2月になると各地で「梅まつり」が開催されます。これまで、野鳥見たさに巡っていました。そのうち、「梅の花を見ること自体」が楽しくなり、徐々に「ほかの花を見ること」も楽しくなり、今ではすっかり「花巡り」がわたしの年中行事になっています。2月は梅、3-4月は桜、5月はツツジ、6月はアジサイ、8月はヒマワリ・・・というように。そこで、これから増ます楽しくなるように「花巡り」のカテゴリーを作ってみました。
数巡る梅まつりの中で、わたしが最っとも重点に置いているのが「小田原曽我梅林」なのです。「観梅×野鳥×パワースポット」で導き出される「幸せの体積」がずば抜けて重いのがここだからです。こんな土地、他に幾つも無いと思います。唯一無二と呼んでも差し支えないかもしれません。天候に恵まれることを祈りながら、朝7時20分発の小田急線ロマンスカーに乗り込みました。
新宿駅を出発して約40分。「大山」の前を通過しました。パワースポット巡り(100)(900)の記念回に巡った関東総鎮守様にあらせられます。江戸時代、町人たちは一生に一度の大山詣でと称して年間20万人が登拝していたそうです。人口が100万人の時代ですから、その人数に驚かせれます。ぜひ復活させていただきたいムーブメントです。遠い所から、「今年も小田原曽我梅林巡りが楽しめますように」ぱん!ぱん!とさせていただきました。

小田急線の小田原駅で降りて、JR側の小田原駅に乗換え2駅先の国府津駅へ。そこから、御殿場線に乗り換えて1駅先の「下曽我駅」に向かいます。梅まつり会場になっている駅です。

到着しました。このとき、9時半ちょっと前。けっこう早く着きました。まずは、曽我梅林を構成する3梅林の中心「別所梅林」「原梅林」へ。昨年は2月最終週に来たら、見頃を終えた状態でした。なので、今年は1週間前倒しして来てみました。それが吉とでるか凶とでるか?

なかなか、良い感じで咲いております。駅に着いたら、雲が多いものの基本的には青空で観梅日和でした。ほっと胸を撫でおろしました。

例年、目を引く枝垂れ梅はどうか?

残念。こちらはまだのようです。

なんという気持ち良さでしょうか。梅が咲いているから気持ちが良い、キレイだから気持ちが良いではなく、ただここを歩いているだけで良い気持ちになります。

相性が良いということでしょう。このような土地は他にそう在るものではありません。大事にしていきたいです。

この辺から梅花の撮影に入ります。女性客から「かわいい」との声が上がっていました。同感です。桜のような花の集合体としての迫力に欠け、ポツン・ポツンと咲く小さな花が、可憐というか、儚い感じがして、そこに「かわいい」を見出すのも自然な感情かなと。では、そのかわいい花を、かわいく写すにはどうしないといけないのか?わたしがこの3年間、梅花撮影に苦心してきた結果、結論に達した一つの仮説があるのですよ。それは、「かわいい写真を写すためには、自分の心もかわいい心持ちでないと写せない」ということです。なので心を研ぎ澄ませ、かわいい心持ちを整えてからスマホでパシャとやってみました。その中で1番良い出来栄えだと思う1枚です。どう、かわいいでしょうー

接写が苦手なデジカメでも写してみました。どうでしょうか?露出、絞り、色々と設定を変えてみました。全体的に明るすぎるかな。

その他の写真です。スマホで全開・半開き・蕾の三者三様の状態を一ヵ所で切り取ってパシャ。

キャッキャッと花たちが賑やかにおしゃべりしている感じを写したくて、塊をデジカメでパシャ。

ハチとともにパシャ。チョウが蜜を吸う姿も好きですが、チョウが自分の食事をしているだけなのに対し、ハチたちはお仕事として巣のために働いている訳で、より親近感が湧きます。

もう一つの楽しみである野鳥はどうでしょうか?例年、足元にひしめき合うツグミを見ました。かなり縄張り意識の強い鳥と聞きます。縄張りが一畳ぐらいしかないんじゃないか?と思えるほどの込み具合でした。しかし、今日はまったく見られません。昨日の羽根木公園でも見られませんでした。そういえば、今季はほとんど見ていません。ちょっと心配になってきました。

駐車場の前を通りました。まだ朝早いせいか、ぜんぜん埋まっていませんね。誘導員も手持無沙汰で立っています。何気なく空いた土地を眺めていると、何者かがピョンピョン飛び跳ねている姿が見えました。何だ?

