パワースポット!
パワースポ ッター!!
パワースポッテスト!!!
より強いパワースポットを求めて全国を旅します!
パワースポットとは何か?
ウェブを見れば、それこそ風水師、占い師、スピリチュアル・カウンセラー、パワースポット・マニア・・・等、さまざまな立場の方が独自の定義をもっておられるようです。
このわたしも定義をもっていて、その定義は「与えられた限りある命を、精一杯生きていく上で、そのエネルギーを充電できる場所」というもの。具体的には、「こめかみ辺りに、キーンという痛みがくる場所」を指します。この感覚はわたし独自のものであり、ほかに聞いたことがないのですが、その能力にはかなり自信をもっているのです。
そんな(自称)第一級パワースポット鑑定士が「年間100ヵ所」を目指してパワースポット巡りをおこないます。
さあ、年末になり、恒例の「今年で一番印象に残った地域・パワースポットを訪ねる」旅をやりたいと思います。これをやることによって、より印象が強くなったり、見逃していたすばらしい箇所に気づいたり、良いことずくめなのです。5月「ゴールデンウィークの旅」とともに一年で最も力を入れている企画です。
2016年 竹島、松平郷、岡崎城、滝山東照宮、大樹寺、知立神社
2017年 富士山本宮浅間神社、割狐塚稲荷神社、柿田川湧水群、三嶋大社
2018年(年始) 見付天神、霊犬神社、府八幡宮、小國神社、賀茂真淵記念館
2019年(年始) 雨櫻神社、森の石松の墓(大洞院)、天宮神社
2020年 コロナ禍でやらず
2021年 小田原ー国府津・曽我丘陵ウォーキング・コース、吾妻山公園
今年は「富士山を間近で見る」旅を選びました。「正月になると富士山を見たくなる毎年の心情」に加え、野鳥観察をしていて公園や河川敷で雄大な姿を目にすることが多くなり「もっと間近で見たいという最近の願望」が強くなったからです。
そこで、29日、30日の二日間に「三保松原」と「満観峰」を巡ることにしました。どちらも、富士山の景観美で有名な名勝です。もちろん、パワースポットをからめての旅となります。
第1日目 12月29日 三保松原
さあ、東京駅を朝6時57分発の「こだま」に乗ってまずは静岡駅を目指します。
今年の旅の最大の問題点は「天気が悪くて富士山が見えなかったら、まったく意味をもたない」ということ(苦笑)。今年一年をしめくくる大切な行事が「天候まかせ」という不安定な基盤にあることです。運にまかせるというか日頃の行いが試されるというか、もう「祈る」ことしかできない心境で新幹線に乗りました。
まずは、現在の天候をチェック。車窓から見える富士山は・・・最高!雲一つ出ていません。このまま行ってくれー!はやく!はやく!
静岡駅から東海道本線に乗り三駅先にある「清水駅」に向かいます。たのむ!
10分ちょっとで到着しました。駅から見る富士山は・・・おお!まだ最高の状態を保っている!
ここから、その名も「世界遺産三保松原」号バスに乗って終点へ向かいます。20分以上かかるようです。間に合うか!?ドキドキ
着きました。バス車内はわたしの他1名だけでした。帰りの時間を確認すると、毎時間42分に発車のようです。確認を終えると、すぐに松原へ突っ込みます!さあ、急げ!
浜に出ました。
さあ、富士山はどうか!?振り向いてみると・・・どーん!
雲ひとつない最高の状態を保っています!
「富士山」と「松原」と「海」とがちょうどいい塩梅に収まる箇所を求めて歩いていきます。観光写真によくあるような、三点をばっちり収められる場所が意外と無いのです。どこだ?どこだ?
どうだ、浮世絵撮り!
なかなかの場所を見つけました(もう一度行ってみてと言われても、よくわからない場所です)。「浮世絵によくある構図」でばっちり撮れました。富嶽〇景とかにありそう。傑作じゃないですか!?
