「天才詩人こうやまあきらのブログ」も開始してからもうすぐ10年。これだけ月日が経つと、昔書いた人がもう亡くなられていたり、二度と会うこともない疎遠な関係になった人もいたり、あまり知られたくない恥ずかしい出来事なんかがいっぱい書かれていたりします。
ーそこで、
読んでいただきたい日記だけを、新しいブログ「天才詩人こうやまあきらのブログ!」へと移行させることにしました。
ただ日記数が膨大なので(2500本以上!)、暇をみつけては少しずつの移行となりますので、よろしくお願いします。
真の創造性とは 2012/02/07
かつてチェスの世界で史上最強と呼ばれたプレーヤーがコンピューターに負けるという事件がありました。日本でもちょっとした騒ぎになりました。その時に、将棋界の大御所が、「とった駒を自由に使える将棋はチェスよりも複雑で奥が深い。より創造性が必要とされる将棋でコンピューターが人間に勝てるわけがない」と、いろんなメディアで豪語していました。ところが、ところが、そう豪語していた本人がこの間コンピューターに負けてしまったのです。多くの人が、「ああ、ついに人間だけが持つと思われてきた創造性もコンピューターに負けてしまう時代がきたのか」と悲観したようです。
「でも、ちょっと待ってよ」と思うのです。開発者が定跡を記録させ、その膨大なデータの中から最適な一手を考えて指す・・・などと教え込まれたものを駆使して人間に勝ったとしても、それは真の創造性ではないと思うのです。真の創造性とは、「なにもプログラミングされていないコンピューターが、あるとき、ふと『将棋って面白そうだな』と気づき、『ああ、将棋がしたい』と情熱にもえ、自発的に定跡を調べて記録したり、対戦相手を研究したりしてはじめて言えること」だと思うのです。
そう考えると、真の創造性があるコンピューターが開発されるのはまだまだ先の話しではないでしょうか。しかし、科学技術の進歩は著しいので、もしかすると近いうちに開発されるかもしれません・・・。開発者のみなさん、その時はぜひ「詩を書くコンピューター」を作ってください。わたくし天才詩人が全人類を代表して、その挑戦を受けてたちますよ(笑)