その正体はツグミでした。朝の集会をやっているんでしょうか。よく見ると、ビニール線で仕切られた1台のスペースに1羽が収まっています。「縄張りにちょうどいいじゃん、これ」とか言って利用しているのかも。かしこかわいいやつらです。

この後すぐに自動車が入ってきて、つぎつぎに追い出されていました(笑)。でも元気な姿が確認できて一安心しました。

小川沿いの土手にジョウビタキのメスが居ました。撮影した直後、緊急事態が発生。同種のメスが襲来してきて、壮絶な縄張り争いが勃発したのです。両脚で飛び蹴りをかました結果、この娘が見事に追い返しました。かわいい顔をして、短気で気が強い女の子のようです。

真下に自転車に乗ってきた年配のおばあさんが居て、その争いを見て口あんぐりしていました。「かわいい、だけでは生き抜いていけない」という自然界の厳しさを見せられました。

案内所、売店が並ぶ会場の中心部まで来ました。そこに鎮座するパワースポット「八幡社」様へご挨拶を。観梅客がひっきりなしに参拝していきます。しばらく待たされてから「今日も一日、梅まつり巡りで楽しめますように」ぱん!ぱん!っと。こちらから発せられる「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンとくる痛み」に護られて、梅林も安泰ですね。

梅林の全体地図を見て順路を確認。あらためて会場が広大なことに気づかされます。その全てを、くまなく巡ることは不可能かと。とくに、今年はこれからもう1箇所、足を伸ばしたい場所がありますので。

あの山の中腹に展望台があります。例年、そこから富士山と相模湾、伊豆半島を望んでいました。しかし、そっち方面にはかなり雲が覆っており眺望は期待できそうもありません。時間もおしているので、今年は諦めました。さあ、少し離れた最後の会場へ向かいます。

途中、鮮やかな赤花、ピンクの花が咲いている通りに出ました。白花が99%を占める中、わずかに咲いている赤とピンクが目立っていました。家族連れが順番になって撮影するために並んでいます。けっこう待たされてパシャリ。ずうっと白色ばかり目にしていたので、鮮やか過ぎてまぶしいほどです。

こちらはピンクの花。可憐としか言葉が出ません。

さあ、最後の会場に着きました。「『中河原』梅林」です。今年も、「早朝、府中市の中河原から出発して、最後に小田原の中河原で終わるという小さな物語」を完遂することができました。やったー

おやっ、ここでもデジャブが。なんと「かみふちゅう(上府中)公園」などという地名・公園まで在るようです。府中市長、ぜひ小田原市と姉妹都市協定をお願いします。・・・かと思ったら、「かみふなか(上府中)」でした。ふちゅう(府中)は全然、関係無かったー(苦笑)

中河原梅林はこれまでの別所、原梅林よりも狭めなのでちょろちょろっと回りました。そしてこれから、一昨年、昨年には計画に入れていなかった、とある思い出の場所へ向かうことにしました。さて、どこでしょうか?

御殿場線・下曽我駅から東海道本線・国府津駅に戻り、そこから隣駅の二宮駅へ。降りたプラットフォームから見えるあのこん盛りとした小山がその目的地になります。2022年1月21日の日記を読んでみてください。わたしが前世ヤマトタケルだったころの(妄想)、愛妻・弟橘姫の魂に会いに行ったことを書いています。あれから3年が経ちました。弟橘姫を祭った吾妻神社へ再訪します。さあ、今日本当の最後の土地に向かって出発です。

駅から歩くこと20分。吾妻山に到着しました。神社はこの山頂付近に鎮座しています。記憶の中では、山道はそんな大したことなかったはず。

よいしょ♪よいしょ♪ 軽快な足取りで登っていきます。妻よ、もうすぐで逢えるぞ。

はー、はー、ぜー、ぜー。あれれ、おかしいなあ。けっこうキツい。予想していたよりずっとキツいです。妻よ、ヒー、ヒー

ああ、ようやく会えた。3年ぶりの再会です「どう、元気にしてたー♡」ぱん!ぱん!っと。この画面から拝殿の美しさが伝わるでしょうか?なんとも言えない麗しさを放っております。全国屈指だと思います。さすがです。境内には女性参拝客が多く居ました。縁結びの効果を狙っているのでしょう。これだけ多いと、前回のように野鳥の姿で現れてくれることはなさそうです。また来年の梅まつりで寄ります。

早咲の河津桜が麗しい雰囲気を醸して咲いています。

かわいい派ですか?きれい派ですか?(=梅派ですか?桜派ですか?)

境内で咲いている花は、祭られている弟橘姫の心の鏡だと思うのです。参拝者がこぞって撮影していました。

ごめんなさい、ぺこり(笑)

神社から少し上がると、公園に出ます。菜の花がすごいことになっていました。

前回は晴天に富士山が映えて見えました。残念ながら、駅に着いた頃から、すっかり曇天になってしまい、今はまったく見えない状態でした。なので海側をパシャリ。眼下に広がる、正月駅伝でランナーが走った街道に、相模湾、小田原の町、箱根、伊豆半島が一望できます。「気持ち良いなあーと」しばらく眺めながら、ぼうっとしていました。

しばらくして、おもむろに腕時計を見てみたらビックリ。3時20分を過ぎていました。帰りのロマンスカーの予約時間は4時10分です。山を降りて、二宮駅まで走って、東海道本線に乗って小田原駅に戻って、小田急線側の小田原駅に渡ってロマンスカーに乗り込むまでは本当にギリギリの時間しか残っていません。あわてて「浅間神社」「野鳥の森」巡りを諦めて、心臓をバクバクさせて戻って行き、ロマンスカーの前に立ったのは発車5分前の4時5分でした。なんとかギリギリセーフでした。最後はバタバタしてしまいましたが、楽しい思い出の残る一日になりました。やっぱり小田原は最高の土地だと思います。また来年が楽しみです。