パワースポット!
パワースポ ッター!!
パワースポッテスト!!!
より強いパワースポットを求めて全国を旅します!
パワースポットとは何か?
ウェブを見れば、それこそ風水師、占い師、スピリチュアル・カウンセラー、パワースポット・マニア・・・等、さまざまな立場の方が独自の定義をもっておられるようです。
このわたしも定義をもっていて、その定義は「与えられた限りある命を、精一杯生きていく上で、そのエネルギーを充電できる場所」というもの。具体的には、「こめかみ辺りに、キーンという痛みがくる場所」を指します。この感覚はわたし独自のものであり、ほかに聞いたことがないのですが、その能力にはかなり自信をもっているのです。
そんな(自称)第一級パワースポット鑑定士が「年間100ヵ所」を目指してパワースポット巡りをおこないます!
第2日目 群馬藤岡駅
丹荘駅からお隣の「群馬藤岡駅」に移動します。ここから本当に群馬県内に移ります。

駅舎もしっかりしているし、なにより乗降客数がこれまでの沿線駅とはまるで違いました。駅前も商店街が並び賑わっています。さすが、群馬県藤岡市に在る群馬藤岡駅。市の中心街のようです。このとき時刻は13時ちょうど。雨が降ってこないうちに順路を決めて、早めに巡りましょう。

あらかじめ事前情報は集めずに、偶然の出会いに期待して、駅前の観光案内図を見て、その場で順路を決めるのがわたしの流儀。さて、どこか魅力的なパワースポットはあるかな?「ふじおか観光案内図」を見ます。観光地が写真つきで選定されており、観光に力を入れていることがわかります。

駅周辺には「富士浅間神社」と「諏訪神社」が在るようです。この二社がパワースポット巡りの中核になるでしょう。

「パワースポット巡り」だけが目的ではありません。普段、足を運んだことのない土地を巡るからには「花巡り」企画も同時進行します。ちょうど、この5月は藤の見頃。「藤岡」と地名に「藤」がつくので、おそらく藤の花に力を入れていることでしょう(たぶん・・・笑)。

諏訪神社を出た後、254号線を右に曲がれば「ふじの咲く丘」に着くようです。諏訪神社→ふじの咲く丘→最後に富士浅間神社を巡る順路にします。

また、パワースポットかどうか不明ですが、世界遺産に認定された「高山社跡」にもそそられました。この辺りは、子どもの頃から学び聞いてきた「おかいこ様」から絹糸を生産していた産地。日本の近代化を支えてきた絹糸産業の歴史に触れたいーとかいう殊勲な観点からではなく、お蚕様は真っ白いイモたん(芋虫)→イモたんの中でも歴史的な重要性として御神体というべき存在→イモたんを祀る施設に参拝することで、自然環境で出くわすと心臓が止まりそうになるほど嫌いで、わたしの天敵とでもいうべき存在であるイモたんを封じることが出来たり、恐怖心を克服することが出来るのではなか?という観点から行ってみたいと思ったのです。ただ、地図を見る限り、とても歩いては行けなそうです。せっかくの機会でしたが、また次の機会にとっておきます。

雨が降らないうちに、いざっ!

さて、駅前を出発してから10分程で見えてきました。

境内は思っていたより大きい。ちょっとビックリ。

なかなかな古社の雰囲気があります。「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンとくる痛み」が充満しています。まずは、拝殿へご挨拶を。

この狛犬の表情ったら。

どこか得体のしれない愛嬌があります。

「この駅で楽しい時間を過ごせますように」ぱん!ぱん!

境内は広く、パワースポットが点在していました。どこもそうであるように「神楽殿」。

パワースポット(1000)箇所の記念回で巡った「三峯社」。「あのときはどうも」。

パワースポット(100)と(900)の記念回で巡った「阿夫利社」。「また行きまーす」。

どこもそうであるように、キツメの痛みがくる「弁財天」様。

そして、そして、かなり強力だった石碑が並んで建っていました。その強さといい、その形状といい、忠魂碑の類かと思いながら近づいてみるとー、


案内板を読んでみて驚きました。高山社創始者「高山長五郎功徳碑」と二代目「町田菊次郎頌徳碑」でした。産業を発展させ国家を発展させたこの時代の起業家ゆかりの施設特有の強い氣を放っておられます。今のIT起業家たちにはちょっと無理でしょうね。高山社へは行けなかったけど、創始者の魂が残っていそうな場所にめぐり合えました。御利益的には同じでしょう。わが国発展に尽くしてくれたお礼と、わたしのイモたん恐怖症を克服できるように手を合わせました。

