天才詩人こうやまあきらのブログ!

パワースポット巡り100ヶ所、野球観戦100試合、日本酒100銘柄の年間トリプル100を目指して

飼育ケース内で国造り 「オオクワガタ古事記累代」前編  【旧ブログより】

 

♪ この美しい日本列島に

 クワガタ民族と大和民族の美しい共同体を作りたい

 さあ、手をとりあって

 夢の社会を作ろうよ

 おお、われらが国虫会

 栄光の国虫会

 大日本国虫会 ♪


2013年9月、駅前大型スーパーで売れ残っていた可哀想なクワガタを引き取ってやりました。はじめは、可哀想で引き取っただけでしたが、その魅力にとりつかれていくようになりました。そのうち、日本に「国虫」が決まっていないことに気づき、この魅力あるクワガタを国虫にしようという高い志をもつようになりました。そして、ついに、その志を遂げるべく「国虫会」を結成しました。総裁をはじめ要職にはわたしが就き、必ずやフリーメーソンを超える秘密結社に発展させるつもりです。どうか、ご期待のほどよろしくお願い申し上げます。

国虫会 総裁(兼)会長(兼)理事長(兼)幹事長(兼)広報部長(兼)飼育部長 こうやまあきら

 

 

先日、わが国虫会が誇る看板クワガタ「スー」について、その歴史を振り返りました。その第2弾として、もう一つの看板クワガタ「古事記累代」についてアップしてみたいと思います。

なぜ、累代名が「古事記」なのか?それは読んでもらえばわかることですが、最初のオスとメスなので、「イザナギ」「イザナミ」と名づけ、古事記に則って累代を始めたからです。まあ、つまり、戦時中なら不敬罪になるような遊びを始めたわけですよ。

現在は天孫降臨の主役「ニニギ」まできていますが、前編として「イザナミ」「イザナギ」から「アマテラス」「スサノオ」までをアップしてみました。

 

名前をつけました  2013/09/04

名前をつけました。オスには「イザナギ」、メスには「イザナミ」という名前をつけました。なにしろ、この2匹は最初の2匹。太古の昔、イザナギイザナミの最初の二柱が力をあわせて新しい世界を作ったように、「オオクワのイザナギイザナミも、(たとえ小さな、たった26×15×17のケースの中だとしても)力をあわせて新しい世界を作ってほしいなあ」という願いをこめて、このような名前をつけてみました。
聞いた話しによりますと、淡路島と徳島にイザナギイザナミを祀る神社があるそうです。今度、パワースポット巡りを兼ねてご挨拶にうかがってみようかと思います。おれたちを、おまえのクワガタといっしょにするな!って怒られそうですけどね。

 

家庭内別居  2013/09/12

あれっ、うちのオオクワガタ夫婦、いつの間にか、家庭内別居になってるぞ!?
お互い、部屋に(正確には掘った穴に)閉じこもって、もう話しもしたくないし、顔も見たくないっていう感じになってる。
いったい何があったんだろう・・・
はやく孫の顔を見たいのに・・・

 
ほらほら、まてまて〜(笑)  きゃあ〜(笑)
(こんな風に、仲むつまじく追いかけっこしてたのに・・・)

 

愛  2014/05/16

スーの死を悲しんでいる場合ではありません。先日、国産オオクワガタのイザナギが冬眠から目覚めて出てきました。昨年の9月に購入して、すぐに潜ってしまったので、顔を見るのはじつに8ヶ月ぶり。まだ寝起きでボーっとしているというか、「ここはどこ?」っていう感じで外を眺めていました。

 
メスのイザナミが起きてくるのも時間の問題だろう、と思っていたのですが、今日、マットの上に寝かせておいたクヌギの登木をどかせてみたら、・・・ほらっ、その下で2匹が仲むつまじくしておりました。しかも、オスのイザナギがメスのイザナミをかばうように寄り添っていました。どうやら、このクワガタは「愛」という感情を持っているようです。外国産のクワガタなんかひどいですからね。交尾するとき以外でメスを見かけたら、ハサミで平気で「殺し」にかかりますから。外国産クワガタの男女関係が、交尾という「本能」を満たすためだけの関係なのに対して、国産オオクワガタの男女関係は、「愛」で結ばれた関係だといえそうです。

 
さあ、これからどんどん賑やかになっていくんでしょうね〜

  

国造りがはじまりました!  2014/07/05

あれっ!?いま、おんぎゃー、おんぎゃー、って聞こえなかった?

