世界の富裕層はイベントを求めて一年を同じスケジュールで旅するといいます。1月はスイスのサンモリッツにスキーへ、5月はモナコにF1観戦へ、7月は夏の日差しを求めて地中海のイビサ島へ、8月はオーストリアのザルツブルク音楽祭、11月にはフランス・パリの凱旋門賞へ、というように・・・。これを「ハイライフカレンダー」というのだそうです。
これと同じように、わが国のアマチュア野球界にもハイライフカレンダーがあるのをご存じでしょうか?4月、9月は神宮球場に東京六大学野球観戦へ、7月は東京ドームに都市対抗野球観戦へ、8月は甲子園に高校野球観戦へ、11月は京セラドーム大阪に社会人野球日本選手権へ、最後、神宮球場にもどって明治神宮野球大会を観戦しに旅することをいいます。
日本人にとってみれば、こちらのほうがよっぽど贅沢な旅ではないでしょうか?少なくとも、ぼくにはそう思えて仕方ありません。
さあ、最高の贅沢を求めて、「アマチュア野球界のハイライフカレンダー」に沿って出発です!
24日木曜日は「プロ野球ドラフト会議」でした。以前、年間100試合観戦をゆうに超えていたときには、指名される選手の大半はこの目で見てきたものでした。年間10試合ちょっとの今では、ほとんど見たことのない選手になってしまいました。さびしいもんです。しかし、その数少ない選手の中で、5球団が指名する超目玉がいました。明治大学の宗山塁遊撃手です。確か、1年時の4月開幕のデビュー戦を見た記憶があります。4年間調子の良い時も悪い時も、ずうっと見てきたので、今ではついつい「宗山は、おれが育てた」などと勘違いしています(笑)
何でも、守備力の高さが評価されているのだとか。
宗山<ほい、きた
宗山<よし、よし
ぽん
宗山<あら、よっと。どう、うまいでしょ
なかなか、かわいい画像が撮れました。その他にも、神宮の旅で見てきた吉納選手、
寺西選手、福岡大大濠出身の山城選手が指名を受けました。最終戦の球場内は「就職、おめでとー」の暖かい雰囲気に包まれることでしょう。