♪ この美しい日本列島に(ラララ~)
クワガタ民族と大和民族の美しい共同体を作りたい(ルルル~)
さあ、手をとりあって
夢の社会を作ろうよ(ンンン~)
おお、われらが国虫会
栄光の国虫会
大日本国虫会 ♪
2013年9月、駅前大型スーパーで売れ残っていた可哀想なクワガタを引き取ってやりました。はじめは、可哀想で引き取っただけでしたが、その魅力にとりつかれていくようになりました。そのうち、日本に「国虫」が決まっていないことに気づき、この魅力あるクワガタを「日本の国虫にしよう」という高い志をもつようになりました。そして、ついに、その志を遂げるべく「国虫会」を結成しました。総裁をはじめ要職にはわたしが就き、国民運動を巻き起こしたいと考えております。どうか、ご参加のほどよろしくお願い申し上げます。
国虫会 総裁(兼)会長(兼)理事長(兼)幹事長(兼)広報部長(兼)仕入部長(兼)飼育部長 こうやまあきら
9月に入ったというのに、まだ30度を超える暑い日が続いています。なにしろ国虫会総本部(うちのアパート)は古い木造建築ゆえ、室内温度はさらに2、3度高くなります。こんな温度じゃあ、クワガタにはキツいでしょう。今までは、保冷剤や短時間のクーラーで対処してきました。しかし、それでは限界があります。日中、ずうっとクーラーの効いている涼しい場所がないか、ずうっと探していました。
そんなある日、勤務中、理想的な場所を発見してしまいました。そこは、ここ・・・「会社の給湯室の奥、カーテンで仕切られている段ボール箱置き場」です。
朝の出勤時間から退社時間までずうっとクーラーが効いているので日中は20度台ですし、夜間もその効果が残っているので涼しいですし、で理想的な環境かと。この場所を思いついたとき、「ああ、おれはなんて頭が良いんだろう」と自分に感心してしまったほどでした。まさか、積み上げられた段ボールの空き箱の中に、クワガタたちが入っていてガサゴソやっているとは、社員の誰も気づいていないでしょう。
気をつけなきゃいけないのは、「ここを頻繁に出入りする、虫嫌いの女性事務員に見つからないようにする」こと。こういうときのカンには鋭いものがあるのです(もっと、仕事の面でカンが鋭いといいんですけど)。もし、見つかって上層部に告げ口でもされたらリストラは確実です(汗)彼女が給湯室に向かうたびに、キャーッていう悲鳴が聞えてこないか、ドキドキしながらお仕事しています。