♪ この美しい日本列島に
クワガタ民族と大和民族の美しい共同体を作りたい
さあ、手をとりあって
夢の社会を作ろうよ
おう、われらが国虫会
栄光の国虫会
大日本国虫会 ♪
「四代目」始動へ 2019/6/30
丸一日たって、色合いがかなり落ち着いてきました。小窓から見える範囲ですが、とくに不全もなく羽化に成功したようです。とはいっても、まだまだ油断できるわけではなく、完全に体が固まりきって蛹室から自力で脱出してくるまで、約一か月間は安心できません。無事、元気な姿を見せてくれるのを待ちましょう。
がんばれよー
さらに、いい報告がー。
北九州ヒラタ一家の三代目姐さんが、続々と四代目となる子供たちを産んでおります。さすが最も気性の荒いクワガタと呼ばれるだけあって、産まれたときからその聞かん坊っぷりには激しいものがあります。
オヤジの三代目は、これまでかつていなかったほどの闘争心の持ち主です。その遺伝子を引き継いでいるのですから、これは乞うご期待ですね。
<おんぎゃー、おんぎゃー(よろしくっちゃ)
羽化中 2019/6/29
下の写真は6月23日に撮った、国虫会「ニニギ候補」筆頭とみられるサナギになります。うっすらと茶色く色づいており、近いうちに成虫に脱皮することを予感させました。
そして本日、菌糸ビンをのぞいてみたら・・・おおっ!見事に脱皮中でした。サナギとして一カ月間、じっとしながら貯めていた生命エネルギーを、いや、幼虫の間からずっと貯めこんできた生きる力を、この勝負どころで放出していました。卵から幼虫へ、幼虫からサナギまでは、容易に変態できるのですが、サナギから成虫への羽化が難関なのです。ここで、かなりの戦士たちが力尽きてお星様になってしまうのです。
いま、全身全霊をかけて、己の運命を切り拓くべく戦っているクワガタにがんばれー!がんばれー!とエールを送りたいですね。
本物のクワガタVS彫金のクワガタ 2019/6/24
彫金のクワガタが手に入りました。どうです?このリアルな造形。手足を見ていると、ほんと細かいところまで作りこまれていて感心してしまいます。
そこで、ひとつ実験(いたずら)を。国虫会が誇る猛者たちにぶつけてみて、どんなことになるのかをやってみることにしました。
まずは、気性の荒い外国産を代表して、スぺキオスス・ホソアカクワガタの「スぺ君」へ。目の前に置いてみたのですが・・・あれっ、まったく気づいていないような。どうしちゃったのかな?
じゃあ、国産を代表して、最強武闘派任侠団体「北九州ヒラタ一家三代目」のシマへ。「おんどれ!どこの組のもんっちゃ!」って血の抗争がはじまりそう。わくわく~。
そうしたら・・・あ、あれっ、こんなに鼻を突き合わせる位置にいるのに、これまた、まったく気づいていない様子。
もしかすると、クワガタたちは思ったよりも視力が良くて細部にわたって見ているのかもしれません。だから一瞬で、「生きているクワガタじゃない」と見抜いたのかも・・・。
あるいはー、
「クワガタの目はほとんど見えず、目の代わりに、敏感に動く触覚で感知しているのではないか」と思うことがあります。それは、一つの飼育ケースに2匹を入れると、すぐに取っ組み合いのケンカをはじめるのに、間に透明の仕切り板を挟むと、お互い目の前に見える位置にいるのにまったく気づいた様子もなく大人しくしているからです。これは、「仕切り板によって空気の振動が起こらず、触覚で感じることができないからではないか」と。
ーまあ、本当のことはよくわかりませんが、気になるので、これからもじっくり観察していきたいと思います。
スぺキオスス・ホソアカクワガタ「スぺ君」 2019/6/4
暖かくなり、いよいよ本格的なクワガタの季節がやってきました。それにともない、「国虫会」にも大型新人君がやってきます。
はじめて見たときの感想は、「うわあ、子供が描いたお父さんの絵みたい」でした。だって、ほら。子供が幼稚園で描いてくるお父さんの似顔絵そっくりなバランスの悪い体つきでしょう。ぷぷっ。
ソロモン諸島からやって来たホソアカクワガタという日本にはいない種類で、以前、在籍していた「メカ君」ことエラフス・ホソアカクワガタの親戚になります。頭が重くて歩きにくそうで、フラフラ、フラフラ~。どことなく愛嬌があって気に入りました。でも、成虫の寿命は3~4か月しかないんだとか・・・。
短いつきあいになりそうですが、楽しい思い出を残してくれればと思います。
<よろしくスぺ!
