天才詩人こうやまあきらのブログ!

パワースポット巡り100ヶ所、野球観戦100試合、日本酒100銘柄の年間トリプル100を目指して

新潟県 河忠酒造「想天坊 ゆらぎ 一回火入れ原酒」 【8】

 

お米と水が神様からの恵みならば、それらから造られるお酒も、とうぜん神様からの恵みの賜物になるわけです。本来、人は、食べ物も飲み物も、生活用品も、家も、町も、エネルギーなんかも、すべて神様からの恵みだけでよかったはず。その恵みの中で、やっていればよかったのです。自然に帰れ!神道の心に帰れ!・・・なーんて大きな話しをするつもりはなく、ただたをだ、「お酒を飲んで楽しい暮らしをしましょう」ってことを言いたいわけです。
「年間100銘柄を目指して」と副題に書いていますが、本当はそんなことどうでもよくて、何か飲む理由を考えてみただけ・・・。さあ、肩肘はらずに、飲みましょう~!

 

 

17日は「中秋の名月」でした。お酒を連想させる年中行事のなかで、一、二を争う程の風情ある夜です。夜空を眺めながら呑まずにはいられません。そこで、ラベルに「月」が描かれているお酒を選んでみました。(この月が中秋の名月の月を描いているのかはさておいて、ですけれども)。今年はこれまで、家呑み用に買ってきたお酒がことごとく失敗していまして、ずうっと紹介できていませんでした。美味しいと思えないものを「美味しくない」と書きたくないので。(せっかくのブログですから、楽しいことだけを書きたいじゃないですか)。また、ラベルの他にこちらを選んだポイントがありました。それは「マガモ農法高嶺錦100%使用」というもの。かわいいー。マガモが頑張って害虫を駆除している姿(本人たちはお腹をいっぱいにしたいだけだと思いますが)を思い起こさせて、応援したくなったのですよ。

 

さあ、肝心な味のほうはどうか!?グビグビ。「からーい!」最初、舌はビリビリ、喉には焼き焦げるようなカーッとする辛味がきた後、すぐに去っていき、濃厚な甘味がくるパターン。わたしが最近はまっている二重構造の深さが体感できるお酒でした。9月後半になって、ようやく当たった感がありました。よっしゃー

 

肴に注目!

先日、佃島でパワースポット巡りしたとき、丸久という「安政六年創業」を謳っている佃煮屋を見つけました。(安政とか言われると、何年たっているのか計算できませんわ)。江戸時代、大阪佃からやってきた漁民たちがここに住み佃島という地名になり、佃島の漁民たちの保存食として佃煮が発明されたと聞きます。このお店はほぼ発明当時にあったオリジナルメンバーなのではないか?と思えてきました。せっかく佃島に来たのだから、買わない手はないでしょう。老舗然とした重いドアを開けて、ドキドキしながらショーケースを物色し、特に目についた「特上 こうなご」を選んでみました。

子どもの頃を思い出すと、佃煮ほど意味不明な食べ物はありませんでした、どこにも1ミリたりとも美味しい要素が感じられませんでした。しかし、大人になってみて、その美味しさに気づくようになりました。そういう点は奈良漬といっしょかもしれません。砂糖と醤油が超濃く煮詰まった味の中に、こうなごの魚臭い味がしっかり残っている逸品でした。(こういう書き方だと美味しさが伝わらないかも)

 

箸置きに注目!

中秋の名月を風情のある夜と書きましたが、陶芸家もそう考えるようで、この日を描いた箸置きは数限りなくあるものです。わたしが集めている京都の暦箸置きにも、月とうさぎを描いたものが何種類かあって買い集めてきました。さてと、今夜はどのうさぎちゃんを使おうか・・・?考えた挙句、3枚を同時に使うことにしました(笑)どれか一枚に絞るなんてできませんよ。

 

見上げた実際のお月様はー、

ラベルのように雲の合間に見え隠れしておりました。ま、これはこれで風流な眺めでした。