現代アートやらには理解がないというか意味がわからないという思いがあったので、そういう感想をもってしまうのかもしれませんけど、やっぱり「だから何なの?」と言いたい、大切なことを訴えていると思えない、面白い観点のわからない作品ばかり。

 

 

そんな思いでいながら、通路のガラス越しに中庭になっている部分に目をやると、ふと目に入る小さな影がー、

 

ーん?あそこにいるのは・・・スズメガ

 

 

中庭には風が渦巻いているようで、一匹のスズメガが羽をばたばたとなびかせ、足をとられそうになると、ぐっと力を入れてふんばって耐えていました。

ああああ・・・!思わず歓声をあげそうになりました。

自然に委ね、抗うという、人類がこれまで直面してきたもの、これからますます直面していくと考えられるもの、人類の未来の課題を問う、本物の現代アートがここにあるじゃないか!と。

「すみません、ここに展示されているこの作品は誰の作品ですか?」と皮肉っぽくガイドにききたくなりました。

 

通路には多くの鑑賞者がいて、なかにはアーティスト側にいると思われる人もいましたが、誰も気づいていないようでした。もしかすると気づいていたけど、そこに何も見いだせないで無視したのかもしれません。まあ、何からインスピレーションを得るかは人それぞれ。常在詩場・・・わたしには方向性に指針を与えてくれる思わぬ機会となりました。

 

来てよかった、ありがとう。