「オオクニヌシ」登場! 2019/5/19
先週は北九州ヒラタ一家の四代目に向けてペアリングさせましたが、今週は国産オオクワガタ「古事記累代」のペアリングに挑戦です。
まずは、スサノオの娘スセリヒメの相手、「オオクニヌシ」選びから。古事記に登場する神様の中でも、最上位級に重要な存在だけに、そこは慎重に慎重を重ねて選びました。オオクニヌシの特徴といえば、何といっても全国の女神たちとの間に180柱もの子供をもうけたという稀代のイケメン・モテモテ男。当然、オスクワガタ選びもその点を一番に重要視しての選定となりました。
その結果、選んだのはこのオス。どうです、この横顔は?他の多くのオスたちに比べて、その横顔が圧倒的にかっこいいのです。憂いと知性を秘めた瞳、やや厚みのある頭部、長いツノ・・・どこをとってもモテルこと間違いなしの逸材です。面食いのスセリヒメも大満足してくれるでしょう。
・・・しかし伝承によれば、オオクニヌシの息子として古事記の国譲り神話に登場する「タケミナカタ」は第二正妻の「ヌナカワヒメ」の息子なんだとか。古事記の神話にのっとって、累代をするのが国虫会の主旨。なので、スセリヒメには申し訳ないのですが、ペアリングは ヌナカワヒメ役の別のメスにやってもらうことにしました。
二匹を同じ飼育ケースに入れてみると、ほらもう、この通り。イチャイチャし始めました。今夏はタケミナカタ候補の幼虫をたくさん産んでもらいましょう。
脱走名人 2019/5/18
真夜中に響く謎のひっかき音・・・
何かが徘徊しているような、
何かがうごめいているような、
不気味な音が部屋に鳴り響いている・・・
勇気をだして、恐る恐る
その正体不明な音のもとをたどっていく・・・
そこにはー、
あー、おまえか!?
そこにいたのは飼育ケースから脱走していたコイツでした。
<あっ、みつかっちゃった(汗)
こやつらは、ほんと脱走名人。ちょっと目を離した隙にこういうことがよくあるんですよ。でも、気がつかないで踏み潰さなくてよかった。
思えば、脱走するのはメスがほとんど。外の世界に興味を持つ好奇心旺盛なのはメスのほうなのかも。そこは人間と同じなのかもしれません。
森のストラディバリウスがきた~!
昨年、専門店で売れ残っていたかわいそうな一匹のメスを買い取りました。ベトナムからはるばる日本に連れてこられたアスタコイデス・ノコギリクワガタです。
野外採取されたやつは、すでに交尾済みの場合が多く、産卵する環境に置いておけば卵を産む率が多いと聞きます。そこで、飼育ケースに完熟したクヌギのおが屑を敷いてみると、僅かながらですが産んでくれました。
で、そのうちの一匹が無事、成虫となって出てきました。この種類は、正直言って、日本のノコギリクワガタとそっくりなので人気薄・・・(苦笑)だって、せっかくの外国産なのにその楽しみに欠けるじゃないですか。
でも、この茶色くツヤツヤした肌合いは、かのヴァイオリンの名器「ストラディバリウス」のようでいて、ぼくはけっこう好きだったりするのです。
ストラ君< イイ音ヲ奏デルバリ~♪
新しい会員が登場して、国虫会もますます勢いづいていきますね!