2月になると各地で「梅まつり」が開催されます。これまで、野鳥見たさに巡っていました。そのうち、徐々に「梅の花を見ること自体」が楽しくなり、今では「ほかの花を見ること」も楽しくなり、すっかり「花巡り」がわたしの年中行事になっています。2月は梅、3-4月は桜、5月はつつじ、6月はあじさい、8月はひまわり・・・というように。そこで、これから増ます楽しくなるように「花巡り」のカテゴリーを作ってみました。
今日は(6月15日、土曜日)、小平市にあるその名も「あじさい公園」を巡ってみます。ぎゅっと密度の濃いあじさいの乱舞に、昨年巡ったあじさい祭りで特に印象に残った公園です。
京王線・中河原駅→南武線・分倍河原駅→武蔵野線・府中本町駅と乗り継ぎ、「新小平駅」で降りました。ここまで30分。ここから20分ちょっと歩いて公園に向かいます。駅を降りてから青梅街道へ出ました。このずうっと先に行けば青梅・日向和田。梅まつりの楽しかった思い出が蘇ります。昭和の最後の一年間、街道沿いに住んでいました。金曜、土曜の深夜になると暴✕族がうるさくて眠れませんでした。今では改善されているのでしょうか。
西武多摩湖線・青梅街道駅を渡ります。どうです、この駅舎?ここは多摩地区とはいえ東京。だというのに、まるで超ド田舎の無人駅の雰囲気じゃないですか。
この辺りで昨年はオナガの群れが見られました。今日は見られず。その代わりにシジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ・・・さらにカワラヒワっぽい鳴き声まで聞こえてきます。野鳥の宝庫で在ることは変わらないようです。冬季に来ようっと。
あー、前を通りましたね3メートル近くある「日本一の丸ポスト」。「今年も来たよー」
西武新宿線・小平駅の前を右に曲がり「グリーン通り」に入ります。写らないように避けて撮っているのでわからないと思いますが、駅に向かう人は勿論のこと、立ち話をしていたり、ベンチに腰かけて談笑している人がいたり、地域住民の憩いの場になっているようです。平和で素敵な光景です。
さあ着きました。外観はこんな感じ。
公園内をのぞくと、あじさいがぎゅっと密度濃く咲いているのがわかるかと。
この密集度が特徴だったりします。
公園内へ。背丈ほどあるあじさいの中を、まるで海をかき分けるように進んでいきます。
海が割れた!ちょっとしたモーゼになった気分。
つぎに印象に残る一輪を写していきます。
どれも花が大きいような感じを受けます。そういう種類を集めているのでしょうか。
特に印象深かったのは入口付近に咲いていた深紫のこの花でした。大人の気品が感じられます。
公園内はあじさい目当ての老若男女でにぎわっていました。「ここに来れば、鎌倉に行かなくてもすむねー」という会話が耳に入りました。本場の鎌倉へは行ったことがないので実際のところはわかりません。
しかし、そう言わせるだけの見応えがあるのは確かだと思います。
池のほとり。昨年はカモが二羽いて和ませてくれました。今年は残念ながら姿が見られず。ま、いつも居るわけじゃないからね。
お、シオカラトンボだ。今年初めてかも。
睡蓮のつぼみがポッと艶やかに色づいていました。「もうすぐ咲くのかな」と考えていたら、横にいた地元住民同士の「朝咲いていて、いまはつぼみになっている」との会話が聞こえてきました。なるほど、睡蓮はそうなんですね。花の生態はまだ知らないことばかり。花巡りをやるからには、基本的な知識ぐらい勉強しなくてはいけませんね。
今年も来てよかったー