当初の思いは達成できたので肩の荷が下りました。後は気楽にパワースポット探索へ。「鎌ヶ崎遊歩道」を歩き伝説の「羽衣の松」、「羽衣神道」「御穂神社」へ向かいます。
(また、こんな案内板もー。
「日本平」「久能山東照宮」が向こうにあるようです。2014年に巡りました。そういえばあのときは静岡駅からバスで行きましたっけ。知らなかったけど、意外と近い位置にあるようです。ただ、歩いて行ける距離ではなさそうです)
鎌ヶ崎遊歩道を歩き始めて早々、思わぬところにパワースポットを発見しました。「トイレ」です(笑)室内に「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンとくる痛み」が充満しています。用を足しながらパワーを充電。
観光用にほんの少ししか残っていないだろうと高をくくっていた松原ですが、けっこう長く続いていきます。ちょっとびっくり。
どこをどう撮っても、まるで絵葉書のような美しさ。
やがて、強力パワースポットに出くわしました。「羽車神社」です。結論から先にいうと、今日一番強く来るパワースポットでした。「この二日間が思い出に残る有意義な旅になりますように」ぱん!ぱん!っと。
その裏手に、羽衣伝説を継承する「羽衣の松」がありました。わたしにとっても、みんなにとっても、聞いたことがあるようで、その内容はあまり覚えていない伝説のひとつではないでしょうか。
トイレと羽車神社と羽衣の松を一括りにして「三保の松原」をパワースポットとします。その方が土地の本質をついていると思うので。
パワースポット(903)「三保松原」
「神の道」を歩く前に、売店が並ぶ広場で案内図を確認していました。バスにはわたしともう一名だけだったのに、ここに来ると観光客がわんさかといて賑わっています。すると、地元民と思われる高齢者が近づいてきて「時間はあるの?」と訊いてきました。「ありますよ」戸惑いながらも答えると、「御穂神社に着いたら右へ真っすぐ行きなさい。行きつく先に清水港と富士山が見渡せる絶景があるよ」と教えてくれました。
地元民として、あまり知られていないご自慢の場所を知らしめたいと、観光客に声をかけておられるのでしょう。ただ、誰にでも声をかけているわけではないようで、おそらくわたしが声をかけやすい見た目だったのではと推測されます。旅先でこういうことがあると、得することが多いので、声をかけやすそうな表情と服装が大切だと思いました。
ふと、空を見るとポンポンポンと印象的な雲が並んでいました。何かいいことがありそうな予感がしますね。
「神の道」を歩いていきます。500mあるとのことですが、そんなに距離を感じません。
「御穂神社」に着きました。パワースポットはー、
「拝殿」、
「子安神社」、
ヒヨドリ王国になっていた「鎮守の森」、
相撲場と忠魂碑のある裏辺りでした。
パワースポット(904)「御穂神社」
さあ、それでは地元民から教えてもらった景観スポットへ。住宅街を言われたように右へ真っすぐ歩いていきます。
途中にパワースポットを発見。「田中孫七居住地」です。碑に彫られている内容から海苔業者のようです。おそらく、三保で海苔の殖産に功績のあった方かなと。殖産に燃えたその気概が今だここにあるように感じられました。
パワースポット(905)「田中孫七居住地」
住宅街からチラチラと見えるクレーン。すぐそこが港湾だということを物語っています。
パワースポット神社を発見。道路わきにある小さな神社ですが、その敷地にたがわない強いパワーを放っております。
「若干、迷いぎみです。どうか目的地にたどり着けますように(苦笑)」ぱん!ぱん!
境内にある二枚の案内板。小さな案内板ですが、とても情報量が多い(笑)。とくに気になるのが「ハワイさん」。何でしょうか?ちょっと寄ってみますか。
パワースポット(906)「杓文字社」
ところが、これがいけなかったか、すっかり迷い込んでしまいました。どこを見ても風景が同じで、ハワイさんどころか地元民の教えてくれた絶景スポットもどこにあるのかわからずじまいに・・・。
大変悔いが残る事態になりましたが、他にも巡りたいところがあるので、今日のところは諦めてまた次の機会にしました。残念です~
こんなところもー、
道中、あちこちに野菜の無人販売所がありました。野菜が採れる豊かな自然環境と、他者への信頼関係がなければ成り立たないことです。それができるすばらしい土地だということがわかります。
バス停まで戻り、清水駅に帰りました。午後は次の目的地へー。
じつは朝、ここから富士山を見たとき、ある物に気づいたのです。それは、そびえたつ「巨大な鉄のキリン」たち。2020年1月29日の日記を読んでください。新幹線の三人掛けのほうの車窓から、新富士駅・静岡駅間に巨大な鉄のキリンのようなものが見えて怖いことを書きました。あの場所がどこだかわからなかったのですが、どうやら、ここ清水港だったようです。まさか、この旅で判明するとは。
パッと見近いようなのでそばまで行ってみることにしました。
チョコマカ、チョコマカ
初めてで知らない道に不安でいると、まるで先導してくれるように、こやつがチョコマカと前を。ありがとう。
とりあえず見える方角に向かって歩いていきます。途中、正面に富士山が。午後になって雲が被さっています。午前中に写真が撮れてよかった~
けっこう遠い!巨大だったので近くに見えましたが、けっこう距離があるようです。
しかし、この橋に差し掛かると一気に視界が広がりー、
おおっ、でかい!すごい迫力だ!
もうすぐ目の前に。看板には「袖師第1埠頭」と書かれていました。下にコンテナが並んでいるので、あれを上げ下げするためのものでしょう。ヘトヘトになりながら歩いてきた甲斐がありました。
さらに向こうには5体のキリンがいます。でも、ここで満足しました。今度は実際に作業している場面を見たくなりますね。
ヒッヒッヒ♪
帰り道、清水駅近くの線路沿いでジョウビタキがさえずっていました。あたかも、長時間歩いて疲れたわたしの体をいやすように優しく美しい音色で。ありがとう。
<第二日目につづく>