もっと時間があれば、隅々まで巡りたいところでしたが、今日はここまでにしておきます。つぎの順路、藤の花を見に行きます。

パワースポット(1035)「上州藤岡諏訪神社」
途中、通りの突き当りに、こん盛りとした森が。パワースポット巡りを繰り返しやってきた勘が、あそこに神社が建っているなとピピッと♪

ほらほら、やっぱり~。鳥居が見えてきましたよ♪

どんな神社かなあ?入ってみてビックリ。重みのある痛みがキーンと。「藤岡地区英霊殿・慰霊塔」ですと。

面白半分に入っていい場所ではありませんでした。「お疲れさまでした」と頭を下げてから、ぱん!ぱん!

パワースポット(1036)「藤岡地区英霊殿・慰霊塔」
大きな十字路「本郷交差点」に来ました。その交通量から、交通の要所になっていることがわかります。地図によれば、ここを右に曲がってしばらく行った先に「ふじの咲く丘」があるはずです。ゆるやかに山なりになった坂を上がって行くと運動場が見えてきました。「庚申山総合公園」です。やがて、ノボリが見えてきました。地名に藤がつくほどの本場なだけに(たぶん)、期待できそうです。

公園内は、鑑賞者で賑わっていました。さすがの藤棚です。

広場には色とりどりの藤が、

薄紫色、

白色、

花よりも、葉の色が黄色で目につく種類も。

一番見事だったのはここでした。白→紫→薄紫とグラデーションになっている藤棚です。古代には万葉集で歌われ、平安時代には栄華を誇った藤原氏に家紋として使われた藤は、桜と並んで、歴史的にも文化的にも「わが国を象徴する花」ではないでしょうか。

本来なら、素晴らしい眺めなのでしょう。藤岡市内はもちろんのこと高崎市内まで見渡せそうです。しかし、今日はこのような天気。残念だけど、まあ仕方ないかなと。

十分満足し、最後の目的地「富士浅間神社」へ行くことにしました。その前に、公園のすぐ横に、どこか魅かれる古社の雰囲気を放つ神社が在りました。かなり強めのキーンを感じます。ちょっと寄ってみましょう。

「山崎神社」・・・ぷぷっ。何の変哲もない人名+神社。高木神社、太田神社とかもありました。どこか、かわいらしい印象を受けます。

しかし境内に流れる氣は、どこか殺気立っているというか(神聖な神社を殺という言葉で表現するのもどうかとは思いますが)、武闘派の雰囲気が。どんな謂れのある神社なのか?由緒書を読みます。ほう、藤岡発祥の地と云われていたり、近くに前方後円墳が在ったり、社殿から鎌倉期の板碑が発見されたりと、歴史深い神社のようです。

読み進んでいくと、なんと末社として「古峰神社(祭神ー日本武尊)~が祀られています」ですと。ああ、ここでも、わたしの前世(妄想)と所縁のある神社が在りました。八高線沿線とは前世も今世も縁があるようです。

ここのようです。昨日の出雲伊波比神社と、今日の金鎖神社は建てた側だったのに対し、こちらは祭られている側なので、再会できる楽しみもひとしお。「いよ~、元気にしてたあ~」ぱん!ぱん!っと。

パワースポット(1037)「山崎神社」
周辺の景観も、自然豊かで心地良いものがありました。しかし、ゆっくりしている時間はありません。どんどん雲行きが怪しくなっています。早めに浅間神社を巡らないと。しかし、地図ではわかりやすい場所に在った神社が見当たらないのです。あっちでもない、こっちでもない、と彷徨っているうち急激に雨が降り出してきました。あっという間に土砂降りになって、これはもうダメだと観念。今日の所はあきらめて、ホテルに帰ることにしました。残念ですが、宿題が残ったほうがまた次に訪れようという動機になりますので、これで良しとします。

ホテルに帰ってから、夜はBSで旅番組を見ました。日中は実際に自分の足で旅をして、夜は寝ころびながらテレビで旅をする。本当に贅沢な一日になりました。明日の最終日が楽しみです。
<第3日目に続く>