天才詩人こうやまあきらのブログ!

パワースポット巡り100ヶ所、野球観戦100試合、日本酒100銘柄の年間トリプル100を目指して

パワースポット巡り(976)絶景な道 石川県津幡町

 

パワースポット! 

パワースポ ッター!!
パワースポッテスト!!!
より強いパワースポットを求めて全国を旅します!

 

パワースポットとは何か?
ウェブを見れば、それこそ風水師、占い師、スピリチュアル・カウンセラー、パワースポット・マニア・・・等、さまざまな立場の方が独自の定義をもっておられるようです。
このわたしも定義をもっていて、その定義は「与えられた限りある命を、精一杯生きていく上で、そのエネルギーを充電できる場所」というもの。具体的には、「こめかみ辺りに、キーンという痛みがくる場所」を指します。この感覚はわたし独自のものであり、ほかに聞いたことがないのですが、その能力にはかなり自信をもっているのです。
そんな(自称)第一級パワースポット鑑定士が「年間100ヵ所」を目指してパワースポット巡りをおこないます!

 

 

この日は商用で、金沢駅から七尾線へ。JRいしかわ鉄道との乗継駅・津幡駅で1時間近く待ち合わせ時間がありました。駅舎でじいっとしていてはもったいないので、駅周辺をパワースポット巡りしてみることにしました。駅舎から見渡した風景です。正直、パワースポットがあるような宗教的、歴史的な町には見えませんね。

 

駅階段に犬の足跡がついています。ん、なんで?これ、なんか意味あるのかな?

 

改札口まで来ました。横にこのような犬の像と「津幡の忠犬伝説」の紹介がー。

なんでも、1944年、堤が大雨によって決壊寸前になっているのを女性に伝えて防いだ犬の伝説があるのだとか。堤には不動明王が奉られていたので、あの犬に姿を変えて人々を救ったのだと噂になったそうです。伝説のある町だったとは。

 

改札口を出ました。そこにこんな貼紙がー。

おおっ、史上最速優勝を遂げた「大の里」の出身地のようです。時の人じゃないですか。全国的な有名人を輩出している町だとは。

 

駅前ロータリーに出ました。そこにこのような案内板がー。

「絶景の道」が「新日本『歩く道紀行』100選認定」されているようです。おおーっ、すごい!予想外の魅力的な町じゃないですか。ここで降りたのは正解だったかも。

 

「絶景な道」とは、駅周辺をぐるっと回り「新幹線の見える丘公園」まで歩く順路のようです。途中に、「八幡神社」「桜並木の道」「少名彦神社」「明神川沿いの道」「富士神社」とパワースポットっぽい神社や面白そうな観光スポットが点在しています。ただ、この地図だと距離と時間がいま一つわかりません。1時間で回れるような、回れないような・・・。でも、目の前にこれだけ魅力的な順路があるというのに、見過ごす手はないでしょう。全道程を回れなくても、行ける所まで行ってみようと思います。いざっ。

 

駅前を曲がった所に、地図に載っていないパワースポットがありました。「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンとくる痛み」を放っています。「前代議士庭田次平君之碑」です。なになに、庭田次平氏とは、明治31年11月1日に国鉄北陸本線が開通した際、津幡駅の用地買収に尽力した県議会議員だそうです。地元発展に貢献した名士の像や碑には独特な強い氣を感じます。代表的なのは飯能市双木利一先生像」がそうでした。地域のために骨を折る、そんな大きな男になりたいものです。

 

踏切を渡り、大通りに出ました。第1番目の通過ポイント「八幡神社」が目の前にありました。キーンときます。しかし、見るからに「ケムたん、イモたん」と出会いそうじゃないですか。わたしにとってケムたん(毛虫)イモたん(芋虫)は天敵。あのオゾマシイ姿を見るたびに心臓が止まりそうになるのです。この弱点を克服できれば活動範囲が大幅に広がるのはわかっているのですが・・・。この場所から、拝殿があると思われる方向に向かって「良いパワースポット巡りになりますように。時間までに戻れますように」ぱん!ぱん!っとしました。

 

あじさいが沿道を可憐な姿で彩っていました。なかでも、グラデーションの鮮やかなやつをパチリと。酸性土壌で青系になり、アルカリ性でピンク系になるといいます。土がかける魔法、と表現したくなります。

 

2チェックポイント「桜並木」に来ました。ここから山道に入ります。予想していた以上に長い。桜の季節はさぞかし美しいのでしょう。今日は30℃近い夏のような暑さ。汗をふきふき歩いていきます。

 

けっこうな距離があります。あの絵の案内図からは予想できないぐらいの。歩いている人は勿論のこと、通り過ぎる自動車も無し。だんだん心細くなってきました。そんなとき目にした熊注意の看板。いま、ここで熊にばったり出会ったら大変だ。

 

歩く速度を上げて山道を上がったり下ったりして行きます。道路沿いに道祖神が建っていました。キーンときます。この強い氣で、熊から守ってくださる安心感があり、ホッとします。また、あじさいと宗教的な像が良く似合うこと。


どれだけ自然豊かな環境を歩いているのかがわかるでしょう。しかし、この環境で歩いている人間はわたしだけ。

 

この世界で生きているのはわたしだけ、そんな思いを馳せながら進んでいきます。ホーホケキョ♪ ウグイスの鳴き声が響き渡りました。その声が逆にわたしという人間の孤独を鮮明にするような感覚を呼び起こします。


と、そのとき。ブロロロロー、わたしの横を郵便配達のバイクが走っていきました。しばらくぶりに、自分以外の人間を目にしました。ということは、向かう先に郵便物を待つ民家があるということでしょう。

 

おおーっ、民家が見えてきました。人だ、人が居る、やったあー。集落がお目見えするようになりました。うーん、しかし・・・。日本昔話によると、ああいう山間の集落には庖丁を研ぐ鬼婆がいたりするもの。おれも喰われるんじゃないか!?・・・なーんてことを妄想してしまいました。そういう雰囲気がどことなくある集落です。うろつくことは憚れる雰囲気なので「少名彦神社」は諦めることにしました。

 

集落を抜けると、さらに自然環境の豊かになった突き当りに到着しました。上空には無数のそれこそ数十羽いると思われるツバメの群れが旋回しています。

 

ここを左に曲がって「明神川沿いの道へ」進むようです。どこまで来たのか案内図を確認しました。すると、まだ道程の半分ぐらい。腕時計を見ると、駅を出発してから1時間近く経過しているではありませんか。これはさすがにまずい。

 

1時間近くかけて終点「新幹線が見える公園」に着けても、そこから同じ時間をかけて駅まで戻るにはどれだけ時間と体力がいることか。駅周辺をちょっと回って待ち合わせ時間を潰すぐらいに考えていました。けっこうな冒険をやってしまったようです。今日はここまでにして、続きは次の機会のお楽しみにしようと思います。

 

なお、この川が明神川のようです。今はツバメが盛んに飛び交っていますが、冬季になれば、たくさんのシジュウカラメジロやかわいい野鳥たちが見られそうです。次の機会は野鳥探しと組み合わせて完全踏破といきたいですね。

 

また、来まーす!