世界の富裕層はイベントを求めて一年を同じスケジュールで旅するといいます。1月はスイスのサンモリッツにスキーへ、5月はモナコにF1観戦へ、7月は夏の日差しを求めて地中海のイビサ島へ、8月はオーストリアのザルツブルク音楽祭、11月にはフランス・パリの凱旋門賞へ、というように・・・。これを「ハイライフカレンダー」というのだそうです。これと同じように、わが国のアマチュア野球界にもハイライフカレンダーがあるのをご存じでしょうか?4月、9月は神宮球場に東京六大学野球観戦へ、7月は東京ドームに都市対抗野球観戦へ、8月は甲子園に高校野球観戦へ、11月は京セラドーム大阪に社会人野球日本選手権へ、最後、神宮球場にもどって明治神宮野球大会を観戦しに旅することをいいます。日本人にとってみれば、こちらのほうがよっぽど贅沢な旅ではないでしょうか?少なくとも、ぼくにはそう思えて仕方ありません。さあ、最高の贅沢を求めて、「アマチュア野球界のハイライフカレンダー」に沿って出発です!
ここは白球を追い続けた野球少年の終着駅、
嗚呼、哀愁の都市対抗野球・・・
8月28日から第96回都市対抗野球大会が開幕します。この大会を最初に観戦したのは平成元年(1989)で、それから5年間ぐらい連続で観て、その後空白期間を経て、平成21年(2009)からは毎年観戦し続けています。昨日、8月31日(日)の1日通し券を購入しました。
ちょっといやらしい話になりますが、コロナ禍前までは内野席特別券は2400円でした。これ1枚で、その日3試合分を観戦できるので、第1試合が始まる朝10時から第3試合が終わる夜9時過ぎまで、ずうっとドームに籠り楽しんできました。それが本大会の魅力でした。ところが、コロナを経てからは、1試合ごとに2300円の券を購入しないといけなくなるという、つまり1日3試合観戦するためには、なんと合計6900円払わないといけないという大変な事態に・・・。一応、1日通し券なる割安券が用意されているものの、それでも5000円かかりますから、以前に比べればかなり理不尽な出費になります。価格設定がアマチュアの大会じゃない!拝金に走りやがって!・・・と、まあ、いやらしい話しはここまでにしましょう。
野外で開催される高校野球や大学野球は天候によっては地獄になりますが、ドームは空調が効いているので、ゆっくり観られます。まだ1ヶ月先の話しになりますので、楽しみに待つことにします。
