天才詩人こうやまあきらのブログ!

パワースポット巡り100ヶ所、野球観戦100試合、日本酒100銘柄の年間トリプル100を目指して

パワースポット(900)記念回 関東総鎮護 大山阿夫利神社・上社 【後編】

 

パワースポット! 

パワースポ ッター!!
パワースポッテスト!!!
より強いパワースポットを求めて全国を旅します!

 

パワースポットとは何か?
ウェブを見れば、それこそ風水師、占い師、スピリチュアル・カウンセラー、パワースポット・マニア・・・等、さまざまな立場の方が独自の定義をもっておられるようです。
このわたしも定義をもっていて、その定義は「与えられた限りある命を、精一杯生きていく上で、そのエネルギーを充電できる場所」というもの。具体的には、「こめかみ辺りに、キーンという痛みがくる場所」を指します。この感覚はわたし独自のものであり、ほかに聞いたことがないのですが、その能力にはかなり自信をもっているのです。
そんな(自称)第一級パワースポット鑑定士が「年間100ヵ所」を目指してパワースポット巡りをおこないます!

 

 

さて、前回でパワースポット巡りも(899)となり、つぎが大台の(900)になります。「関東総鎮護」「国家鎮護」「世界遺産」「御神体が富士山」「日本最高の聖域の一つ」「日本三霊山」・・・と、これまで大台の回には、その記念に相応しい大御所を巡ってきました。

つぎの(900)も、これまでと同じ格式をもつ大御所でなければならないのは言うまでもありません。そうなると、行先はかなり絞られていきます。そこで決めたのが「大山阿夫利神社・上社」でした。(100)のとき、積雪のため断念した上社へ再挑戦することにしました。

 

(100)-大山阿夫利神社・下社

(200)-石清水八幡宮

(300)-日光東照宮

(400)-北口本宮富士浅間神社

(500)-榛名神社

(600)-雄山神社

(700)-武蔵御嶽神社

(800)-筑波山

(900)-大山阿夫利神社・上社 

 

そんなこんなで出発の日がきました(10月2日)。山登りに相応しい晴天の日を待っていたら、このところ休日は台風の来襲が相次ぎ、今日まで伸びていました。天気予報を見ると、今日はずうっと晴れ間が続くようです。

 

 

登山口に100円を払い道中安全御守りをもらいます。あれっ、この御守りって?

 

今回の巡りを後押ししてくれた、コンビニで見かけた御守りじゃないですか。落とした人、大丈夫かなあ・・・

 

ドーン!

門をくぐると、圧倒的にそびえ立つ石段が。いきなりの洗礼に、よいしょ、よいしょ。

 

さすが、霊山に相応しい「『由緒正しい感のある』パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンとくる痛み」が充満しています。

下には小さな石がゴロゴロ、周りには巨石がゴロゴロ。どうやら、これまで巡った霊山、弥山、御嶽山筑波山と同じ巨石系のパワースポットのようです。

 

おやっ、動物のフンだ。・・・えっ、何の獣?・・・クマちゃん!?・・・おれが高校時代(36年前)に培った柔道初段の一本背負いでぶん投げてやるわ!(クマほど、実物とぬいぐるみが違う生き物はありません。出会ったらそうそうに退散しよう)

 

はー、はー

 

恒例の野鳥シリーズ!

道中ずうっと、上空をジージー♪とヤマガラが飛んでいました。木々が生い茂って姿は見えません。はじめは複数羽いるように思いましたが、どうやら同じ一羽がついてきているみたいです。まるで、「汗をかきかき、一歩一歩踏みしめながら、なかなか進まない人間を見て、なんて不便な生き物なんだろうと心配しているようかのよう」でした。ほっといてくれよー

 

ふー、ふー

疲れが溜まってきた頃に、御神木がありました。周囲にはけっこう強めのキーンが放たれています。ここでパワーを充電。なにしろ頂上はまだまだ先なので。

 

