パワースポット!
パワースポ ッター!!
パワースポッテスト!!!
より強いパワースポットを求めて全国を旅します!
パワースポットとは何か?
ウェブを見れば、それこそ風水師、占い師、スピリチュアル・カウンセラー、パワースポット・マニア・・・等、さまざまな立場の方が独自の定義をもっておられるようです。このわたしも定義をもっていて、その定義は「与えられた限りある命を、精一杯生きていく上で、そのエネルギーを充電できる場所」というもの。具体的には、「こめかみ辺りに、キーンという痛みがくる場所」を指します。この感覚はわたし独自のものであり、ほかに聞いたことがないのですが、その能力にはかなり自信をもっているのです。
そんな(自称)第一級パワースポット鑑定士が「年間100ヵ所」を目指してパワースポット巡りをおこないます!
2011年11月から始めたこの企画も13年かけて(1000)の大台に乗る瞬間がやってきました。その栄えある瞬間に選んだのは、こちら・・・秩父の三峯神社です。何しろ、創祀者がわたしの前世だったヤマトタケルという(妄想)、パワースポット巡り企画の根柢に流れる物語に合致し、使いとして祭られているのが、これまたカフスにしたり、今でも生存を信じて探している狼だったり、他社とは抜きんでた縁のある神社だからです。また、こちらを参拝した知人で、悪く言う者はおらず、口々に「雰囲気が他の神社とはまったく違う」「パワースポットのパワーを感じることはできないけど、ここだけは何かを感じた」と絶賛が相次ぐのです。
そこで、この休日(11月9日、土曜日)を利用して、三峯神社へ向かいました!
まずは早朝5時4分発の京王線に乗り、お隣の分倍河原駅へ。南武線に乗換えまたお隣の府中本町駅で武蔵野線に乗換えます。4つ目の新秋津駅を降りると、10分ほど商店街を歩て西武池袋線・秋津駅へ。そこから飯能行に乗り、終点で「西武秩父線」に乗り換えました。この路線から客層が変わり、乗客の95%が登山着で、駅に着くたびに一組、二組と降りて行きます。途中、乗客同士によるチラ見合戦が勃発していて「こいつ、どこに登るのだろう」とか「この服装に装備・・・なかなかやるな」とか「ふーん、たいしたことないな、こいつは初心者だな」とか内心でマウント合戦しているように見えました(笑)。登山者あるある、なのかもしれません。
終点であり目的地でもある西武秩父駅に到着。家を出てからここまで2時間20分かかりました。駅舎から眺める秩父の山々です。うっすら朝もやが広がり、なんとも幻想的な光景です。
まだまだ旅は終りません。ここからバスに乗り、三峯神社までは1時間半かかるとのこと。これだけ奥地にあるのですから、さぞかし自然環境に恵まれた神社なのでしょう。窓から撮影した風景です。ああ、確かに良い感じ。
また、山の頂上付近に巨石の姿もチラッチッラと。再三、このブログで書いてきましたが、巨石がパワースポットの発信源になってる場合が多いのです。期待に胸が高鳴ります。
ただ、大変なのは座れなくて立っている人たち。駅到着したのが7時20分で、バスの発車が8時00分なので少し時間に余裕がありました。どこかで時間を潰そうかとも考えましたが、特別やることも無いのでバス停に並んでいました。そうしていたら、次の電車で来た三峯神社目当ての客が並び始め、気づいたら後方には長蛇の列が出来ていました。当然、バス車内はぎゅうぎゅう詰めの超満員になり、年配の方までも長時間立ちっぱなしになっていたのです。もし、時間潰しに列から離れていたら、座れずに立ちっぱなしでした。考えただけでゾッとします。これから参拝する人は頭に入れておいた方がいいでしょう。
さらに、一般車の渋滞がひどくて、バス停がもうすぐそこなのに、手前でにっちもさっちも進めない状態になりました。しびれを切らした運転手がこの場で降ろしてくれ、ゾロゾロ徒歩で向かうことになりました。歩いている様子をカシャ。偶然、太陽光の反射が神秘的に撮れました。これも三峯神社の霊験か。
駐車場に到着しました。まずやるべきことは「バス停で帰りの発車時刻を確認する」こと。遠方に足を運んだとき、これを怠ると悲惨な目にあいますゆえ。えーと、土日の西武秩父駅行は15時30分があって、次が16時30分で、その次が・・・ない。つまり、16時半までにバス停へ戻ってこれないと、ここで「野宿」ってことですよ。ぞおー。帰りの時刻に間に合うよう、頭の片隅に入れて巡らないと。
階段を上がって「ビジターセンター」に着きました。案内図を見て順路を確認します。「なるべくネットで事前情報を手に入れない」のがわたしの流儀。その代わり「現地で案内図をしっかり見て、順路を頭に入れて巡る」ようにしています。
下の方に、こんな注意書きが。自然環境の豊かさがわかりますな。
いざっ!
食べ物屋が並ぶゆるやかな坂を歩いていきます。沿道には、紅葉した真っ赤な葉、真っ黄色な葉が彩りを見せていました。
すばらしいの一言。
まるで、絵葉書のようです。
「春の桜」と「秋の紅葉」が美しさで対決したら・・・甲乙つけ難い対決になりますね。
ドーン!