 
ふと、そんな鳴き声が、イザナギイザナミのいるケースから聞こえたような気が・・・。そこで、恐る恐る覗いてみたら、なんと、登木用に置いてあった朽木の中に、こんなかわいい赤ちゃんが居て、こっちを見ていたのです。これにはびっくり。まさか、二人の間に赤ん坊が生まれていたとは。まあ、スーパーの店頭で半年間、わが家で半年間、狭いケースの中に計一年間も、男と女が閉じ込められていたのですから自然とそういう関係になりますわなあ~(笑)
さあ、いよいよ国造りがはじまったようです。太古、イザナギイザナミが夫婦で日本国を造ったように、わが家でも、いよいよイザナギイザナミによる(狭いケースの中ですが)国造りがはじまりました。楽しみだなあー。


赤ちゃん< よろちくでしゅ(タラちゃん口調で)

 

視力検査  2014/10/08

「クワガタの幼虫の向きは?」
「みぎ〜」
「ひだり〜」
「した〜」
「うえ〜」
「・・・わかりませ〜ん」


 
クワガタ好きには、こんなふうに見えるのです(笑)

 

成長の早さ  2014/10/15

ちょっと見ぬ間に、クワガタの幼虫がこんなに大きくなっていました。体にあわせて、大きいお家に引っ越しです。800CCの専用ボトルから、1400CCのボトルへ移し変えてやりました。それにしても、「クワガタの幼虫」の成長の早さには驚かされます。
この間、いとこの子供と会いました。抱っこされて泣いてばかりいた赤ちゃんが、あっという間に大きくなって走り回っていました。「人間の幼虫」の成長の早さにも驚かされました(笑)


<はーい(タラちゃん口調で)

 

ペットのコーナーに!(怒)  2014/11/30

「クワガタの幼虫」の育て方が書かれた本を、本屋で探していたら、「ペット」のコーナーに置いてありました。
失礼な!
「育児」のコーナーに置くべきでしょう!

 

<しつれい、でちゅー(タラちゃん口調で)

 

 

「国造り」元年へ  2015/01/03

あけまして、おめでとうございます!


今年、我が家では国産オオクワガタの幼虫が孵化する予定です。親の名前がイザナギイザナミですので、もちろんメスの名前は「アマテラス」になります。ここから、オシホミミ→ニニギ→山幸彦→カムヤマトイワレヒコノミコト(神武天皇へと累代が続いていくのです。今年は、いよいよ始まる「国造り元年」として大事な年になりそうです。
今後とも当ブログをよろしくお願い申し上げます。 


元旦

国虫会
総裁(兼)会長(兼)理事長(兼)幹事長(兼)広報部長
こうやまあきら 


<おめでとうでちゅー(タラちゃん口調で)

 

ついに、アマテラス降臨!  2015/04/11

ついに、イザナギイザナミの娘クワガタが、ひょこっと顔を出しました!
わが国虫会に最高神が降臨しました!
アパートの一室が太陽の光に包まれました!
・・・この後すぐに、天岩戸に(おがくずの中に)お隠れになりあそばされたけど


この一年は、おそらく、ずうっとここに隠れて過ごされて、実際に動きだすのは来年になるかと思われます。そこから、国造りがはじまります。

 

〈おほほほほー、みなさん、ごきげんよう

 

スサノオ誕生!  2015/005/30

姉のアマテラスに続いて、弟クワガタのスサノオが顔を出しました!


スサノオには、古事記に則って、これから姉アマテラスと「誓約(うけい)」「神逐(かんやらい)」を行い、クシナダ姫(とい名のメスクワガタ)と結婚してスセリ姫(という名のメスクワガタ)を産んでもらい、その娘をオオクニヌシ(という名のオスクワガタ)に嫁がせて、出雲神話を再現するという大役が待っております。先の長い物語になりますが、がんばってもらいたいです。

 

 式年遷宮  2015/11/23

先日、とある研究機関でクワガタ標本を見せていただきました。日本有数のコレクションだけあって、とてもすばらしいものでした。しかし、難点が一つだけあって、それは箱が古くなって色あせている点でした。これじゃあ、せっかくすばらしいものなのに、カビ臭くて汚らしいものに見えてしまいます。それからは、「標本というものは、定期的に新しい箱に移し替えたほうがいいのではないか」と考えるようになりました。
ただいま、先日亡くなった国産オオクワガタのイザナギを、標本(=御神体)にして、箱(=本殿)に収める作業をしています。その後は、箱が古くなって色あせてしまう前に、定期的に新しい箱に移し替えて(=式年遷宮して)いこうと考えております。

 

新年のごあいさつ  2016/01/03 

あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願い申し上げます!


