♪ この美しい日本列島に
クワガタ民族と大和民族の美しい共同体を作りたい
さあ、手をとりあって
夢の社会を作ろうよ
おお、われらが国虫会
栄光の国虫会
大日本国虫会 ♪
2013年9月、駅前大型スーパーで売れ残っていた可哀想なクワガタを引き取ってやりました。はじめは、可哀想で引き取っただけでしたが、その魅力にとりつかれていくようになりました。そのうち、日本に「国虫」が決まっていないことに気づき、この魅力あるクワガタを国虫にしようという高い志をもつようになりました。そして、ついに、その志を遂げるべく「国虫会」を結成しました。総裁をはじめ要職にはわたしが就き、必ずやフリーメーソンを超える秘密結社に発展させたいと考えております。どうか、ご期待のほどよろしくお願い申し上げます。
国虫会 総裁(兼)会長(兼)理事長(兼)幹事長(兼)広報部長(兼)飼育部長 こうやまあきら
暖かくなり、クワガタたちも目覚めて、国虫会総本部も騒がしくなりました。ふと、それを見て思い出すやつがいました。
思い出深い名物クワガタは何匹もいましたが、そのなかでも特に思い出深いやつ。おそらく、もう二度とぼくの目の前に現れないであろう最強の漢を、何回かに分けてアップしていきます。
タケミカヅチ登場! 2017/03/09
日本の歴史上で一番強い男は誰だか知ってるかい?
剣豪の宮本武蔵?
柔道の山下?
プロレスのアントニオ猪木?
はたまた、男塾の江田島平八か?
・・・いえいえ、残念ながら違うのです。一番強い男は「武御雷(タケミカヅチ)」と決まっているのです。アマテラスの命令で地上に派遣され、力ずくで国を奪い取った、今では鹿島神宮に祭られる無敵の武神になられます
その名前をつけるにふさわしいクワガタが国虫会にやってきました。「パラワン・オオヒラタクワガタ」です。全長107mm、獰猛、俊敏、そして狡猾な知性を備えた怪物になります。
ただ横たわっているだけで、他を圧倒するこの貫禄、さすがですねー。こいつを見た瞬間、タケミカヅチと名づけることにしました。ぼくの気持ちもわかるでしょう。
<おう、よろしくな!
しかし、ここで一つの疑問がわくかもしれません。「ほんとに日本国籍なの?」「フィリピンじゃないのか?」って。その点については何の問題もごさいません。両親はフィリピン・パラワン島で産まれましたが、やがて日本に連れてこられ、こいつを産んだのが東京都大田区。つまり、立派な「大田区出身の日本国籍」になるのです(とある党首のように、二重国籍には当たらないでしょう 笑)。
見てください、このツノ。こんなので挟まれたら、ひとたまりもないですよ。国虫会の武神として活躍が期待できますね。
攻撃は「瞬間移動」で! 2017/04/13
3月9日に、わが国虫会にやってきたパラワン・オオヒラタクワガタの「タケちゃん」ことタケミカヅチ。さすが、スー一族(スマトラ・オオヒラタクワガタ)と、クワガタ界を二分する破壊王だけあって、とにかく「獰猛の一言」になります。こっちがエサのゼリーをやろうと、蓋を開けただけで、ものスゴい勢いで威嚇してきます。さらに、威嚇だけでなく、ゼリーを置こうとした手を狙って、実際にかみついてきやがるのです。その攻撃のときの速さといったら、まるで「瞬間移動」。ほんと目にも止まらぬ速さで近づいてきて、パクッとやってくるのです。こっちは毎回、ひやひやもんですよ。
おまえのためにやっていることなのに・・・。ほんと、このコミュ障ぶりはなんとかならないもんですかね・・・。
≪つづく≫