手をつきながら、巨石をまたいで、よっこらしょっと。

登山者には白人さんが何人もいました。みなさん、身長190センチ、体重100キロぐらいの、いかにも登山に不向きな体つきなのに、このような登りにくい場所も、ひょいひょい登っていきます。そして、あっという間に見えない場所まで行ってしまい、口あんぐりになりました。体力の違いは如何ともし難いですね。スポーツの国際大会でよく見られる光景です。

 

しゃがみこんで写真を撮っている人から、これは貴重な花なのだと教えていただき、わたしもパチリと。花の名前は・・・忘れました(苦笑)

 

富士見台に着きました。おおー、さすが、富士見台というだけあって富士山がはっきり見える。向こうを登っている登山者も、こっちを見ているかもしれません。おおーい元気かあ?こっちに向かって手を振ってくれー

 

ひー、ひー

 

アントニオ猪木の入場曲「イノキボンバイエ」を流しながら登っている男性と出くわしました。同世代ぐらいで、思いつめた顔をしていました。昨日、訃報が流れた猪木ファンなのでしょう。追悼のために登拝しているのかもしれません。子どもの頃はよくテレビで観ていました。その後ろ姿にそっと手をあわせ、わたしも便乗して追悼させていただきました。

 

ところどころに、その難易度を競うかのように積み石が置かれていました。これを、賽の河原のような信仰的・呪術的なものに見ると心苦しくなってしまうので、最近では「山のアート作品」として見るようにしています。

しばし、作品展をご覧ください。

 

 

 

この鳥居をくぐると、パワーがぐっと増してきて、張り詰めたような緊張感に包まれました。いよいよ、9年間待った上社へ、聖域感がぐっと増してきます。

 

さあ、山頂に着きました!

 

上社、どこ?どこ?こちら?ぱん!ぱん!っと。

(・・・うーん、なんか違うような)

 

あっ、こちらかな?ぱん!ぱん!っと。

(・・・うーん、なんか違うような気もするけど。・・・ま、いいかっ)

 

標高が1200メートルもあるので、眺望には目を見張るものがあります。

山頂からの眺めがこちら。晴天まで待ったかいがありました。ほんとすばらしい!

 

正面奥には新宿と見られる高層ビル群、右手には三浦半島が横たわっていました。隣にいた子どもたちが「スカイツリーだ!」とか「横浜ランドマークタワーだ!」と興奮しています。よく見えませんでしたが、実際に見えるのでしょう。

 

昨年末には、こっちから見ていた「小田原」の町並みと真鶴岬です。また一番奥にピョコンと頭が見えるのは伊豆半島の「大室山」だと思います。「2018年ゴールデンウィーク 伊豆パワースポット巡りの旅」で登りました。


上りはそうでもなかったものの、下りは足元が滑りにすべって3度すっころびました。見かねた小学生ぐらいの男児に「下りはすべるので、気をつけてくださいね」と諭されたほどでした。くやし~(苦笑)

1時間かけて下社まで戻ると、帰りの時間を考えて、女坂を徒歩ではなくケーブルカーで下ることにしました。そうしたら、足だと40分かかる距離を、ものの5分で下山。文明の利器の威力をまざまざと見せつけられました。

 

心残りだった上社へ参拝することができて、ほんと大成功に終わった(900)回記念でした。・・・とはいうものの、本当にあれが上社だったのか、一抹の不安がありますが・・・ま、いいじゃないですか~、楽しい登拝ができたので。

その記憶を留めておこうと、頂上で刀型の「登拝之証」を買いました。今ではずうっと御守りとしてカバンにつけています。

 

帰りは逆順に神奈中バス小田急線、南武線と乗り継ぎ京王線分倍河原駅に着きました。夕方5時半すぎ、駅から見えた大山です。ほんの2時間前まであの頂上にいたかと思うと感慨深くなりました。見所のすべてを巡れたわけではないので、再・再挑戦してみたいと思います。

 

<おわり>