ちょっと空を見上げるだけで
すこし耳を傾けるだけで気づく
豊かな世界「野鳥の世界」
それに気づいて生きるのと
気づかないで生きるのとでは
まるで豊かさの違う
人生になりそうです
パワースポット巡りをしていると、よく野鳥を見かけます。最初はおまけとして撮っていましたが、思い入れが日増しに強くなっていき、ついにカテゴリーを設けることにしました。
野鳥の生態はど素人、愛機はもうすぐにでも寿命が尽き果てそうなボロボロのデジカメ・・・。そんな低装備なわたくしですが、「かわいい野鳥を見たい」の一心だけで全国を探索していきます。実際の野鳥は、われわれ人間などには、はるかに及ばない過酷な一生をおくっているのですけどね・・・。
まあ、いいじゃないですか。かわいい野鳥を探して見つけることができれば、かわいいものを見たときに溢れる「幸せ脳内物質」に満たされ、幸せな日常をおくれるのですから。
そう、「野鳥」探しは「幸せ」探しに他ならないのです。「毎日が楽しくない、幸せを感じられない」という人には、ぜひオススメします!
今日は3連休の初日(11月3日、金曜日)、飛び去るカワセミの後ろ姿を見て依頼、2度足を運んだものの撮影できずにいる、高尾山の麓「案内川」へ3度目の挑戦に行ってみます。
京王線・中河原駅から直行する高尾山口行きに乗り、うとうとしながら約30分。乗ったときは、わたし一人だった車両が、降りるときは老若男女、国籍を問わず立錐の余地もないほど登山客でぎっしりになっていました。さすが、登山客数世界一の山。
駅から高尾山に向かう登山客。もう、ぎっしりなのがわかると思います。
そんな喧騒をしり目に、わたしはほとんど人が歩いていない反対側へー、
まずは、パワースポット「高尾山麓氷川神社」にご挨拶を。今日の成功を祈願して、ぱん!ぱん!と。周囲を駐車場に囲まれているので、ちょっとした場末感漂うところが残念ですが、山麓の神様らしい、純粋で澄み切った氣が漂う良い神社です。
キセキレイ夫婦がとまっていた電線に注意しながら歩いていきます。キョロ、キョロ。
すると突然、♪ウケケケーーと、怪鳥のような鳴き声が響きました。続けて、♪キョンキョン!とこれまた奇声が響き渡りました。あー、これこれ。この謎の鳴き声、雑木林から時々聞こえてくるので、いつか正体を突き止めてやろうと考えていたやつです。
どこだ?どこだ?キョロキョロしていると、茂みからピョンと飛びだして電線にとまった茶色い物体が目に入りました。
<あっ、でてきた!・・・ん、モズ?
目が飛び出さんばかりにでっかく、体つきが華奢で、今まで見てきたやつとはちょっと違うような。幼鳥とみましたが、どうでしょうか?
目的地「案内川」に着きました。いつもの「坂本橋」です。ここで、いつも見られるキセキレイを探します。
<あ、いた!やっぱりここは狩場のようです。
わたし<あ、あそこにもいるぞ!・・・なーんだ、キ(黄)セキレイじゃなくてハク(白)セキレイか・・・
ハクセキレイ<キキッ!(黄と白じゃ、ずいぶんあつかいが違うじゃねーか!)
♪ヒッヒッヒッヒ
♪ヒッヒッヒッヒ
ーと、そのとき。どこからともなく、聞き覚えのある鳴き声が響いてきました。この鳴き声はあきらかにジョウビタキ。今まで、この橋で見たことありません。キョロキョロしていると、鉄柵の割りと近い距離に茶色い物体を発見。
ああ、やっぱり、お姫さまジョウビタキのメスがいるう〜。かわいいなあ〜🖤
向こうに見えるのが落合橋。この区間でカワセミを見ました。しばらく待っていたけど姿を現さず。
20号を渡って、橋の反対側に回ってみました。どうです、雰囲気的にいそうでしょう。
うーん、今日もいない。残念だなあ。
屋根の上からカラスの視線が。なぐさめてくれるのかい、ありがとう。
恒例の昆虫シリーズ!
チョウは小さな体で不規則に舞うので、上手く撮影することが難しいもの。しかし、この辺りのチョウたちはみんなのんびりしていて、簡単に撮影させてくれました。
性格に地域性があるのでしょうか?
今日一番、優雅だったチョウ。ーん?
羽の模様がまるで、マジックで書かれた英数字のような?ほら、0TR Y15310と読めるでしょう。もしかすると暗号が書かれていて、スパイにより放たれた伝書チョウかもしれません。ぜんぜん役に立ちそうもないけど(笑)
狩りの体勢に入っているカマキリがいました。お腹が大きくなっています。卵を産むために、たくさんの獲物が必要なのでしょう。
クルッ
カマキリくあら、美味しそうじゃない〜
わたしくひゃっ(汗)
こっちにもカマキリがいました。小柄で体型も細いので違う種類か。
スマホを近づけたら乗ってきました。大胆不敵なやつだなあ。
カワセミは見られなかったけど、楽しい時間を過ごすことができました。
それにしても、今季のジョウビタキとの遭遇率はこれまでにないほど高いものがあります。そこで、例年縄張りにしていて、ほぼ100%の確率で見ることのできる長沼橋に寄ってみることにしました。もう、来ているでしょうか。
京王線・高尾山口駅から京王線に乗り約20分。長沼駅に着きました。長沼橋から浅川土手を歩いていきます。
土手の向こうに見える雑木林は平山城址公園。わたしにとって、野鳥探しの「聖地」の一つ。近いうちに足を運ぶ予定です。
まるで案内してくれているかのようにハクセキレイがちょこまか、ちょこま、と。
まだ河川敷は緑が色濃く、秋になっていない感じ。ちょっと、来るのが早かったかも。
モズがいます。モズがいるならジョウビタキがいてもおかしくないんだけど。
しばらく行ったり来たりしたものの、結局、鳴き声さえも聞こえてきませんでした。まだ、こっちには来ていないようです。
あきらめかけたそのとき・・・ガサガサ動く茂みが目にとまりました。瞬間、ふだんは1.0の視力が9.0に。あー、いるいる!影になって見づらいけど、あの色彩と体型はあきらかにジョウビタキじゃないですか。
あのジョウビタキは去年いたやつなのか?ツバメみたいに同じ土地に戻ってくるのか?生態は知らないけど、ここが気に入ってまた戻ってきてくれたなら、こんなに嬉しいことはないですね。
今日一日も、大変幸せな一日となりました。