ちょっと空を見上げるだけで
すこし耳を傾けるだけで気づく
豊かな世界「野鳥の世界」
それに気づいて生きるのと
気づかないで生きるのとでは
まるで豊かさの違う
人生になりそうです
パワースポット巡りをしていると、よく野鳥を見かけます。最初はおまけとして撮っていましたが、思い入れが日増しに強くなっていき、ついにカテゴリーを設けることにしました。野鳥の生態はど素人、愛機はもうすぐにでも寿命が尽き果てそうなボロボロのデジカメ・・・。そんな低装備なわたくしですが、「かわいい野鳥を見たい」の一心だけで全国を探索していきます。実際の野鳥は、われわれ人間などには、はるかに及ばない過酷な一生をおくっているのですけどね・・・。まあ、いいじゃないですか。かわいい野鳥を探して見つけることができれば、かわいいものを見たときに溢れる「幸せ脳内物質」に満たされ、幸せな日常をおくれるのですから。
そう、「野鳥」探しは「幸せ」探しに他ならないのです。「毎日が楽しくない、幸せを感じられない」という人には、ぜひオススメします!

急激に気温がぐっと下がりました。いよいよ本格的な秋が始まります。そうなると、いよいよ野鳥探し(幸せ探し)の季節。さすがに、暖と美味しい和食を求めて、極寒のシベリアからやって来るインバウンド訪日野鳥たちは未襲来と思われますが、気持ち的にいてもたってもいられなくなりました。そこで、少し早めの偵察をかねて、野鳥探し(幸せ探し)の聖地・七生丘陵へ足を運ぶことにしました。
まずは、自宅アパートの前、「多摩通り」を右に曲がり進んで行きます。逆の左へ曲がると、5、6分程で京王線・中河原駅駅前ロータリーに着く、そういう位置に住んでいます。通り名がつけられていますが、交通量はこんな感じ。これでも、点在する商店が住吉銀座を名乗っていて、なんともかわいい感じがします(笑)

途中、こんな光景も。この辺り、まだまだ田んぼが在って、この時期になると、ほっこりした光景が見られます。たくさん獲れて、お米の値段を下げてくれよ。ギョン♪ギョン♪ モズが鳴いています。まるで、勇気づけてくれているように。がんばるよー

10分ちょい歩いて、野猿街道と交差する「四谷文化センター西」交差点に出ました。これから3時間程歩きますので、セブンで栄養源を確保します。今日は、「一本満足バー シリアルチョコレート」と「シリアルストロベリー」を購入。

十字路を左折し、府中大橋に向かって歩いていきます。途中に見える、ココ壱番屋と和食麺処サガミが隣り合っている、なぜか名古屋を代表するチェーン店が隣り合っている不思議空間。地権者が名古屋出身なのでしょうか。名古屋めし好きとしては、いつかは行ってみたい空間です。

府中大橋が見えてきました。

橋から見える風景。河川敷は巨大な森のようになっていました。ヒヨドリの鳴き声がギャースカ、ギャースカ聞こえてきます。

向こう岸に、こんもり横たわっている緑が目指す七生丘陵です。今日は生憎の曇り空。背景が晴天だと映えるんですけどね。

出発してから30分程度で入口に着きました。入口で門番のように構えるパワースポット「馬頭観音」様にご挨拶を。今季もよろしくお願いします、と。いざっ!

ジョウビタキのオスが縄張りとしていた鉄塔の付近へ。ギー♪ギー♪ 竹林の中からコゲラの鳴く声が聞こえてきました。姿は見えず。

辺り一帯にお花が咲いていて、シジミチョウが飛び交っていました。ちょっとした「シジミ王国」といった雰囲気。ん?・・・ということは・・・ちょっと前まで「ケムたん(毛虫)イモたん(芋虫)王国」だったということか。再三、このブログで書いてきましたが、わたしはあのオゾマシイ姿を見るだけで心臓が止まりそうになるぐらい嫌いなのですよ。ぞおーっ

やはりジョウビタキはいませんでした。しかし、目の前にピョンと飛びだしてきたやつが。おそらく、ヒヨドリかと。国内組は元気にやって来ているようです。しばらく野鳥撮影していなかったので、撮影技術が元に戻ってしまったようで、かなりピンボケになってしまいました。これから、じょじょに取り戻さないといけませんね。

見よ!人間の手が入ることによって、手つかずの原生林より生態系がより豊かになった世界に誇るべき多摩の自然を!鳥類、哺乳類、昆虫類、樹木、菌類や微生物までいたれば、いったい何億、南兆の生命を育んでいるのやら。







中間地点まで来ました。ジョウビタキのオスとメス、ツグミが見られる「開けた土地」です。ここで見られるジョウビタキのオスが、鉄塔辺りで見られるオスと違う個体なのか、同じ個体なのか判別つかないのですが。鉄柵で囲まれていて、てっきり住宅を建設するのかと思いきや、「埋蔵文化財発掘調査のお知らせ」と書かれた看板が設置されていました。何が埋蔵されているのか気になります。

さらに「つくれば山公園」の前を通ってー、

「百草園」を通ってー、

(けっこう入園者がいました。梅で有名ですが、今の時期は何が咲いているのでしょうか)
「百草八幡神社」の前を通ってー、

野鳥観察の穴場「百草公園東緑地駐車場」まで来ました。キンモクセイの茂みの中で無数のメジロが飛び交っているようで、ツィーツィー♪ キュルキュルキュルキュル♪ とせわしなく鳴いています。しばらく粘ったのですが、結局、姿は見られず。

モズが縄張りとしていた「朝日山緑地」へ。さすが「山」がついているだけあって、草木がぼうぼうに。真冬の枯れた姿とは想像できません。いませんなー

この標柱の前を通れば、あとは最終地点だ。

最終地点「枡形西公園」に到着しました。カワラヒワの群れを見た公園です。結局、ほとんど野鳥には出会えませんでした。楽しみは来月までとっておきます。その代わり、多摩丘陵の自然美を堪能できる巡りとなりました。眼下に広がる多摩ニュータウンの風景。今季、いったい何回この周辺を巡ることになるのでしょうか。