「三ツ鳥居」まで来ました。全国に数カ所しかない珍しい鳥居だとか。古いものなのに、近未来を感じさせる意匠。こちらも絵葉書のような一枚が撮れました。
三ツ鳥居をくぐると、一気に「山岳に在る聖域特有の混じり気の無い氣」が漂ってきました。わかる人にはわかる、ブルルッとくる感覚。ここでは、ふざけたことが出来ない、許されない、身が引き締まる感覚です。
でも、少しふざけさせていただきます・・・
さあ、まずは2000年前の自分に挨拶から。日本武尊造の前に立ちます。
わたし<おーい、前世のおれ、ひさしぶり元気にしてたあ~
タケル像<うん、でも右手上げっぱなしで疲れた
わたしと入れ替えにやって来た家族が「にほん(日本)ぶそん、って何した人?」「日本だから日本を作った初めの人なんじゃないの」などと会話していました。これにはビックリ。日本人で日本武尊(ヤマトタケル)を聞いたこと無い人がいることが信じられません。きちんと国の歴史物語を伝えていかないと、と決意を新たにした会話でした。
ドーン!
「随身門」に来ました。
今までいくつもの随身門をくぐってきました・・・とは言うものの日本中すべての随神門を見てきた訳ではありません。でも「こちら以上に雄々しい所は無いのでは」と思わせる「唯一無二」という称号が頭に浮かんでくる別格感があります。
どの角度から写しても、惚れ惚れしてしまう男前っぷり。ここでもまた絵葉書のような写真が撮れました。
ウオオーーン!
狛犬が狛狼になっていると聞きまして、どれも注意深く見てきました。結果、拝殿の直下に在った、この狼が一番品格があるという理由でカシャっと。東征に向かう途中、山で迷ってしまったわたし(タケル)を無事導いてくれた狼たち。今でも営業という日常の戦場で、たびたび道に迷い遅刻しそうになるので、ぜひとも身近に居て欲しい相棒です。
狼<親分、またいつか、いっしょに暴れまくる日が来るといいですね!
わたし<おう、そのときは頼りにしているよ!
拝殿までの石段を上がっていたら、石柱に「築地市場」の文字が刻まれていました。まさか、秩父の山奥で東京都中央区の魚市場関係の名称が見られるとはねえ。
「無事、1000回まできました。これから、10000回を目指します。それまでの道中、暖かくも厳しい目で、でもどちらか寄りといえば暖かい方で、応援よろしくお願い致します」と、いつもより深く下げて、ぱん!ぱん!っとさせていただきました。
紅葉を背景にカシャ。どの社殿も独特な色彩ですばらしいの一言です。
それでは、パワースポット調査を。ピンポイントで「こめかみ辺りにキーンくる痛み」を放っている場所を探索していきます。
まずはこちら、「大山祇神社」です。向かって拝殿の右、車祓いをする広まった土地に建っていました。けっこう、キツめ。
そして、その横からズラっと並んだ小さな摂社たち。けっこうきています。
パワースポットじゃないけどー、対面に立っていた「千葉 小見川講社」。まさか、ここで実家が在る町名を見られるとは(爆)。ということは、あの町に講があるのか。石柱が新しそうなので、今でも活動しておられるとみました。どこにあるんだろう。
「神木」。結論から言うと、こちらが境内で最も強いと感じました。
みんなの流れについて行くと、このような木が「縁結びの木」だそうです。道理で、女性率が高いと思った。
縁結びの木に向かうために、お土産屋を通ったこの土地一帯。画面向かって左の建物は(木に隠れて見づらいかも)、「コーヒーハウス 小教院」という喫茶店のようです。時間があれば、コーヒーを飲んで氣を体内に取り込むと良いかも。
「奥宮遥拝所」です。わかりずらいですが、ぴょこんと飛び出た一番高い部分に奥宮が在るみたいです。向こうからブワーッと氣が流れ込んでくる感覚を受けます。確か、案内図には奥宮を巡る順路が書かれていました。「これから、そちらに向かいますのでよろしくお願いいたします 」ぱん!ぱん!っと。
眺めも最高。晴れの日で良かった。
三峯神社は、「パワースポットの強さに特化」した神社ではなく、唯一無二の随身門や社殿、山奥に漂う混じり気の無い氣、自然環境の美しさ、創建の物語性、を加味した「総合力」で判断すべき神社だと思いました。総合力で測る魅力は確かに全国有数のパワースポットであり、(1000)回記念に相応しいパワースポットだと思います。
小腹が空いたので、何か食べるものをと、キョロキョロしていたら、焼き団子が目に入りました。ほー、高尾山で美味しい団子を食べているので、けっこうわたしの舌は肥えているのですよ。焼き団子対決だ。こっちは薄甘い味噌味で、どちらかと言うと高尾山に軍配が上がるかなと。
しかし、こっちには食べた後に、おみくじという楽しみがありました。やったー、大吉だ!これで甲乙つけ難くなり、引き分けとします。高尾山の団子屋も、ぜひ、おみくじを導入してください。
力をつけたところで、奥宮へ登拝します。
<後編に続く>