天才詩人こうやまあきらのブログ!

パワースポット巡り100ヶ所、野球観戦100試合、日本酒100銘柄の年間トリプル100を目指して

せたがや梅まつり 羽根木公園

 

2月になると各地で「梅まつり」が開催されます。これまで、野鳥見たさに巡っていました。そのうち、「梅の花を見ること自体」が楽しくなり、徐々に「ほかの花を見ること」も楽しくなり、今ではすっかり「花巡り」がわたしの年中行事になっています。2月は梅、3-4月は桜、5月はツツジ、6月はアジサイ、8月はヒマワリ・・・というように。そこで、これから増ます楽しくなるように「花巡り」のカテゴリーを作ってみました。

 

 今日は(15日、土曜日)、世田谷区羽根木公園で開催されている「せたがやうめまつり」を巡ります。以前、ここで印象的な場面に出くわしたことがあります。訪日観光客と思われる西洋の若い女性が梅の花を見て「キレイ・・・キレイ」と涙を流していたのです。可憐で繊細な梅は、桜とはまた違った魅力がありその気持ちもわかります。また、ここの特徴は、丘陵の傾斜を利用して梅がぎゅっと詰まっている感じに植えられていて濃縮された迫力にあります。

 

 今年もまた最寄駅の小田急線・梅が丘駅からではなく、京王線明大前駅から南下して会場・羽根木公園を目指します。何を隠そう、わたしが高校生まで育った土地です。子どもの頃は、羽根木公園よりも根津山という呼称のほうがメジャーだったと記憶しています。今では誰もそう呼ばなくなりました。

 

約30分で到着しました。青天の休日とあって観梅客でぎっしり。やっぱりお祭りはこうでなくちゃ。閑散しているお祭りより、人の熱気が充満しているほうが胸高鳴りますので。

 

品種豊富なのがここの特徴の一つ。一本づつ見て回ることにしました。

 

わたしがここで一番好きな「道知辺」から。今年はどうだ?おお、やっぱり良いですね。

 

花びらは肉厚なのに、適度の間隔で密集しているので、圧が無いというか繊細さを保っている感じがたまらなく好きなのです。

 

 

逆に、肉厚の花をぎゅうぎゅうに密集させて、強い圧で迫ってくるのが「大盃」。縦にぎっしり串刺しされたように並んでいるので、その形が「甲子園球場のジャンボ焼き鳥」を思い起こさせます(笑)

 

 

梅の可憐さを象徴するような「古金欄」。目立たない日陰に、ひっそり咲いているところがたまりません。

 

 

どこか、存在感が在るこの白い花はなんだろう?そう感じるのはわたしだけではないようで、多くの観梅客が足を止めてスマホ撮影していました。

 

品種名が書かれた札をのぞいて見ると、

 

「不明」だそうです。

 

じゃあ、こっちは?赤色の濃厚さがはんぱないです。

 

うーん・・・(漢字読めない・・・苦笑)

 

薄っすら緑色がかった白花。ちょっと影があるというか、薄命な色白美人のようで憂いる感じがします。

 

「月影」だそうです。品種名も幻想的ですばらしい。

 

全く咲いていない蕾のままなものも。

 

浪漫ちっくな品種名だこと。どんな花か見たかったなあ。

 

無数のハチが花から花へ飛び交っていました。見ているだけで幸せな気分になります。しかし、こやつは体長が4センチはあろうかというスズメバチ寸法。さすがに、近くに寄ってくると腰が引けてしまいます。

 

もう一つのお楽しみ、野鳥探しに雑木林ゾーンへ。鳴き声一つ聞こえず。しばらく歩き回わりましたが結局、姿を見られず撤退。

 

梅林に戻ってくると、今までどこに隠れていたのか聞きたくなるような、メジロたちが飛来して蜜を吸い始めました。ツィーツィー♪

 

やっぱりメジロと梅花の組合せは絵になります。

 

園内に流れる空気感がどこかに似ていると思いました。よくよく考えてみたら「高尾山山頂」に似ていると思いました。みんな笑顔で、笑顔の人しか居ない世界、幸せ感あふれる別世界、それが羽根木公園の梅まつりの特徴でしょう。