国虫会所属会員たちに、御挨拶させようと思ったのですが、みんなこの通りなので、

イザナミ(国産オオクワガタのメス)→冬眠中
アマテラス(国産オオクワガタのメス)→冬眠中
スサノオ(国産オオクワガタのオス)→冬眠中
北九州ヒラタ一家(北九州産ヒラタクワガタのオス・メス)→冬眠中
北九州平田一家の二代目たち(幼虫たち)→冬眠中

わたくしが挨拶させていただきました。今年はオオクワガタにおかれましては、アマテラスにはアメノオシホミミ(という名のオス)を産んでいただき、スサノオにはクシナダヒメ(という名のメス)との間にスセリヒメ(という名のメス)を産んでいただきたいと思います。国造りはまだ始まったばかりですが、カムヤマトイワレヒコノミコト誕生までの長い道のりを、がんばって繋げていきたいですね。
また、ヒラタクワガタの二つの一家たちも、代替わりとなる予定ですので、こちらも楽しみにです。


国虫会 
総裁(兼)会長(兼)理事長(兼)幹事長(兼)広報部長
こうやまあきら 


スサノオ<初夢は、ゼリーの食べ放題だったぞい、ぐー、ぐー、ぐー

 

アマテラスの夫登場!  2016/05/08

連休の楽しい旅行から帰ってくると、待っていたのは、「クワガタたちのお世話をする」という日常・・・。
総裁だの、会長だの、理事長だのエラソーに名乗っていても、当のクワガタたちにはそんな意識はまるでなくて、せいぜいエサを運んできたり、部屋を片付けたりしてくれる「執事」程度にしか見ていないようです。エサが切れて逆上している奴にゼリーを与えたり、乾燥しているケースに霧吹きをかけてやったり、大きくなった幼虫の菌糸ビンを交換してやったり、慌ただしい連休最終日になりました。 

 

いよいよ暖かくなってきたために、冬眠していた国産オオクワガタのメス「アマテラス」がマット材から出てきました(隠れていた天岩戸からお出になられました)。つぎに、アマテラスには「アメノオシホミミ」という名のオスを産んでもらわなければなりません。
そこで、このようなオスを用意させていただきました。どうです、男前でしょう。かわいそうだけど、「古事記」に夫の名前は書かれていないので名前は無しです。

 
おおっ、アマテラスのほうから一気に近づいていき、抱きつきましたよ。この男前を気にいってくれたみたいです。これは、お世継ぎが楽しみです〜

 

クシナダヒメ登場!  2016/06/04

姉のアマテラスに続いて、弟君のスサノオが活動をはじめました。ケースの中を大暴れし、さすがの暴君ぶりを見せておりました。ところが、そんな暴君ぶりがぴたっと止まって、じいっとおとなしくなりました。


それは、目の前にこんな美女が現れたからー、
クシナダヒメ」です!

  

わたしが厳選に厳選を重ねて選んだ、とっておきの美女です。スサノオが一目ぼれするのもわかるでしょう。さあ、これから二人で力をあわせてヤマタノオロチの退治に向かってほしい・・・ところですが、オロチ役がいないなあ。残念ですが、古事記での重要な神話ははしょって、「須賀の地に宮殿を建てる」ほうをやってもらいましょうか。そこで、スセリビメ(という名のメス)を産んでもらって、オオクニヌシ(という名のオス)に嫁がせて、「出雲神話」を再現してもらいましょう。 


スサノオ八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣作る その八重垣を♪

 

爆飼い  2016/06/11

都内近郊にある小さな昆虫ショップにいたら、中国人観光客の集団が入ってきて、あれこれと物色していました。全国あちこちに中国人が出没しているとは聞いていましたが、まさか、この業界にまでやって来るとは・・・。びっくりですねー。やがて、クワガタやカブトも「爆買い」されてしまうのでしょうか・・・!? 


夜中、ガリガリという音に目が覚めました。音のするクワガタ・ケースをのぞいてみたら、ほら。先日、イケメン・クワガタと一緒に入れたメスのオオクワガタ「アマテラス」が材をかじっておりました。この行為こそ、産卵の準備。やがて、「オシホミミ」候補の幼虫ちゃんがたくさん産まれるんでしょう。

 

これから、家の中が幼虫ちゃんだらけになって、大騒ぎになるんでしょうねー

 
こっちも負けずに、「爆飼い」だー!

さようなら、イザナミ  2016/06/28

国虫会の現人神「イザナミ」が黄泉の国へ旅立たれました!


三年前、駅前の大型スーパーで、売れ残っていたかわいそうなオオクワガタのオスメスと、スマトラオオヒラタクワガタのオスを買いとってやりました。オオクワガタには「イザナギ」「イザナミ」、スマトラには「スー」と名づけてやりました。その三匹のクワガタと、人間のぼく一人とで始めたのが「国虫会」でした。それから、会員もうなぎ登りに増えて、今では「フリーメーソン」に匹敵する巨大な秘密結社になりましたが(ほんとか?)、オリジナルメンバーの三匹には、格別な思い入れがありました。その最後の一匹、「イザナミ」が息を引きとったのです。
今年になって、子供たち「アマテラス」「スサノオ」の時代になり、来年にはそのまた子供たち「オシホミミ」「スセリヒメ」の時代になろうとしています。世代は着実に引き継がれています。「国虫会」のさらなる繁栄を、「現人神」から「御神体」という、さらに高いところから見守っていただきたいと思います。
長い間、お疲れさまでした!


イザナミ<黄泉の国の住人なのです。もう帰れないのです

 

 

《後編につづく》