ちょっと空を見上げるだけで
すこし耳を傾けるだけで気づく
豊かな世界「野鳥の世界」
それに気づいて生きるのと
気づかないで生きるのとでは
まるで豊かさの違う
人生になりそうです
パワースポット巡りをしていると、よく野鳥を見かけます。最初はおまけとして撮っていましたが、思い入れが日増しに強くなっていき、ついにカテゴリーを設けることにしました。
野鳥の生態はど素人、愛機はもうすぐにでも寿命が尽き果てそうなボロボロのデジカメ・・・。そんな低装備なわたくしですが、「かわいい野鳥を見たい」の一心だけで全国を探索していきます。実際の野鳥は、われわれ人間などには、はるかに及ばない過酷な一生をおくっているのですけどね・・・。
まあ、いいじゃないですか。かわいい野鳥を探して見つけることができれば、かわいいものを見たときに溢れる「幸せ脳内物質」に満たされ、幸せな日常をおくれるのですから。
そう、「野鳥」探しは「幸せ」探しに他ならないのです。「毎日が楽しくない、幸せを感じられない」という人には、ぜひオススメします!
3月まで、野鳥探し(幸せ探し)をやっていました。4月になって、国内組は山へ帰り、海外組は故郷のロシアへ帰っていき、葉は生い茂り残った野鳥たちを隠し、さらにわたしの天敵であるケムたん(毛虫)イモたん(芋虫)が跳梁跋扈するにいたって終了となりました。・・・とはいえ、まったく姿を見せなくなった訳でも、興味を失った訳でもないので、折をみてちょくちょく撮影をやっています。
カワセミがいると聞き、この休日(28日、日曜日)を利用して杉並区の和田堀公園へ。京王線に乗り、明大前駅で井の頭線に乗り換えて、二駅先の西永福駅で降りました。ここから15分ほど歩いて着きました和田堀公園です。この池の雰囲気・・・いかにもカワセミがいそう。
大砲のようなカメラを構えたカメラマンさんがずらっと並ぶ場所がありました。わたしもそこに同席させていただき待ち伏せです。しかし、いっこうに現れる様子がありません。しびれを切らし、徐々に人が去っていきます。さすがに、わたしも今日はあきらめることにしました。
残念・・・。ま、こういうことはよくあることです。せっかくきたのだから、周辺を巡ってみることにしました。善福寺川沿いを歩いていきます。都内とは思えない自然環境、ただカラスの鳴き声が気に障るかな。
しばらく行くとー、
おや?両側に大砲を構えたベテランカメラマンさんや、そればかりではなく、スマホを構えた地元のオバちゃんや、通りすがりの年配夫婦らが集まって一点を見ています。
これだけの集客力を誇るのはカワセミしかいないでしょう。さて、どこにいるのかな、とー。
しかし気づいたのですが、カワセミだったらもっと川面に近い位置にカメラを向けているはず。なのに、みなさん、かなり高い位置に向けています。じゃあ、あそこには何がいるんだ?
あっ、電線に猛禽類がとまっている、
ドーン!
あれはオオタカじゃないか!?初めて見るぞ。
ちょっと上の電線に飛び移っただけで「おおーっ」と歓声が上がります。
しばらく辺りを睥睨したあと、ケぇケぇケぇケぇケぇケぇ♪と奇声を上げて飛び立っていきました。現場を支配するものすごい緊張感から解放された、1分後の光景がこれ。あっという間に人が引いていきました(笑)
カワセミには会えなかったけど、同等かそれ以上の大物と会うことができました。大変満足した野鳥探し(幸せ探し)になりました。よかった、よかった。